ポーランド元帥げんすい

元帥げんすい杖つえ（ブワヴァ）

イグナツィ・モシチツキ大統領だいとうりょうから元帥げんすい杖つえ（メイス）を授さずかるルィツ＝シミグウィ。1936年ねん11月がつ10日とおか、ワルシャワ

ポーランド元帥げんすい（ポーランドげんすい、ポーランド語ご:Marszałek Polski）は、ポーランド軍ぐんの最高さいこう位階いかい級きゅう。歴代れきだい6人にんの軍人ぐんじんにのみ与あたえられた。現在げんざい、この階級かいきゅうはNATO軍ぐん内ないの各国かっこく軍ぐんにおける元帥げんすい (OF-10) に相当そうとうする。

この階級かいきゅうは、戦時せんじ中ちゅうの勝利しょうりに貢献こうけんした陸軍りくぐん軍人ぐんじんにのみ与あたえられたため、今日きょうまで生いきているポーランド元帥げんすいはいない。現在げんざいの最高さいこう階級かいきゅうは四よんツ星ぼしの大将たいしょう位いであり、これは2002年ねん8月がつ15日にち、チェスワフ・ピョンタス (Czesław Piątas) ポーランド陸軍りくぐん参謀さんぼう総長そうちょうに授さづけられた。

以下いか全員ぜんいんがポーランド元帥げんすいを務つとめた

• 1920年ねん - ユゼフ・ピウスツキ (1867–1935年ねん)
• 1922年ねん - フェルディナン・フォッシュ (1851–1929年ねん) （フランス元帥げんすい及およびイギリス陸軍りくぐん元帥げんすい）
• 1936年ねん - エドヴァルト・ルィツ＝シミグウィ (1881–1941年ねん) （自己じこによる昇進しょうしん）

元帥げんすいの階級かいきゅうを持もつポーランド人民じんみん軍ぐん (LWP) の軍人ぐんじん:

• 1945年ねん - ミハウ・ロラ＝ジミェルスキ (1890–1989年ねん)
• 1949年ねん - コンスタンティ・ロコソフスキ (1896–1968年ねん)（ソ連邦それんぽう元帥げんすい）
• 1963年ねん - マリアン・スピハルスキ (1906–1980年ねん)

ヴォイチェフ・ヤルゼルスキは、1980年代ねんだい、同僚どうりょうからの推奨すいしょうにもかかわらず、ポーランド元帥げんすいへの昇進しょうしんを断ことわった。(おそらくマリアン・スピハルスキの為ため。）