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ポマク

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ポマクじんブルガリアПомаци / Pomatsi英語えいご:Pomaks)は、おもに、ブルガリアひとムスリム人々ひとびとす。また、ユーゴスラビア時代じだいマケドニア共和国まけどにあきょうわこくにおけるスラヴけいムスリムのことを場合ばあいもある。

ブルガリアのムスリム

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民族みんぞく衣装いしょうけたポマクじん(1934ねん)

ブルガリアにおけるポマクじんは、オスマン帝国ていこく支配しはいで、キリスト教きりすときょうからイスラム教いすらむきょう改宗かいしゅうしたブルガリアじん子孫しそんである。その名前なまえはポムチェーン помъчен拷問ごうもんされた) あるいは ポマガーチ помагач占領せんりょうしゃへの協力きょうりょくしゃ)に由来ゆらいする。 ブルガリア母語ぼごとし、同国どうこくトルコけい住民じゅうみんやそののムスリムとじりわないし、ブルガリアせい教徒きょうとたちともことなるアイデンティティつ。ブルガリア政府せいふはポマクじんを「少数しょうすう民族みんぞく」というより「宗教しゅうきょうてき少数しょうすう」となしている。

ブルガリア国外こくがいのブルガリアけいムスリム

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ギリシア

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ギリシア政府せいふは、ギリシアりょうむムスリムがはなすのはトルコのみだとみなして、ムスリムたちを教育きょういくするじょうでトルコのみを使用しようするようにしてきたので、かれのポマクはほとんどがブルガリアとトルコとバイリンガルであり、トルコしかはなせないものもいる。また、ブルガリアはなすといってもそれはトルコギリシア相当そうとう程度ていど影響えいきょうされたものであり、本国ほんごくのブルガリア標準ひょうじゅんとはおおきなへだたりがある。

トルコにおいてもポマクのコミュニティーは存在そんざいし、人数にんずう規模きぼは12まんにん程度ていどだと概算がいさんされている。しかし、トルコ政府せいふはポマクのことも少数しょうすう民族みんぞくとして承認しょうにんしておらず、トルコにむポマクは多分たぶんにトルコされている。そのためかれらのうちにはみずからをトルコじん自認じにんするものもいる。

マケドニア共和国まけどにあきょうわこく

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ブルガリアじんあいだでは、マケドニアはブルガリア一部いちぶであるとみなされており、マケドニア母語ぼごとするムスリムはポマク(ムスリム・ブルガリアじん)であるとられている。これらの人々ひとびとは、みずからを「ポマク」、「トルベシュ」、あるいは「マケドニアじん」とする民族みんぞく自認じにんっている。ユーゴスラビア時代じだいは、かれらは民族みんぞく自認じにんとして「ムスリムじん」を名乗なのっていた。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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