リカーリング (俳優はいゆう)

リカーリング（Recurring）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのテレビドラマ等ひとしにおいて、起用きようされるキャラクター（Reccuring Character）、配役はいやく（Reccuring Cast）の一種いっしゅである。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのテレビドラマにおいて

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの一般いっぱん的てきなテレビドラマでは、配役はいやくは次つぎの三みっつに分類ぶんるいされる。

• メイン (メインクレジットに俳優はいゆう名めいが示しめされる場合ばあい)
• リカーリング (メインクレジットに俳優はいゆう名めいは示しめされないが、数多かずおおく登場とうじょうする場合ばあい)
• ゲスト (メインクレジットに俳優はいゆう名めいは示しめされず、1回かいあるいは2回かい程度ていど登場とうじょうする場合ばあい、ただしシーズンあたりのエピソード数すうが多おおい場合ばあいはこれより数多かずおおく出演しゅつえんする場合ばあいもゲストとみなされることがある)

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのテレビドラマは複数ふくすうシーズン製作せいさくされる場合ばあいが多おおく、シーズンによってこの同どう配役はいやくがこの三みっつの分類ぶんるいを移動いどうする場合ばあいがある。たとえばシーズン1でのゲスト役やくがシーズン2ではリカーリングとなり、シーズン3ではメインとなり、シーズン4では再ふたたびゲストに戻もどる場合ばあいなど。

スケッチ・コメディー

スケッチ・コメディーの分野ぶんやでは普遍ふへん的てきな配役はいやくであり、例たとえばシド・シーザーのユア・ショー・オブ・ショーズでは、頻繁ひんぱんに使用しようされた。

私わたしたちはスケッチ・コメディーを作つくり展開てんかいするに当あたって、視聴しちょう者しゃを引ひきつけるものを求もとめた。繰くり返かえし使用しようされるキャラクターとテーマは、私わたしたちが好このんだ発想はっそうであった。これは、私わたしたちのコメディーの「つかみ」に良よい効果こうかを加くわえ、なおかつ視聴しちょう者しゃを演技えんぎに引ひき寄よせる重要じゅうようなものであった。

—シド・シーザー、Caesar's Hours: My Life in Comedy, with Love and Laughter

サタデー・ナイト・ライブのチャーチ・レディやハンズ・アンド・フランツ、カナダのセカンド・シティ・テレビジョンのボブ・アンド・ダグ・マッケンジー兄弟きょうだいがこの種たねの例れいとしてあげられる。特定とくていの作品さくひんに留とまらず、作品さくひんの枠わくを越こえて起用きようされることもあり、キャロル・バーネット・ショーのスケッチ・コメディーザ・ファミリーから主要しゅようキャラクターであるテルマが欠かけ、テルマを主人公しゅじんこうとするママズ・ファミリーに回まわるのはその一いち例れいである。スピンオフ作品さくひんが制作せいさくされることもあり、例たとえばサタデー・ナイト・ライブからアル・フランケンはMr．ヘルプマン、ウェインズ・ワールド、ブルース・ブラザーズ、レディース★マン等ひとしの映画えいがが制作せいさくされている。他たの番組ばんぐみに出演しゅつえんする場合ばあいもあり、1983年ねんのサタデー・ナイト・ライブへのマッケンジー兄弟きょうだい（ボブ：リック・モラニス、ダグ：デイヴ・トーマス）の出演しゅつえん、1978年ねんのマペット・ショーへのサタデー・ナイト・ライブからのエミリー・リテラ（ギルダ・ラドナー）の出演しゅつえんはその例れいである。

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