ミリオンの○×△□
ミリオンの○×△□ | |
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ジャンル | ファンタジー |
スクウェア・エニックス | |
レーベル | ガンガンコミックス |
2010 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | |
ポータル |
『ミリオンの○×△□』(ミリオンのスペル[1])は、
あらすじ[編集 ]
登場 人物 [編集 ]
主要 人物 [編集 ]
結城 目 (ゆうき さがん)本編 の主人公 。どこにでもいる平凡 な中学 2年生 だったが、亡 くなった祖父 の持 ち物 からミリオンを呼 び出 してしまう。ひょんなことからクラスメイトで好意 を寄 せている山田 を生 き人形 にしてしまい、彼女 を元 に戻 すために魔法 を学 ぶことになる。- クリスエス
学院 では、ミリオンの魔法 を使 ったために文句 なしのトップクラス入 りとなる。 - ゲームをやっている(
文章 で説明 が表示 されるのに慣 れてしまっている)所為 か、わざわざ説明 されないと話 の核心 に気 づかないなど、理解 力 に乏 しい面 を見 せる。 山田 が暴走 した結果 、一部 のクラスメイトなどには山田 と付 き合 っていると思 われている。- ニュースへの
関心 が薄 く、めぐみたちに指摘 されるまで誘拐 事件 が魔法 がらみだと気 づかなかった。 - ミリオン
自称 大 魔 導 士 。さがんの祖父 が持 っていた黒 い本 の中 から出 てきた謎 の生 き物 。陽炎 のような姿 をしている。左目 を閉 じているが、悪 い本性 を見 せるときは怖 い顔 になるとともに開 く。名前 は所有 者 が決 めることになっており、さがんの祖父 が以前 の所有 者 だった。基本 的 に所有 者 以外 の人間 には姿 が見 えないが、動物 には見 えるらしい。苦手 なものは犬 。- あっけらかんとしたかなり
適当 な性格 だが、さがんにわざと生 き人形 の魔法 を使 わせて楽 しむなど、その本性 は計 り知 れない。魔法 の実力 は相当 なもので、嫌 いな人間 を口内 炎 にかからせる程度 のものから、スカーレットを驚 かせるような強力 な魔法 まで使 いこなせる。 - さがんの
祖父 に「本 の中 で待 っている」ように言 われずっと待 っていたが、そのまま忘 れさられてしまったため強 い孤独 を感 じ、一緒 に遊 んでくれる人間 を探 していた。一緒 にいる陽炎 のようなものは、孤独 感 を紛 らすためにミリオンが作 り出 した自 らの分身 である。 - 4
巻 では人 型 (外見 年齢 は8歳 )に変身 できるという能力 を披露 した。ただし、この姿 になるとさがんに返 しがいってしまうらしく、最後 には倒 れてしまった。ちなみに、普段 のときは不明 だが、人 型 時 の性別 は女性 。この姿 になると他 の人 にも姿 が見 えるようになる。通常 のリズムで術 を使 いつつ、ステップで別 のリズムを刻 むことで同時 に違 う術 を発動 させることが可能 。この際 、まるで踊 っているように見 える。 後 に、祖父 の人物 像 と持 ち主 だったという人物 の人物 像 が異 なることから、さがんの祖父 は実 は彼 の持 ち主 ではなく、戦災 で本当 の持 ち主 の手 から離 れた本 をたまたま入手 した、という真相 が判明 した。山田 真 終 (やまだ マフィン)- さがんのクラスメイト。テニス
部 。誰 にでも優 しい明 るい少女 で、さがんが想 いを寄 せる子 。意外 と胸 が大 きい。自分 の名前 にコンプレックスがあり、そのことをからかった平山 に対 してはむかつくと言 う印象 を持 っている。 - ミリオンが「
恋 のおまじない」と称 した生 き人形 の魔法 をかけられたことにより、さがんの言 う通 りにしか動 かないようになってしまった。普段 はさがんの「普通 通 りに生活 するように」という命令 に従 っているが、心 がないために「笑 う」ことだけはできない。 自意識 のようなものはないが、「以前 どういうことを思 っていたか」「どうやって生活 するか」など過去 の情報 などは持 っているため、最低限 の生活 は問題 なく行 えている。また、さがんと意識 が常 にリンクしており、(意識 ・無意識 を問 わず)命令 や願 いを受 けるとそれを叶 えるために行動 しようとする。ただし、バカにされてさがんがほんのちょっと傷 ついた程度 でさがんの命令 を無視 して平山 に食 って掛 かったりしたかと思 えば、自分 にゲーム機 を買 う際 の散財 に嘆 いていたときは「大丈夫 ?」と気 にかける程度 で終 わらせているなど、その行動 はいささか不安定 である。挙句 、いつも一人 でいることを指摘 された際 に勝手 に「結城 君 とずっと一緒 にいた」と口走 った結果 、平山 などからさがんと付 き合 っていると思 われている。なお、「一緒 に寝 たい」という密 かな願 いを読 み取 って実行 しようとしたが、「エロい願 いは聞 かなくていい」という命令 を上書 きされた。母親 は別居 、父親 は仕事 で深夜 にしか帰 ってこないため、常 に孤独 の毎日 を送 っている。周囲 にそのことがばれるのを嫌 がっており、さがんもき出 すまで知 らなかった。復活 したシスの協力 を得 たことで、無事 術 から復帰 することに成功 。その際 、実 は術 が不完全 で生 き人形 状態 でも自我 がかすかに残 ったままであり、当人 もその時 のことを覚 えていることも判明 した。そのため、生 き人形 にされたことに関 しても、大事 にしてくれたこともあって悪 くは思 っていない様子 。魔法 の世界 を知 ったことで、彼女 もまたミリオンに弟子 入 りする形 でかかわることを決 める。
クリスエス学院 の生徒 ・職員 [編集 ]
- ペトル
新入生 。所属 はC校舎 のトップクラス。引 きこもりがち。魔法 の商人 協会 でお手伝 いをしている少年 。かなり暗 い性格 だが、思 ったことは率直 に言 う。ものすごくマイナス思考 。質問 されることが嫌 いで、答 えたあかつきには必 ず見返 りを求 めてくる。ルーツ出身 の為 、魔法 を扱 うレベルには長 けている。生 き人形 の魔法 を解 くためにさがんに呼 び出 され、彼 にクリスエス学院 への入学 を勧 める。基本 的 にさがんのことは見下 しているらしい。最初 の1週間 が過 ぎた後 「もう来 ない」といっていたが、親 と姉 にどやされて結局 またやってきた。- スカーレット
- C
校舎 の生徒 会長 。女性 だが意外 と力 が強 い。あまり責任 感 が強 くないのか、誘拐 事件 が発生 したときは面倒 事 に巻 き込 まれたことを嘆 いていた。 生 き人形 は狼 で、立方体 の箱 の中 に部屋 を作 っている。- カシス
- C
校舎 の生徒 副 会長 。男 言葉 で喋 る。20代 前半 とのことだが、正確 な年齢 は不明 。 実技 の際 にシズクイモを奪取 してしまったことに対 するお返 しとして、さがんや山田 を気 にかけている。- バルト
- C
校舎 の書記 。小柄 な少年 。 常 に無表情 なうえ言葉 遣 いも悪 いため、嫌 な奴 と思 われがちであるが、実際 はかなり「いい人 」で、会 って間 もないさがんのために反 魔法 のおまじないを用意 するなど、おせっかいレベルである。しかし、感謝 をされることにはかなりの嫌悪 感 を見 せる。- セン
- C
校舎 の生徒 。 - トップクラス
所属 。好戦 的 な性格 。よく喧嘩 を起 こす問題児 のようだが、本人 は否定 している。日本人 か不明 だが、北海道 在住 。 - トップクラスのエロ
担当 その1。山田 を風呂場 に突入 させ、その視覚 をさがんと共有 することで風呂場 を覗 いたりした。そのこともあり、割 とさがんとは仲 がいい。 術 を使 う際 は、目 をつぶって首 でリズムを刻 む癖 がある。- ロディ
- C
校舎 の生徒 。 無口 で無表情 だが、エナ曰 く「好戦 的 な性格 」。- トップクラスのエロ
担当 その2。風呂場 覗 きをする際 「心 躍 るね」と発言 するなど、割 とオープンにスケベ。 - エナ
- C
校舎 の生徒 。 小柄 だが冷静 な性格 で、魔法 に関 する知識 も豊富 。「強者 の余裕 」ともとれる器 の広 さを持 つ。髪 飾 りの蝶 を副 生 き人形 という2番目 の生 き人形 として有 している。- のぞみ
- C
校舎 の生徒 。埼玉 在住 。 - かなり
好戦 的 な性格 で、言 いたいことはずけずけ言 う。さがんのことを「悪 趣味 な変態 」と呼 んでいる。 - シス
- トップクラス
唯一 の老人 。教師 陣 より明 らかに年上 だが、長年 とある魔法使 いに従事 しており免許 は持 っていない。生 き人形 は小鳥 だが、密 かに蜘蛛 を副 生 き人形 にしている。 何 十 年 も従事 させられてスペルを継承 したときにはもう老人 だった上 、苦労 に見合 ったレベルではなかったために師匠 を殺害 。失 った時間 を取 り戻 すため、現実 世界 で誘拐 事件 を起 こし時間 を奪 い取 っては殺害 していた。さがんの町 の被害 者 は全員 生存 していたため、時間 を奪 って殺 すにはそれなりに手間 がかかるらしく少 なくとも数 週間 はかかる。さがんのスペルの威力 を知 ってからはそのスペルを奪 うためにさがんの町 近辺 で誘拐 を行 っていた。- トップクラスの
生徒 たちに隠 れ家 に踏 み込 まれた際 は老人 ゆえの体力 不足 で途中 でドロップアウトしたように見 せかけ、自身 の蜘蛛 を大量 コピーしてけしかけた。奪 った時間 を使 って若返 った姿 で登場 、山田 を人質 にスペルを奪 おうとする。人 型 となったミリオンと戦 った結果 、返 しの弱 い術 で翻弄 された挙句 に副 生 き人形 である蜘蛛 の足 を針 で縫 いつけられた。相当 深 くリンクしており、その痛 みを数 ヶ月 味 わい続 けるという拷問 を喰 らって敗北 。 免許 には興味 がなく、ギルドを潰 すための仲間 を探 すために学院 に所属 していた。後 に、自力 でリンクの呪 いを解除 して復活 。ミリオンの力 に魅了 され、技術 提供 を見返 りに協力 を求 める。ただし、ミリオンからは気持 ち悪 がられている。
その他 [編集 ]
平山 (ひらやま)- さがんのクラスメイト。イケメンだが
自己 中心 的 な性格 で、一部 の生徒 から嫌 われている。 山田 のことが気 になっておりメールアドレスを交換 したりなど色々 アプローチをしていたが、当 の山田 からは何 とも思 われていないどころか、むしろ「名前 をバカにされてむかつく」とすら思 われていた。- ミミム、ミミノ
- ミリオンが
作 り出 した自 らの分身 。細長 い影 のような姿 をしており、多数 存在 する。呼 び方 は体 色 で区別 される。 結城 愛 (ゆうき めぐみ)- さがんの
姉 。高校 3年生 。さがんに対 して、いつも強 い口調 と態度 で当 たる。 - モコ
結城 家 の飼 い犬 。マルプーのオス。ミリオンを見 ることが出来 、噛 み付 くとなかなか離 さない。
用語 [編集 ]
生 き人形 特定 の生 き物 に魔法 をかけ、自分 の思 い通 りに動 かすことが出来 るようになったもの。生 き人形 はその精神 は完全 に消去 されており術 者 に対 して絶対 服従 であり、また術 者 の思考 も多少 読 むことが出来 る。魔法 はその生 き物 が絶命 するまで有効 である。また、術 者 と生 き人形 は常 に感覚 がリンクしている。管理 等 は一体 でもかなり大変 らしい。人間 を生 き人形 にすることも規定 違反 等 にはあたらないが、一時期 人間 の生 き人形 に対 して少年 誌 には掲載 できないようなことを行 った人間 が多 かったらしい。そのため、現在 では人間 を生 き人形 にした術 者 は例外 なくドン引 きされる。- さがんの
生 き人形 となっている山田 は厳密 に絶対 服従 とはいえない行動 をとることがあるが、これがさがんの未熟 さゆえなのか人間 を生 き人形 にした際 の共通 事例 なのかは不明 。 副 生 き人形 として新 たに別 の生物 に術 をかけることが出来 る。ただし、この場合 は昆虫 に限定 される模様 。また、同 じ性能 の複製 を大量 に生 み出 すことが出来 る(コピペと呼 ばれている)。この複製 は本体 を止 めない限 りほぼエンドレスで呼 び出 すことが出来 る。商人 協会 (ギルド)魔法 に関 する商品 を売買 したり、企業 を運営 したりする組織 。- クリスエス
学院 - ギルドによって
経営 される魔法 学校 。人間 世界 での3時 間 が、学院 内 では一 週間 にあたり、生徒 は泊 まり込 みで学 ぶ。なお、初日 は時差 修正 のために自由 時間 となっている。魔法 の実力 によって割 り当 てられるクラスが変 わる。 - トップクラスへの
待遇 は相当 なもので、入学 時 に支給 される道具 は家 一 軒 買 えるほどの価値 がある。 人間 世界 で魔法 絡 みの事件 が発生 した場合 、ある程度 調査 して報告 する義務 が存在 している。魔法 - スペルとリズム+
α によって、巨大 化 ・浮遊 ・不可視 化 ・転移 など、不可思議 な現象 を引 き起 こす力 。 杖 (というよりタクト)で魔法 ごとに決 まったリズムを刻 み、スペルを唱 えることで発動 できる。場所 にまつわる魔法 は魔法 陣 を書 き、人 を対象 とする場合 は粘土 人形 や髪 の毛 を触媒 にする。魔法 陣 は魔法 文字 を付 け足 すことで機能 を指定 したりすることが出来 、粘土 は出来 によって効力 が変 わるなどなかなか変動 が多 い。- ルーツ
魔法使 いの家系 のこと。使用 するスペルはその家系 専用 のものであるため、基本 的 に強力 である。- スペル
魔 導 士 が魔法 を使 う時 に使 う言葉 。魔 導 士 によって異 なる。言葉 を知 っているだけではスペルとしては機能 せず、継承 という手順 を踏 む必要 がある。ミリオンの場合 、ミリオンが認 めればその時点 で継承 が完了 する。継承 破棄 が可能 かは不明 。- スペルは
使用 者 が少 なければ少 ないほど強力 になるため、ルーツのように限 られた人間 しか使用 者 がいないスペルは強 く、学院 で配布 しているスペルは大 したことがない。無論 、使用 者 が本人 だけであろうミリオンのスペルは極 めて強力 。 術 の威力 を強化 できる上 に恨 みを晴 らせるという理由 から、師匠 殺 しというものが存在 している。そのため、師弟 関係 は家族 以上 に強 い絆 を必要 とする。返 し強力 な魔法 を使 うことにより、その反動 が術 者 に帰 ってくること。場合 によっては死 に至 ることもあり、過去 には何人 もの魔法使 いが非業 の死 を遂 げたといわれている。
単行本 [編集 ]
第 1巻 ISBN 978-4-7575-2992-2第 2巻 ISBN 978-4-7575-3168-0第 3巻 ISBN 978-4-7575-3312-7第 4巻 ISBN 978-4-7575-3437-7第 5巻 ISBN 978-4-7575-3662-3
脚注 [編集 ]
- ^ 「○×△□」の
読 みは連載 開始 当初 決 まっておらず、2010年 9月 号 でようやく決 まった。