マーク・サンチェス

マーク・サンチェス

Mark Sanchez
ジェッツ時代じだいのサンチェス
基本きほん情報じょうほう
ポジション	クォーターバック
生年月日せいねんがっぴ	(1986-11-11) 1986年ねん11月11日にち（37歳さい）
出身しゅっしん地ち	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく カリフォルニア州しゅうロングビーチ
身長しんちょう:	6' 2" ＝約やく188cm
体重たいじゅう:	227 lb ＝約やく103kg
経歴けいれき
大学だいがく	南みなみカリフォルニア大学だいがく
NFLドラフト	2009年ねん / 1巡じゅん目め全体ぜんたい5位い
初はつ出場しゅつじょう年ねん	2009年ねん
初はつ出場しゅつじょうチーム	ニューヨーク・ジェッツ
所属しょぞく歴れき
2009-2013 ニューヨーク・ジェッツ 2014-2015 フィラデルフィア・イーグルス 2016* デンバー・ブロンコス 2016 ダラス・カウボーイズ 2017 シカゴ・ベアーズ 2018 ワシントン・レッドスキンズ *オフシーズンまたはプラクティススクワッドとしての所属しょぞくのみ
NFL 通算つうさん成績せいせき
TD/INT 86/84 パス成功せいこう率りつ 56.7% パス獲得かくとくヤード 15,126 QB レーティング 74.3 ラン獲得かくとくヤード 451 TDラン 13 Player stats at NFL.com

マーク・サンチェス（Mark Travis John Sanchez , 1986年ねん11月11日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニア州しゅうロングビーチ出身しゅっしんの元もとプロアメリカンフットボール選手せんしゅ、ESPNカレッジフットボールアナリスト。現役げんえき時代じだいのポジションはクォーターバック（QB）。

経歴けいれき

高校こうこう時代じだいまで

1986年ねんにカリフォルニア州しゅうロングビーチでメキシコ系けい移民いみん3世せいとして生うまれる。サンタ・マルガリタ・カトリック高校こうこうに進学しんがくし、2年生ねんせいの時ときに初はじめてクォーターバックとしてプレーする。高校こうこう時代じだいには野球やきゅうもプレーしていて、投手とうしゅと三塁手さんるいしゅを務つとめていた。

3年ねん次つぎにミッション・ヴィエホ高校こうこうへ転校てんこう。QBの育成いくせいに実績じっせきのあるボブ・ジョンソンコーチ（元もとNFL選手せんしゅのロブ・ジョンソンの父ちち）に指導しどうを受うけるための転校てんこうであったが、ここで一気いっきに才能さいのうが開花かいか。1シーズンで2,600ヤードのパスを通とおし、29TDを記録きろく。一躍いちやく有名ゆうめい大学だいがくから注目ちゅうもくを浴あびる存在そんざいになった。サンチェスは自身じしんの憧あこがれの選手せんしゅであるカーソン・パーマー（シンシナティ・ベンガルズ）の母校ぼこうであることや、ピート・キャロルコーチの指導しどうを受うけられることを理由りゆうにカレッジフットボールの名門めいもん、南みなみカリフォルニア大学だいがく（USC）へ進学しんがくする。

南みなみカリフォルニア大学だいがく（USC）

ファン・報道陣ほうどうじんに囲かこまれるサンチェス

南みなみカリフォルニア大学だいがく（以下いか、USC）では、ピート・キャロルからスローイングの指導しどうを受うけ、同時どうじにQBとして必要ひつような判断はんだん力りょくを培つちかった。1年ねん次じには3試合しあいに出場しゅつじょうしパス7本ほん中ちゅう3本ほんを成功せいこう63ヤード獲得かくとく、被ひインターセプト1回かいの成績せいせきで終おえた。2年ねん次じにはシーズン開幕かいまく直前ちょくぜんの秋あきになってから右手みぎての親指おやゆびを負傷ふしょうしてアイダホ大学だいがくとの開幕かいまく戦せんを欠場けつじょうした。エースQBのジョン・デビッド・ブーティが右手みぎての指ゆびを骨折こっせつしスタンフォード大学だいがくに23-24と負まけた次つぎのアリゾナ大学だいがく戦せんで先発せんぱつQBとなった。10月13日にちに行おこなわれたその試合しあいで彼かれは前半ぜんはんに2度どのインターセプトを与あたえたが後半こうはん15本ほん中ちゅう11本ほんのパスを成功せいこうさせ74ヤード、1タッチダウンをあげて20-13でチームは勝利しょうりした。この試合しあい彼かれはパス31本ほん中ちゅう19本ほんを成功せいこう、130ヤードを投なげて1タッチダウンパスをあげ、2インターセプト、3サックを喫きっした。翌週よくしゅう行おこなわれたノートルダム大学だいがく戦せんではパス38本ほん中ちゅう23本ほん成功せいこうで235ヤードを獲得かくとく、4タッチダウンパスをあげインターセプトは0であった。翌週よくしゅうのオレゴン大学だいがく戦せんでも先発せんぱつしたが後半こうはんにマシュー・ハーパーに2インターセプトされた。翌週よくしゅうのオレゴン州立しゅうりつ大学だいがく戦せんではブーティが復帰ふっきし彼かれは再ふたたび控ひかえに回まわった。この年とし彼かれは695ヤードを獲得かくとくし7タッチダウン、5インターセプトで終おえた。

2008年ねんの春はるのキャンプでの結果けっか、彼かれは秋あきのキャンプでのエースQBに任命にんめいされたが、秋あきのキャンプ第だい1週しゅうに負傷ふしょうし3週間しゅうかんほど練習れんしゅうを休やすんだ。バージニア大学だいがくとの開幕かいまく戦せんには無事ぶじ先発せんぱつ出場しゅつじょうしパス35本ほん中ちゅう26本ほんを成功せいこう、自己じこベストの338ヤードを投なげて3タッチダウン、1インターセプトの成績せいせきを残のこした。3年ねん次つぎにようやく先発せんぱつQBのポジションに定着ていちゃくした。3年ねん次じには全ぜん試合しあいに先発せんぱつし、USCを12勝しょう1敗はいの好成績こうせいせきに導みちびいた。翌年よくねん1月がつ1日にちのローズボウル（vsペンシルベニア州立しゅうりつ大学だいがく）では、自己じこベストとなる413パスヤード、ローズボウル新しん記録きろくとなるパス成功せいこう率りつ80%（28/35）をマークし、オフェンスの最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに輝かがやいた。パスで413ヤード獲得かくとくしたのはUSC史上しじょう4位いの記録きろくであり、2002年ねんのノートルダム大学だいがく戦せんでカーソン・パーマーが425ヤードを投なげて以来いらいの数字すうじであった。この年とし彼かれは大学だいがく史上しじょう2位いとなるシーズン34タッチダウンパス（歴代れきだい1位いは2003年ねんにマット・ライナートが38タッチダウン）、10インターセプトの成績せいせきを残のこした。

その直後ちょくごに、アーリーエントリーでのNFL入いりを宣言せんげん。USCのQBがアーリーエントリーでプロ入いりするのは史上しじょう2人にん目めであった。最終さいしゅう学年がくねんを待またずしてプロ入いりすることについてはキャロルヘッドコーチなどより反対はんたいの声こえもあったが、サンチェスは2009年ねんのドラフトの方ほうが翌年よくねんを待まつよりも上位じょうい指名しめいを受うける可能かのう性せいが高たかいと判断はんだんし、プロ入いりを決意けついした。

2009年ねんのNFLドラフトでは、マシュー・スタッフォード（デトロイト・ライオンズから全体ぜんたい1位い指名しめい）と並ならぶ注目ちゅうもくQBとしてリストアップされ、1巡じゅん目め（全体ぜんたい5位い）でニューヨーク・ジェッツから指名しめいを受うける。ジェッツは本来ほんらい全体ぜんたい17番目ばんめでの指名しめい予定よていであったが、ケニオン・コールマン、エイブラム・イーラム、ブレット・ラトリフの3選手せんしゅの放出ほうしゅつと全体ぜんたい17番目ばんめ、52番目ばんめの指名しめい権けんを犠牲ぎせいにしたトレードアップにより指名しめい順位じゅんいを繰くり上あげ、待望たいぼうの先発せんぱつQB候補こうほであるサンチェスを指名しめいした。ジェッツでは前年ぜんねんブレット・ファーヴがエースQBとしてプレーし、去就きょしゅうを明あきらかにしていなかったがトレードアップでジェッツがサンチェスを指名しめいしたことは驚おどろきを与あたえた。

ニューヨーク・ジェッツ

2009年ねん6月がつ10日とおか、サンチェスはジェッツと5年ねん総額そうがく6,000万まんドル（出来高できだか込こみ）で契約けいやくに合意ごういした。前年度ぜんねんど限かぎりで退団たいだんした名なQBブレット・ファーブの後釜あとがまとして期待きたいされており、2009年ねんシーズンに向むけて、ケレン・クレメンスと先発せんぱつQBの座ざを争あらそった末すえ、開幕かいまく戦せんから先発せんぱつ出場しゅつじょうを果はたし3連勝れんしょうを達成たっせいした。その後ご3連敗れんぱいや怪我けがによる欠場けつじょうでクレメンスに先発せんぱつの座ざを譲ゆずったが復帰ふっき後ご先発せんぱつの座ざに戻もどり最終さいしゅう週しゅうのシンシナティ・ベンガルズ戦せんを勝利しょうりに導みちびきチームはプレーオフ進出しんしゅつを果はたした。この年としチームは新しんヘッドコーチ、レックス・ライアンのもとで戦たたかったが、1年ねん目めのヘッドコーチ、新人しんじんQBでプレーオフ進出しんしゅつはNFL史上しじょう3回かい目めの快挙かいきょであった。

ワイルドカードプレーオフのベンガルズ戦せんではパス成功せいこう率りつ80%の活躍かつやくでベンガルズを敵てき地ちで破やぶり、ディビジョナルプレーオフのサンディエゴ・チャージャーズ戦せんも17-14と勝利しょうりしたが、AFCチャンピオンシップゲームでインディアナポリス・コルツに敗やぶれて第だい44回かいスーパーボウル出場しゅつじょうを逃のがした。

この年とし、レギュラーシーズン15試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょうし、2,444ヤードを投なげて12タッチダウン、20インターセプト、QBレイティング63であったが、プレーオフではQBレイティング92.7と堅実けんじつなプレーを見みせた。

2010年ねんはインターセプトを前年ぜんねんより減へらした。

第だい15週しゅうのピッツバーグ・スティーラーズ戦せんでは右肩みぎかたを痛いためた。ワイルドカードプレーオフではインディアナポリス・コルツを破やぶり、ディビジョナルプレーオフではニューイングランド・ペイトリオッツ戦せんでは3タッチダウン、インターセプトなしの活躍かつやくを見みせて第だい13週しゅうには3-45で敗やぶれた相手あいてを28-21で破やぶったがAFCチャンピオンシップゲームでピッツバーグ・スティーラーズに敗やぶれ2年ねん連続れんぞくあと一いち歩ほのところでスーパーボウル出場しゅつじょうを逃のがした。

2011年ねん、ロックアウト中なかの5月がつ、サントニオ・ホームズ、ブレイロン・エドワーズの残留ざんりゅうを希望きぼうするコメントを出だした。また自身じしんで攻撃こうげきの主力しゅりょく選手せんしゅによるキャンプを主催しゅさい、これにはラダニアン・トムリンソン、ジャスティン・ケラー、ブレイロン・エドワーズなどが参加さんかした。

第だい12週しゅうのバッファロー・ビルズ戦せんでは自己じこベストの4タッチダウンをあげる活躍かつやくを見みせて勝利しょうりに貢献こうけんした。チームはこの年とし8勝しょう8敗はいでプレーオフを逃のがし、サンチェスやオフェンスコーディネーターのブライアン・ショッテンハイマーには批判ひはんが集中しゅうちゅうし、ショッテンハイマーは退団たいだんしたが、ウッディ・ジョンソンオーナーやレックス・ライアンヘッドコーチはサンチェスを擁護ようごした。

2012年ねん3月がつ、ジェッツと3年間ねんかん4050万まんドルの契約けいやく延長えんちょうを果はたした。その一方いっぽうでジェッツは、ティム・ティーボウをデンバー・ブロンコスからトレードで獲得かくとくした。

2012年ねんのバッファロー・ビルズとの開幕かいまく戦せんでは、パス27回かい中ちゅう19回かい成功せいこう、266ヤード、3TDパスを決きめて48-28で勝利しょうりしたものの、続つづく4試合しあいで1999年ねんにボルチモア・レイブンズのストーニー・ケイスが記録きろくして以来いらいとなる、4試合しあい連続れんぞくでパス成功せいこう率りつ50%を切きる乱調らんちょうで、チームは2勝しょう3敗はいとなった。メディアやファンからは不調ふちょうのサンチェスに代かわってティーボウを先発せんぱつQBとして起用きようするべきという声こえが高たかまった。10月14日にちのインディアナポリス・コルツ戦せんでは、パス18回かい中ちゅう11回かい成功せいこう、82ヤード、2TDパスの成績せいせきで、チームは35-9で勝利しょうりしたが、翌週よくしゅうのニューイングランド・ペイトリオッツ戦せんでは、パス成功せいこう率りつ68%と40回かい以上いじょうパスを投なげた試合しあいでは、自己じこベストの成功せいこう率りつをあげたが、第だい2Qにション・グリーン、コンラッド・ルーランドがアンダーニースでワイドオープンであった状況じょうきょうで、スティーブン・ヒルへ34ヤードのパスを通とおそうとしてインターセプトされた。オーバータイムにロブ・ニンコビッチにサックされ、ボールをファンブルロス、試合しあいに敗やぶれた。この試合しあいで左手ひだりての親指おやゆびを突つき指ゆびした。11月11日にちのシアトル・シーホークス戦せんではパス22回かい中ちゅう9回かい成功せいこう、124ヤード、1インターセプトに終おわった。11月18日にちのセントルイス・ラムズ戦せんでパス20回かい中ちゅう15回かい成功せいこう、178ヤード、1TDの成績せいせきをあげて、チームは27-13で勝利しょうり、4勝しょう6敗はいとなった。翌週よくしゅうに行おこなわれたペイトリオッツとのこの年とし2度目どめの対戦たいせんで、パス36回かい中ちゅう26回かい成功せいこう、1TD、1INTの成績せいせきをあげたが、2度どのターンオーバーをいずれもTDに結むすび付つけられ19-49で大敗たいはいした。12月2日にちのアリゾナ・カージナルス戦せんでは3回かい目めのインターセプトを喫きっした後のち、ベンチに下さげられて、グレッグ・マッケロイが交代こうたい出場しゅつじょう、ジェフ・カンバーランドへのTDパスにより、チームは7-6で勝利しょうりした。サンチェスは翌週よくしゅうのジャクソンビル・ジャガーズ戦せんでも先発せんぱつし、パス19回かい中ちゅう12回かい成功せいこう、111ヤード、ファンブルロスを喫きっし、それがあいてFGにつながったが、17-10でチームは勝利しょうりした。プレーオフ争あらそいには負まけられない一いち戦せん、テネシー・タイタンズとの試合しあいで4インターセプト、1ファンブルロストを喫きっし、10-14でチームは敗やぶれた。翌週よくしゅうの試合しあいではマッケロイが先発せんぱつQBに指名しめいされ、マッケロイが負傷ふしょうしたことから、最終さいしゅう週しゅうは再ふたたびサンチェスが先発せんぱつした。この年としパス成功せいこう率りつは、54.3%、13TD、18INTに終おわった。またキャリアワーストの14ファンブルを喫きっしている。

2013年ねんのドラフト2巡じゅんでジェッツは、ジーノ・スミスを指名しめい、ジョン・イドジクゼネラルマネージャーは、サンチェスがスミス、デビッド・ギャラード、マッケロイと先発せんぱつQB争あらそいに臨のぞむことになると語かたった。その後ご、プレシーズンでもまずますの活躍かつやくを見みせた上うえに、先発せんぱつ争あらそいをしていたジーノ・スミスの不調ふちょうによりサンチェスの開幕かいまく先発せんぱつが確実視かくじつしされたが、プレシーズン第だい3週しゅうのニューヨーク・ジャイアンツ戦せんで右肩みぎかたを負傷ふしょうし、開幕かいまく戦せん出場しゅつじょうは絶望ぜつぼう的てきとなった。

2013年ねん9月がつ14日にち、復帰ふっき指定してい付つきの故障こしょう者しゃリストに登録とうろくされた。このため復帰ふっきは早はやくても第だい10週しゅう以降いこうとなった。その後ご10月がつ8日にちに肩かたの手術しゅじゅつを行おこない、残のこりシーズンを全休ぜんきゅうすることが発表はっぴょうされた。2014年ねん3月がつ21日にち、ニューヨーク・ジェッツから解雇かいこされた。

フィラデルフィア・イーグルス

イーグルス時代じだいのサンチェス

2014年ねん3月がつ28日にち、フィラデルフィア・イーグルスと契約けいやくしたことが発表はっぴょうされた。イーグルスでは先発せんぱつQBニック・フォールズの控ひかえの座ざをUSCの後輩こうはいであるマット・バークリーと争あらそった。プレシーズンでは３試合しあいでパス31回かい中ちゅう25回かい成功せいこう、281ヤード、3TDパス、1インターセプトで112.5と好調こうちょうで、ニック・フォールズに次つぐ2番手ばんてQBに定着ていちゃくした。第だい9週しゅうのヒューストン・テキサンズ戦せんの第だい1Qにフォールズが負傷ふしょうしたため途中とちゅう出場しゅつじょうし、パス22回かい中ちゅう15回かい成功せいこう、202ヤード、2タッチダウン、2インターセプトの活躍かつやくを見みせ、チームを31-21で勝利しょうりに導みちびいた。その後ご最終さいしゅう週しゅうまで先発せんぱつを務つとめ、先発せんぱつQBとして4勝しょう4敗はい（チームは10勝しょう6敗はい）でチームはプレイオフ出場しゅつじょうを逃のがした。この年とし2,418ヤードを投なげ、パス成功せいこう率りつは64.1%、14TD、11INTに終おわった。

2015年ねん3月がつ、イーグルスと2年間ねんかん最大さいだい1600万まんドルで契約けいやく延長えんちょうを果はたした。

デンバー・ブロンコス

2016年ねん3月がつ11日にち、条件じょうけん付つきで2017年ねんのドラフト7巡じゅん指名しめい権けんと引ひき換かえに、デンバー・ブロンコスにトレードされた。

プレシーズン初戦しょせんのベアーズ戦せんでは1TDを決きめるも1INTを献上けんじょう。その後ごも調子ちょうしは振ふるわず、ブロンコスの先発せんぱつQBの座ざをトレバー・シーミアンに奪うばわれた。サンチェスはプレシーズン中ちゅうにブロンコスを解雇かいこされた。

ダラス・カウボーイズ

ブロンコスから解雇かいこされたサンチェスは、その数日すうじつ後ごにダラス・カウボーイズと契約けいやくした。正ただしQBトニー・ロモの負傷ふしょうがあったが、代役だいやくは新人しんじんQBダック・プレスコットが指名しめいされ、3試合しあいの出場しゅつじょうで終おわった。

シカゴ・ベアーズ

2017年ねん3月がつ、シカゴ・ベアーズと契約けいやく。

ワシントン・レッドスキンズ

2018年ねんシーズンはワシントン・レッドスキンズに所属しょぞく。2019年ねん7月がつに引退いんたいが報ほうじられ、カレッジ・フットボールのアナリストに転身てんしんするとされている。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

強肩きょうけんとパスコントロールが持もち味あじのポケットパサーであり、クイックリリースでパスラッシュを回避かいひする。また、バランスの取とれた堅実けんじつなフットワークもあり、敵てきディフェンスによるブリッツを交かわしながらもポケット内ないに留とどまってパスのターゲットを探さがすことができる。高校こうこう時代じだいから常つねにパス主体しゅたいのシステムでプレーしてきたため、パスの投なげ分わけは非常ひじょうに巧たくみであると評価ひょうかされている。NFLネットワークのアナリストであるマイク・メイロックは、サンチェスをマット・ライアン（アトランタ・ファルコンズ）に似にたタイプのQBだとしており、「正確せいかくなパス、的確てきかくな読よみに、十分じゅうぶんな肩かたの強つよさを持もっている」と高たかく評価ひょうかしている。

一方いっぽうで、大学だいがく時代じだいの先発せんぱつ試合しあい数すうが16試合しあいと少すくないことに起因きいんする経験けいけん不足ふそくや、ロングパスの精度せいどの甘あまさがウィークポイントだとされる。また、インターセプトやファンブルでのターンオーバーが非常ひじょうに多おおく、しばしば批判ひはんの対象たいしょうとなっている。

2011・12シーズンで共ともにプレイオフ進出しんしゅつを逃のがした事ことから、サンチェスのフランチャイズQBとしての実力じつりょくがしばしば疑問ぎもん視しされた。特とくに2012年ねんシーズンではサンチェスの不調ふちょうによって、ファンやメディアからもティム・ティーボウを先発せんぱつとして起用きようすべきだという声こえが高たかまるなど常つねに批判ひはんの的まとにされてきた。しかし一部いちぶではジェッツ低迷ていめいの問題もんだいはサンチェスよりもWRやOL陣じんにあると擁護ようごする声こえもある。

メキシコ系けいアメリカ人じん

メキシコ系けいアメリカ人じんであるサンチェスは、メキシコ系けい移民いみんが多おおく住すむカリフォルニア州しゅう出身しゅっしんのヒーローということで、メキシコ系けい移民いみんのシンボル的てき存在そんざいになっている。サンチェス自身じしんも、「自分じぶんがメキシコ系けい移民いみんであることを誇ほこりに思おもう」と語かたっているが、USC3年ねん次つぎにメキシコ国旗こっきの色いろに染そめたマウスピースをはめている様子ようすが全米ぜんべいに放映ほうえいされ、物議ぶつぎを醸かもした。それ以降いこう、そのマウスピースを使つかうのは止とめ、自身じしんのルーツについての言動げんどうには注意ちゅういを払はらうようにしている。

メキシコ系けいアメリカ人じんQBとしてはジム・プランケット、ジョー・カップ、ジェフ・ガルシア、トニー・ロモ、マーク・バルジャーなどがいたが彼かれは移民いみん3世せいであり父方ちちかた、母方ははかたすべてメキシコ系けいアメリカ人家じんか系けいである。

年度ねんど別べつ成績せいせき

USC

年度ねんど	チーム	試合しあい	先発せんぱつ	パス								ラン					QB レート
				Comp	Att	Pct	Yds	YPA	TD	Lng	Int	Att	Yds	Avg	Lng	TD
2006	USC	3	0	3	7	42.9	63	9.0	0	22	1	4	-5	-1.3	4	1	89.89
2007		6	3	69	114	60.5	695	6.1	7	48	5	14	22	1.6	11	0	123.22
2008		13	13	241	366	65.8	3,207	8.8	34	63	10	52	16	0.3	15	3	164.64
計けい		22	16	313	487	64.3	3,965	8.1	41	63	16	70	33	0.5	15	4	153.9

関連かんれん項目こうもく

• ジャーニーマン

外部がいぶリンク

• New York Jets bio （英語えいご）
• Mark Sanchez Stats, News, Photos - New York Jets - ESPN （英語えいご）
• Mark Sanchez Stats, News, Photos - USC Trojans - NCAA College Football - ESPN （英語えいご）
• Mark Sanchez Official Page （英語えいご）

先代せんだい バーノン・ゴルストン ダスティン・ケラー

ニューヨーク・ジェッツ ドラフト1巡じゅん指名しめい 2009年ねん

次代じだい カイル・ウィルソン