モンテレーの戦たたかい

モンテレイの戦たたかい
戦争せんそう：米べい墨ぼく戦争せんそう
年月日ねんがっぴ：1846年ねん9月21日にち〜9月24日にち
場所ばしょ：ヌエボ・レオン州しゅうモンテレイ
結果けっか：アメリカ軍ぐんの勝利しょうり 休戦きゅうせんの交渉こうしょうとメキシコの撤退てったい
交戦こうせん勢力せいりょく
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	メキシコ合衆国がっしゅうこく
指導しどう者しゃ・指揮しき官かん
ザカリー・テイラー ワース将軍しょうぐん	ペドロ・デ・アンプディア ホセ・ガルシア=コンデ将軍しょうぐん フランシスコ・メイア将軍しょうぐん
戦力せんりょく
6,220人にん	7,000人にん正規せいき兵へい 3,000人にん民兵みんぺい
損害そんがい
800人にん	多おおくて395人にん
米べい墨ぼく戦争せんそう テキサス砦とりで パロ・アルト レサカ・デ・ラ・パルマ カニョンシト サンタフェ モンテレー 第だい一いち次じタバスコ ロサンジェルス ドミンゲス・ランチョ サンパスカル エルブラジト リオ・サンガブリエル ラメサ カニャダ モラ エンブド プエブロ・デ・タオス ブエナ・ビスタ サクラメント ベラクルス セルロ・ゴード トゥスパン 第だい二に次じタバスコ コントレラス チュルブスコ モリノ・デル・レイ チャプルテペク メキシコシティ ウアマントラ プエブラ

モンテレイの戦たたかい（モンテレイのたたかい、スペイン語ご: Batalla de Monterrey、英語えいご: Battle of Monterrey）は、1846年ねん9月21日にち〜23日にちに行おこなわれた米べい墨ぼく戦争せんそうにおける交戦こうせんのひとつ。ペドロ・デ・アンプディア将軍しょうぐんとメキシコの北部ほくぶ軍ぐんが重要じゅうような要塞ようさいの町まちモンテレイでアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく軍部ぐんぶ隊たいと戦たたかったが、最終さいしゅう的てきにはメキシコ軍ぐんが撤退てったいした。

背景はいけい

いくつかの敗戦はいせんと失敗しっぱいの後のち、およそ2,638名めいのメキシコの北部ほくぶ軍ぐんは南みなみに撤退てったいし、ザカリー・テイラー将軍しょうぐん指揮しき下かのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく軍ぐんとの交戦こうせんの前まえに再さい装備そうびをした。古ふるい要塞ようさいの町まちのモンテレイ近ちかくで、ペドロ・デ・アンプディア将軍しょうぐんはアントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナから、さらにサルティリョ（アンプディアが防衛ぼうえい線せんを張はっていた町まち）まで後退こうたいするよう命令めいれいを受うけた。しかし勝利しょうりに飢うえて、兵士へいしは絶たえず撤退てったいさせられているために反乱はんらんに近ちかづいていたことを意識いしきしていたアンプディアは、命令めいれいを拒絶きょぜつし、モンテレイで立たち向むかうことを選えらんだ。この交戦こうせんのためにメキシコシティからの援軍えんぐんがアンプディアに加くわわった。援軍えんぐんは1,000名めいのアスペイティア大隊だいたい、1,060名めいのシメオン・ラミレス大隊だいたいと砲兵ほうへい隊たい、主おもにアイルランド系けいアメリカ人じんで構成こうせいされたメキシコ軍ぐん志願しがん兵へいの聖ひじりパトリック大隊だいたいで、彼かれらのアメリカ軍ぐんとの最初さいしょの大おおきな戦闘せんとうになった。

戦闘せんとう

3日間にちかん、アメリカ軍ぐんは都市としの占拠せんきょに成功せいこうしなかった。頑強がんきょうなメキシコの抵抗ていこうが、アメリカ軍ぐん将校しょうこうにかなりの損失そんしつをもたらし、アメリカ軍ぐんの銃じゅう兵へい部隊ぶたいはモンテレイの町まちの多おおくの要塞ようさいの壁かべに入はいり込こむことができなかった。3日にち目めに、テキサス・レンジャー部隊ぶたいとウィリアム・J・ワース将軍しょうぐん指揮しき下かの歩兵ほへい部隊ぶたいは、何なにとかして町まちの西側にしがわの４よっつの丘陵きゅうりょうを占拠せんきょした。ここに大おおきい大砲たいほうを設置せっちし、丘陵きゅうりょうから逃のがれて後退こうたいする軍ぐんを攻撃こうげきするために使用しようされた。アメリカ軍ぐんは陽動ようどう作戦さくせんによって、西にしと東ひがしに分わかれて、町まちに流ながれ込こんだ。

町まちの壁かべの中なかでの白兵戦はくへいせんは続つづいた。テキサス・レンジャーズは家いえの中なかに軽かるい大砲たいほうの砲弾ほうだんを投なげ入いれ、軽かるい負傷ふしょうを受うけたがメキシコ兵へいを窓まどの外そとに吹ふき飛とばした。メキシコ軍ぐんは町まちの広場ひろばに集あつまった。町まちの広場ひろばで罠わなにかかり榴弾りゅうだん砲ほうで敵てきから砲撃ほうげきされて、アンプディア将軍しょうぐんは交渉こうしょうすることを決きめた。敵てき地ちでより大おおきい軍ぐんと直面ちょくめんしなければならなかったテイラーは、都市としの降伏ごうぶくのお返かえしに2ヶ月かげつの休戦きゅうせん協定きょうていを交渉こうしょうした。

戦闘せんとう後ご

テイラーとアンプディアの間あいだで署名しょめいされた結果けっかの休戦きゅうせんは、戦争せんそうの結果けっかに大おおきな効果こうかをもたらした。テイラーは連邦れんぽう政府せいふに非難ひなんされ、ジェームズ・ポーク大統領だいとうりょうはアメリカ軍ぐんには休戦きゅうせんを交渉こうしょうする権威けんいは全まったくなく、ただ「敵てきを殺ころすのみ」であったと言いった。さらに、アンプディアの軍ぐんが戦闘せんとうの名誉めいよと武器ぶきをすべて持もって撤退てったいしてしまったアンプディアの休戦きゅうせんの諸しょ条件じょうけんは、アメリカ側がわのオブザーバーによって、愚おろかで視野しやが狭せまいものと見みられた。

アンプディアを味方みかたする一部いちぶは、アンプディアはメキシコの敗戦はいせんを始はじめたと論ろんじた。多おおくのメキシコ兵へいが戦争せんそうに幻滅げんめつを覚おぼえるようになった。モンテレイのような固かたい要塞ようさいでよく供給きょうきゅうされた場所ばしょで、1万まん人にんのメキシコ兵へいは3日間にちかんアメリカ軍ぐんに抵抗ていこうしたが、アメリカの市街しがい戦せんの戦術せんじゅつ、重火器じゅうかき、そして恐おそらくメキシコ軍ぐんの将校しょうこうたちの分裂ぶんれつによって、ただ降伏ごうぶくせざるを得えなかった。

関連かんれん項目こうもく

• w:Battles of the Mexican-American War
• 米べい墨ぼく戦争せんそう
• モンテレー ｰ モンテレーの戦たたかいに因ちなんで付つけられたアメリカ海軍かいぐんの空母くうぼ。

参照さんしょう

• Bauer, K. Jack. "The Mexican War, 1846-1848"
• Alcaraz, Ramon et al. "Apuntes Para la Historia de la Guerra Entre Mexico y los Estados Unidos"
• Balbotin, Manuel "La Invasion Americana, 1846 a 1848"