フォッカー 50

フォッカー 50
要目ようもく一覧いちらん
運航うんこう乗員じょういん	2
乗客じょうきゃく	58（最大さいだい）
初はつ飛行ひこう日び	1985年ねん12月28日にち
導入どうにゅう	1987年ねん2月がつ13日にち
全長ぜんちょう	25.25m
全幅ぜんぷく	29.00m
高たかさ	8.32m
翼つばさ面積めんせき	70.0 m2
エンジン	Pratt & Whitney Canada PW125双発そうはつ
推進すいしん力りょく	1,864 kW (2,500 hp)
機体きたい重量じゅうりょう	12,250 kg
巡航じゅんこう速度そくど	522 km/h
航続こうぞく距離きょり	2,055 km
実用じつよう上昇じょうしょう限界げんかい	7,620 m
総そう生産せいさん数すう	223機き

フォッカー50（Fokker 50）とは、オランダの航空機こうくうきメーカーであったフォッカーが開発かいはつしたターボプロップ双発そうはつ旅客機りょかくきである。また当機とうきはベストセラーであったフォッカー F27を大型おおがた化かしたうえで改良かいりょうした機体きたいで、この旅客機りょかくきもまた前作ぜんさくと同様どうようにセールス的てきに成功せいこうした。

開発かいはつの経緯けいい

フォッカー F27は1958年ねん以来いらい製造せいぞうされており、様々さまざまな改良かいりょうが加くわえられていたが、1980年ねん代だいになると設計せっけいの陳腐ちんぷさが目立めだつようになり受注じゅちゅうが伸のびなくなった。そのためフォッカーの経営けいえい陣じんはエンジンや操縦そうじゅう系統けいとうなどに新あらたな技術ぎじゅつを導入どうにゅうした機体きたいを開発かいはつすることになり、1983年ねんに開発かいはつが始はじまった。

改良かいりょう点てんとしては、エンジンの換かわ装そう、プロペラが6枚まい翅に改良かいりょう、主翼しゅよく端はしでの小型こがたウイングレットの装備そうび、キャビンの近代きんだい化かなどで、F27と比くらべて8割わり以上いじょうが改良かいりょうされた。また、監視かんし用ようなどの派生はせい型がたには、MK2の名称めいしょうがつけられた。

1987年ねんには営業えいぎょう路線ろせんに就航しゅうこうし、フォッカーが倒産とうさんした1996年ねんまで生産せいさんされ続つづけ、2008年ねん現在げんざいも多おおくのフォッカー50が就航しゅうこう中ちゅうである。

日本にっぽんのフォッカー 50

名古屋なごやをエアベースにしているエアーセントラルが中ちゅう日本にっぽんエアラインサービス時代じだいから運用うんようしていた。当時とうじの機体きたい塗装とそうが機首きしゅを赤あかい鼻はなのようなものであったため「ポチ」というニックネームが付ついていたが、全日空ぜんにっくうグループ入いりに伴ともないトリトンカラーになった。2005年ねんから後継こうけい機きであるDHC-8-400（Q400）が導入どうにゅうされ、2009年ねん1月がつ31日にちの仙台せんだい発はつ名古屋なごや/中部ちゅうぶ行くだりのANA1802便びんを最後さいごに退役たいえきする予定よていであった。しかし、悪天候あくてんこうのためANA1802便びんは欠航けっこうし、急遽きゅうきょ翌よく2月がつ1日にちに仙台せんだい発はつ名古屋なごや/中部ちゅうぶ行いきの臨時りんじ便びん（ANA1302便びん）が設定せっていされ、これがラストフライトとなった。

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  エアーセントラルのフォッカー50（旧きゅう塗装とそう）
  （大分おおいた空港くうこう 2005年ねん12月がつ）
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  全日空ぜんにっくう塗装とそうのフォッカー50（旧きゅう塗装とそう）
  （中部ちゅうぶ国際こくさい空港くうこう 2008年ねん5月がつ）

関連かんれん項目こうもく

• フォッカー F27
• フォッカー 100
• フォッカー 70
• フォッカー 60

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