フィリップ・バーン＝ジョーンズ

フィリップ・バーン＝ジョーンズ

第だい2代だい準じゅん男爵だんしゃくサー・フィリップ・バーン＝ジョーンズ（Sir Philip Burne-Jones, 2nd Baronet, 1861年ねん10月1日にち - 1926年ねん6月21日にち）は、イギリスの画家がか。ラファエル前まえ派はの画家がかエドワード・バーン＝ジョーンズとジョージアナ・マクドナルドとの間あいだの長男ちょうなん。オックスフォおっくすふぉード大学どだいがく教授きょうじゅで詩人しじんのジョン・ウィリアム・マッケイルは、妹いもうとマーガレット・バーン＝ジョーンズの夫おっとである。

肖像しょうぞう画が、風景ふうけい画が、ポエティック・ファンタジーなど、生涯しょうがいに60点てん以上いじょうの絵えを描えがいた。

生涯しょうがい

フィリップ・バーン＝ジョーンズはロンドンで生うまれた。ウィルトシャーのパプリック・スクール、マールボロ・カレッジで学まなんだ後のち、オックスフォおっくすふぉード大学どだいがくに入学にゅうがく、しかし2年間ねんかん通とおったところで中途ちゅうと退学たいがくした。気落きおちする両親りょうしんをなだめて、ロンドンで絵画かいがの授業じゅぎょうを受うけることを認みとめて貰もらった。

フィリップは真剣しんけんに絵画かいがに取とり組くんだ。彼かれの技術ぎじゅつレベルは高たかく、ロンドンやパリの名なのある画廊がろうで次々つぎつぎと個展こてんを開ひらいた。ロイヤル・アカデミーでは、1898年ねんから1918年ねんの間あいだに11回かいも彼かれの作品さくひんを展示てんじした。1900年ねんには、パリ・サロンが作品さくひんを展示てんじするが、そこでは父ちちエドワードが描えがいたフィリップの肖像しょうぞう画がも（現在げんざいはロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーにある）合あわせて展示てんじされた。フィリップ自身じしんも当時とうじの著名ちょめい人じんたちの肖像しょうぞう画がを多数たすう描えがいている。

有名ゆうめいな父親ちちおやを持もったことで苦労くろうもした。運命うんめいではあるが、フィリップの作品さくひんはよく父ちちの作品さくひんと較くらべられた。

1894年ねんに父ちちエドワードが授さずかった準じゅん男爵だんしゃく位くらいは、1898年ねんの父ちちの死しにより、息子むすこフィリップに引ひき継つがれた。フィリップが熱心ねっしんにそれを望のぞんだのでエドワードが認みとめたのだと言いわれている。

1902年ねん、フィリップはアメリカを訪問ほうもんした。アメリカの社交しゃこう界かいでフィリップは人気にんき者しゃだった。生涯しょうがいのほとんどをロンドンで過すごし、1926年ねんにそこで亡なくなった。

作品さくひん

• 
  『吸血鬼きゅうけつき』（The Vampire, 1897年ねん）
• 
  「イレーヌ・スペンサーの肖像しょうぞう」(1912)
• 
  「夏なつの海辺うみべで」(1896)
• 
  ヘンリー・ジェイムズの肖像しょうぞう画が

参考さんこう文献ぶんけん

• Sir Philip Burne-Jones Biography