ブズーキ

ブズーキ (ギリシア語ご: μπουζούκι、bouzouki) は現代げんだいのギリシャ音楽おんがく（英語えいご版ばん）で中心ちゅうしんとなる弦楽器げんがっきである。ギリシャの他ほかにもセルビアやボスニア・ヘルツェゴビナといったバルカン半島ばるかんはんとうの民族みんぞく音楽おんがくや、さらにはアイルランド音楽おんがくでも使用しようされる。洋梨ようなしを半分はんぶんに割わったような形かたちのボディと長ながいネック（英語えいご版ばん）を備そなえる。リュート属ぞくに分類ぶんるいされる楽器がっきの一ひとつであり、形状けいじょうはマンドリンと似通にかよっている。演奏えんそうにはピックが用もちいられ、鋭するどい金属きんぞく的てきな音おとを特徴とくちょうとする。

種類しゅるい[編集へんしゅう]

ギリシャのブズーキは、当初とうしょは弦つるが3対たい（6本ほん）だったが、20世紀せいき中期ちゅうき頃ごろに4対たい（8本ほん）の弦つるのタイプも登場とうじょうした。

アイルランド伝統でんとう音楽おんがくのバンド、スウィニーズ・メンに在籍ざいせきしていたジョニー・モイニハンによってアイルランド伝統でんとう音楽おんがくに取とり入いれられ、ドーナル・ラニーによって、ギターのようなフラットバックを持もつ新あたらしいブズーキが開発かいはつされた。この形状けいじょうの楽器がっきを特とくに、アイリッシュ・ブズーキと俗称ぞくしょうする。ギターのボディを持もったブズーキもアイルランド音楽おんがくでは使つかわれている。