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スター・システム (小説しょうせつ・アニメ・漫画まんが)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

スター・システムstar system)は、おおくは演劇えんげき映画えいが・プロスポーツなどの興行こうぎょう分野ぶんやにおいて、たか人気にんき人物じんぶつ起用きようし、その花形はながたてき人物じんぶつがいることを大前提だいぜんていとして作品さくひん制作せいさくやチーム編成へんせい宣伝せんでん計画けいかく、さらには集客しゅうきゃくプランの立案りつあんなどを総合そうごうてきっていく方式ほうしき呼称こしょう[1]

とう記事きじではスター・システムを採用さいようしているかくメディアのうち、著作ちょさくした架空かくうキャラクター起用きようする、いわゆる小説しょうせつ漫画まんがアニメーションコンピュータゲームなどにおける分野ぶんやについて解説かいせつする。なお俳優はいゆう使つか舞台劇ぶたいげき映画えいがテレビドラマなどの分野ぶんやについては「スター・システム (俳優はいゆう)」を、スポーツの分野ぶんやについては「スター・システム (スポーツ)」を参照さんしょう

解説かいせつ

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資本しほんりょくやニュースマスコミを利用りようした大々的だいだいてき宣伝せんでん反復はんぷくなどによって、そのような花形はながたてき人物じんぶつ企画きかくてきつくすシステムもこの一環いっかんとしてす。てんじて、漫画まんがなどで、同一どういつ作家さっかおな絵柄えがらのキャラクターをあたかも俳優はいゆうのようにあつかい、ことなる作品さくひんちゅう様々さまざま役柄やくがら登場とうじょうさせるような表現ひょうげんスタイルも、スター・システムぶようになった。

日本にっぽん漫画まんが分野ぶんやはじめてこの手法しゅほうもちいたのは手塚てづか治虫おさむであり、かれ複数ふくすう作品さくひんのなかで、みずからの友人ゆうじん友人ゆうじん祖父そふ、さらにはいもうとえがいたキャラクターを登場とうじょうさせたことにはじまるとされている。

日本にっぽん以外いがいのスター・システム

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小説しょうせつ (日本にっぽん以外いがい)

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多作たさくのSF小説しょうせつ作家さっかは、未来みらいについてえがいた個々ここ短編たんぺん長編ちょうへん小説しょうせつ背景はいけいたがいに統一とういつし、一貫いっかんした未来みらいとして創作そうさくする場合ばあいがある。代表だいひょうてき作家さっかとしてはアイザック・アシモフロバート・A・ハインラインなどで、それぞれの作品さくひんたい共通きょうつうする主人公しゅじんこう脇役わきやく活躍かつやくしたり、時代じだいてきのちになる作品さくひん過去かこ作品さくひん歴史れきしじょう出来事できごととしてあつかうことがられる。

また、ワイルド・カード・シリーズではシェアード・ワールド、またはモザイクノベルとって、ロジャー・ゼラズニィ多数たすう作家さっか同一どういつ設定せってい舞台ぶたいもと連作れんさくしている。ある作家さっかつくした登場とうじょう人物じんぶつべつ作家さっか作品さくひん登場とうじょうしたり、またある作品さくひんこった出来事できごとべつ作品さくひんでもきたことになっているなど世界せかいかん共有きょうゆうしている。

ヒロイックファンタジーシリーズであるマイケル・ムアコックエターナル・チャンピオンシリーズおなたましいときには記憶きおく共有きょうゆうする主人公しゅじんこうがパラレルワールドない活躍かつやくする物語ものがたりで、ある多元たげん宇宙うちゅうない一同いちどうかいするエピソードもあり、スター・システムの一種いっしゅととらえることができる。

非常ひじょう広範囲こうはんいなスター・システムはスティーヴン・キング著作ちょさく存在そんざいしている。キングのほとんどの小説しょうせつ同一どういつ世界せかいかんぞくしており、その中心ちゅうしんに『ダーク・タワー』シリーズがあるというようになっている。(『ダーク・タワー』におおきく関連かんれんする作品さくひんには、『のろわれたまち』・『ザ・スタンド』・『IT』・『アトランティスのこころ』・『ドラゴンの』などがある)

漫画まんが・アニメーション (日本にっぽん以外いがい)

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アニメーション漫画まんがにおけるスター・システムは、興行こうぎょう分野ぶんやにおけるそれとは意味合いみあいをことにする場合ばあいがある。

アニメーションでは、アメリカのカートゥーンばれる劇場げきじょうよう短編たんぺん作品さくひんおおつくられたジャンルにおいて、人気にんきキャラクターを俳優はいゆう見立みたてて、その出演しゅつえんさく制作せいさくされた。これは、アニメキャラクターは俳優はいゆうであり、主演しゅえん映画えいがシリーズをっているというてんで、興行こうぎょう分野ぶんやにおけるスターシステムと共通きょうつうするものであった。

ハンナ・バーベラ作品さくひん
トムとジェリー
主人公しゅじんこうのトムとジェリーが中世ちゅうせい騎士きし西部せいぶ開拓かいたく時代じだい保安ほあんかん宇宙うちゅう飛行ひこうなどをえんじるエピソードがある。ただし、作中さくちゅうでは明確めいかくに2ひき俳優はいゆうだと示唆しさされることはなく、作品さくひんとつながりのない一部いちぶ作品さくひんパラレルワールドでの出来事できごととするきもある。キャラクターが共通きょうつうしていながら舞台ぶたい設定せっていさだめない作品さくひん代表だいひょうかくといえる。そのため、アニメキャラクターが俳優はいゆうとして登場とうじょうする「ロジャー・ラビット」には出演しゅつえんことわっている。
ハンナ・バーベラ秘宝ひほう探検たんけんだん
ヨギベア(クマゴロー)・トップキャット(ドラねこ大将たいしょう)・はやちマックチキチキマシンもうレース・オギーとダディとう主要しゅようキャラクターがてき味方みかたかれ、毎回まいかい世界せかい各地かくちまわってトレジャー・ハンティングをおこなうシリーズ。
スカイキッド ブラック魔王まおう
チキチキマシンもうレース』の悪役あくやく「ブラック魔王まおう」と「ケンケン」コンビが、この作品さくひんシリーズでは戦場せんじょう伝書鳩でんしょばと主人公しゅじんこう)の任務にんむ妨害ぼうがいする敵国てきこく空軍くうぐんパイロットやくとして登場とうじょう。ただし、前作ぜんさくとのつながりをしめすシーンも毎回まいかい挿入そうにゅうされている。
ペネロッピー絶体絶命ぜったいぜつめい
チキチキマシンもうレース』に登場とうじょうしているペネロッピー(ミルクちゃん)が主役しゅやくとなった作品さくひんどう作品さくひん登場とうじょうするギャングセブンも脇役わきやくとして登場とうじょうしている。
ルーニー・テューンズ作品さくひん
登場とうじょうキャラクターはワーナーブラザースに所属しょぞくする俳優はいゆうという設定せっていであり、ほとんどのエピソードは台本だいほんもとづくキャラクターの演技えんぎとアドリブによりっている。この設定せっていはスピンオフ作品さくひん長編ちょうへん作品さくひんにもがれており、シリーズにおける最大さいだい特色とくしょくとなっている。
ディズニー作品さくひん
主演しゅえんシリーズをドナルドダックが、ミッキーマウス主演しゅえん作品さくひん客演きゃくえんおこなったりといった具合ぐあいである。
ロジャー・ラビット
実写じっしゃとの合成ごうせい作品さくひん作品さくひんないでアニメキャラクターはハリウッドのトゥーンタウンにらす俳優はいゆうとしてあつかわれてはいる。ただし、アニメキャラクターははげしい身体しんたいてき衝撃しょうげき平気へいきてんなどにおいて、実際じっさい人間にんげんとは一線いっせんかれている。

ゲーム (日本にっぽん以外いがい)

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miHoYo提供ていきょうするゲーム、崩壊ほうかいシリーズはらかみでスターシステム運用うんようおこなわれている。なお、一部いちぶのキャラクターはおながおであることに設定せっていじょうかかわりがちゃんとあるため、つね重要じゅうよう考察こうさつポイントとなっている。

日本にっぽんのスター・システム

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小説しょうせつ (日本にっぽん)

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ひろ意味いみでのシリーズ作品さくひんであるケース(クロスオーバー作品さくひん)、シャーロック・ホームズひとし有名ゆうめいキャラクターが登場とうじょうするケースをのぞいた場合ばあい小説しょうせつにおけるスター・システムを定義ていぎすることはむずかしい。小説しょうせつでは個々ここのキャラクターよりも世界せかいかん物語ものがたり重視じゅうしされるため、キャラクターせいによる純粋じゅんすいなスター・システムは成立せいりつしにくい。特定とくていキャラクターがおおきく活用かつようされるさいもと作品さくひんのジャンル、世界せかいかんなども引継ひきつぎ、シリーズ作品さくひん形態けいたいられることがおおい。

菊地きくち秀行ひでゆき作品さくひんには「そとたに順子じゅんこ」という人物じんぶつ多数たすう作品さくひん出演しゅつえんしており、主人公しゅじんこうとなった作品さくひんもある。

大塚おおつか英志えいじ白倉しらくら由美ゆみ小説しょうせつ漫画まんがには「大江おおえ公彦きみひこ」「ロリータ℃」といったキャラクターが世界せかいかんわくえて登場とうじょうするが、これはシェアード・ワールド、スピンオフとしての性質せいしつびている。

つじ真先まっさき作品さくひんには「まき薩次」(つじまさき、のアナグラムになっている)とその恋人こいびと(のちに結婚けっこんした)「可能かのうキリコ」を中心ちゅうしんに、スターシステムが確立かくりつされており、キリコのあに可能かのう克郎かつろう」がもっとおおくのシリーズに登場とうじょうする。アニメ脚本きゃくほん小説しょうせつ紀行きこう作家さっかであるつじ真先まっさきは、一時期いちじきむしプロに在籍ざいせきしており、手塚てづか治虫おさむ影響えいきょうおおきくけているが、手塚てづかのスター・システム(キャラを俳優はいゆう位置いちづけ、外見がいけんとキャラめいおなじでも、まったくことなる役柄やくがら出演しゅつえんする)とことなり、どう一人物いちじんぶつ同一どういつ設定せってい登場とうじょうする。

海堂かいどうたかし作品さくひんにはデビューさくであるチーム・バチスタの栄光えいこうからはじまるすべての作品さくひんどういち世界せかい共有きょうゆうしており、スターシステムの一種いっしゅであるとかんがえられる。

漫画まんが・アニメーション (日本にっぽん)

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1980年代ねんだいすえ以後いごサンリオのキャラクターを俳優はいゆう見立みたてた出演しゅつえんさくとして、童話どうわ題材だいざいにした『サンリオ名作めいさく映画えいがかん』シリーズ、オリジナルストーリーの『サンリオキャラクターアニメ』シリーズが制作せいさくされているほか、2006ねん現在げんざいではマイメロディ主人公しゅじんこうにした『おねがいマイメロディ』シリーズやテレビ番組ばんぐみキティズパラダイスないでサンリオのキャラクターが主演しゅえんするアニメ作品さくひんがテレビ放映ほうえいされている。ジュエルペットのアニメシリーズにおいては、ジュエルペットの設定せってい世界せかいかんがシリーズごと変更へんこうされており、のちに重要じゅうようキャラクターして登場とうじょうするペットが、背景はいけいでモブキャラクターをえんじることがある。

また、OVA中心ちゅうしんとしたメディアミックス作品さくひん天地無用てんちむよう!』に登場とうじょうしていた脇役わきやくキャラクター「すなすな」に人気にんきたために、すなすな主人公しゅじんこうにした別個べっこ作品さくひん魔法まほう少女しょうじょプリティサミー』、『すなすな魔法まほう少女しょうじょクラブ』が制作せいさくされた。これらは、スピンオフの一種いっしゅともえるが、作品さくひん人気にんきによる続編ぞくへん舞台ぶたい背景はいけい共通きょうつうするサイドストーリーともことなり、キャラクターを俳優はいゆう見立みたてたスターシステムにもとづいた企画きかくである。漫画まんがではおも以下いか種類しゅるい分類ぶんるいされる。

舞台ぶたいとなる世界せかいえて、おな登場とうじょう人物じんぶつ使つかう(シリーズはあくまでも同一どういつ)
HARELUYABØYがこれにたる。主人公しゅじんこう日々ひびはれ宿敵しゅくてきである神崎かんざきなどが同一どういつ容姿ようし名前なまえ登場とうじょうしている。ブラックエンジェルズ大江戸おおえどブラックエンジェルズ、デビルマンデビルマンサーガのように、舞台ぶたい過去かこ未来みらい変更へんこうして、おな名前なまえ容姿ようし登場とうじょうさせるケースもある。
リメイクリブートちか作品さくひんおな登場とうじょう人物じんぶつ使つか
4P田中たなかくんふうひかがこれにたる。両方りょうほうとも甲子園こうしえん目指めざ野球やきゅう漫画まんがで、おおくの登場とうじょう人物じんぶつ容姿ようしみな共通きょうつうしている(名前なまえことなっている)。主人公しゅじんこう性格せいかく田舎いなかべんのやんちゃ少年しょうねんから、礼儀れいぎただしい理論りろん少年しょうねんえたり、前作ぜんさくのヒロイン少女しょうじょ主人公しゅじんこうあねになるなど、役割やくわりえている。せい闘士とうしぼしSILENT KNIGHTしょうてはまる。ただし、こちらは掲載けいさいおなじでときかずに連載れんさいしたために、読者どくしゃにはれられなかった。
作品さくひんによって名前なまえちがうが、おおくの作品さくひんおな特徴とくちょう人物じんぶつ使つか
真島まじまヒロの『EDENS ZERO』のレベッカ・ワイズ・エルシー・ホムラなどが『FAIRY TAIL』や作品さくひん登場とうじょう人物じんぶつとそっくりである。『EDENS ZERO』のエルシーと『FAIRY TAIL』のエルザは声優せいゆうおな大原おおはらさやかである[2]
名前なまえ特徴とくちょうなども固定こていされている人物じんぶつ使つか
手塚てづか治虫おさむ上記じょうきふたつをおおくの漫画まんが作品さくひんもちいたことでられ、前者ぜんしゃハム・エッグアセチレン・ランプロック・ホームヒゲオヤジなど。後者こうしゃヒョウタンツギスパイダーなど(詳細しょうさい手塚てづか漫画まんがのキャラクター一覧いちらん参照さんしょう)。藤子とうこ不二雄ふじお石ノ森いしのもり章太郎しょうたろう赤塚あかつか不二夫ふじお永井豪ながいごう松本まつもとれいしし野生やせい吾妻あづまひでおいしいひさいちとり・みき西岸せいがん良平りょうへい黒田くろだ硫黄いおう森下もりした裕美ひろみ山川やまかわ直人なおとなど、短編たんぺん作品さくひんおおがける漫画まんがにもおおい。映像えいぞう作品さくひんでは押井おしいまもる作品さくひん登場とうじょうするたてくえとくおおいのが「ケツネコロッケのおぎん」)が該当がいとうする。
真島まじまヒロの複数ふくすう作品さくひんでプルーが登場とうじょうする。基本きほん白色はくしょくだが、ちがいろ登場とうじょうする。
舞台ぶたい背景はいけいはつながっておらず、別々べつべつ人物じんぶつ(あるいはシリーズが同一どういつでも、別人べつじん強調きょうちょう)
これは作品さくひん自体じたいちがうために、ほとんどはファンサービスとしてっているものである。
このタイプはタイムボカンシリーズさんあく有名ゆうめい作品さくひんによっては容姿ようし微妙びみょうちが場合ばあいもあるが、小原おはら乃梨子のりこえんじる妖艶ようえん美女びじょ八奈見やなみ乗児じょうじえんじる女子高じょしこうせいきの発明はつめいたてかべ和也かずやえんじる怪力かいりきおとこの3人組にんぐみと、チームない立場たちばとキャストは固定こていである。別人べつじんという部分ぶぶんかしてかく作品さくひんさんあく競演きょうえんする作品さくひんもある。また、このケースは「声優せいゆうによるスターシステム」のはしりともえる。
真島まじまヒロはこれをりと連載れんさいさく使つかけていた(『RAVE』と『FAIRY TAIL』におけるにんのジークが代表だいひょうれい)。また、『FAIRY TAIL』のハッピーと『EDENS ZERO』のハッピーは容姿ようし微妙びみょうちがうが声優せいゆうおな釘宮くぎみや理恵りえである[3]
スターシステムをとく採用さいようしていない作家さっかでも、おなじ、あるいはよくたデザインのキャラクターが複数ふくすう作品さくひんべつ役回やくまわりで登場とうじょうすることはよくある。とく野中のなか英次えいじ作品さくひんでは特徴とくちょうおなじキャラクターがよく登場とうじょうする。また、福本ふくもと伸行のぶゆき作品さくひんでもモブキャラクターであるくろふくはじめ、外見がいけんだけでなく立場たちば設定せっていたキャラクターが登場とうじょう
新谷しんたにかおるおもにこのタイプを自身じしん作品さくひんキャラクターから登場とうじょうさせているが、特定とくていのキャラクターやもとアシスタントであるゆうきまさみのキャラクターを許諾きょだく常連じょうれんのキャラクターとして登場とうじょうさせるタイプ(上記じょうきの「名前なまえ特徴とくちょうなども固定こていされている人物じんぶつ」)や下記かきのタイプ(おも自身じしん同人どうじん登場とうじょう)も使つかけている。
ゆうおどけおうARC-Vでは過去かこの3作品さくひんからキャラが2めいずつゲスト出演しゅつえんしているが、設定せっていじょうどう一人物いちじんぶつではなく、公式こうしきにパラレルワールドと言及げんきゅうしている。
激闘げきとう!クラッシュギアTURBO』については、『トライブクルクル』の登場とうじょう人物じんぶつとはした名前なまえもの設定せっていつながった状態じょうたいである。そして、『クラッシュギアNitro』では、『ブレイブビーツ』の登場とうじょう人物じんぶつにてした名前なまえ漢字かんじ設定せっていしていたことがあった。ただし、4作品さくひんおなじパラレルワールドてき内容ないようとなっている。
古代こだい王者おうじゃ 恐竜きょうりゅうキング Dキッズ・アドベンチャー』や『さいひびきカミズモード!』で、登場とうじょう人物じんぶつ名前なまえ設定せってい若干じゃっかんことなっているが、これはあくまでもことなる場合ばあいがある。
中原なかはらあんずは、かならおなかおつきの少女しょうじょキャラクターを主人公しゅじんこうとして固定こていされており、看板かんばん作品さくひんの『きらりん☆レボリューション』がアニメされるほど長編ちょうへんされたこともあり、自身じしん短編たんぺん漫画まんが作品さくひん架空かくう芸能人げいのうじんである月島つきしまきらり(久住ひさずみ小春こはる主演しゅえん実写じっしゃ作品さくひんという設定せっていげきちゅうげきとしてOVAされた。
舞台ぶたい背景はいけいもつながっており、ある作品さくひんであることをした人物じんぶつが、べつ作品さくひんでその活躍かつやくをする
これはスピンオフにもはいるタイプ。連載れんさい多数たすう作家さっかけで、水島みずしま新司しんじ和田わだ慎二しんじ宮下みやしたあきら小山田おやまだいく種村たねむらゆうさいなどが有名ゆうめい
永井豪ながいごうがける作品さくひん登場とうじょうするキャラクターは、作品さくひんを「番組ばんぐみ」とび、登場とうじょうすることを「出演しゅつえんする」とっている。また、後者こうしゃとしてはこれ以外いがい藤子とうこ不二雄ふじお作品さくひんにはキャラクターからは小池こいけさんかみしげるさん、ゴンスケが、げきちゅうげきされた『UTOPIA 最後さいご世界せかい大戦たいせん』がプレミア漫画まんが単行本たんこうぼんとして、藤子とうこ不二雄ふじお名義めいぎ藤子とうこ・F・不二雄ふじお名義めいぎわずに数多かずおお登場とうじょうすることでられている。
ドラえもん』でも怪物かいぶつくんぼうし怪物かいぶつくん要素ようそれたひみつ道具どうぐとして、『オバケのQ太郎たろう』がげきちゅうげきとして登場とうじょうする。『パーマン』とは同一どういつ世界せかいかんであり、大人おとなになった星野ほしのスミレ登場とうじょうすることから、未来みらいえがいた作品さくひんとなっている。
サンライズのアニメーション作品さくひんまい-HiME』シリーズがスターシステムを採用さいようだい1さく登場とうじょうしたキャラクターの設定せっていえてだい2さく、3さく登場とうじょうさせる手法しゅほうをとっている。ただし作品さくひんあいだまたいでどう一人物いちじんぶつであるとされるキャラクターはごく一部いちぶで、世界せかいかんのつながりもほのめかす程度ていどにとどめられているため、ほぼ上記じょうきの「舞台ぶたい背景はいけいはつながっておらず、別々べつべつ人物じんぶつ」のタイプにちかいとえる。またCLAMP漫画まんがツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』でも、CLAMPによる作品さくひんのキャラクターを多数たすう登場とうじょうさせている。このうち、『魔法まほう騎士きしレイアース』がほん妖精ようせいキャラクター・モコナ前述ぜんじゅつの『ツバサ』の前作ぜんさくである『XXXHOLIC』にも「べつキャラ」あつかいとして登場とうじょうさせている。
2001ねん制作せいさくされたアニメ『学園がくえん戦記せんきムリョウ』にて、みつるげん無量むりょう操縦そうじゅうするメカに搭乗とうじょうしていたことがあるが、のちに『新幹線しんかんせん変形へんけいロボ シンカリオン』シリーズの主人公しゅじんこうたちが搭乗とうじょうするメカに変形へんけいさせることがある。どちらも音響おんきょう監督かんとく三間みつま雅文まさふみである。
トミカきずな合体がったい アースグランナー』では、上記じょうきの『おねがいマイメロディ』と同一どういつ舞台ぶたい日本にっぽん設定せっていしている。『ジュエルペット』では『マジカパーティ』と同様どうよう魔法まほうという設定せってい貴重きちょう設定せっていすることもあった。登場とうじょう人物じんぶつ徹底的てっていてきことなっていた。
まじっくかい』におけるその世界せかいかんえがいた作品さくひんとして『めい探偵たんていコナン』があり、主人公しゅじんこう黒羽くろはかい怪盗かいとうキッド)やその脇役わきやくキャラクターが後者こうしゃ作品さくひんにもつづ登場とうじょうする。オリジナル設定せっていとして、鈴木すずき園子そのこ怪盗かいとうキッドの熱狂ねっきょうてきなファンの一人ひとりでもある。

ゲーム (日本にっぽん)

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ゲームも漫画まんが・アニメ同様どうようスターシステムをもちいている作品さくひんがある。

日本にっぽんにおける代表だいひょうれいとして『スーパーマリオブラザーズ』のキャラクターがさまざまな作品さくひん登場とうじょうしている。『マリオカート』(レース)、『マリオテニス』(スポーツ)、『スーパーマリオRPG』(ロールプレイングゲーム)、『ヨッシーのたまご』(パズル)など非常ひじょう多岐たきにわたっている。任天堂にんてんどうはこのほか自社じしゃゲーム登場とうじょうキャラクターを一堂いちどうかいさせるクロスオーバー作品さくひんおおつくっている。『ファイナルファンタジーシリーズ』ではシドなどがシリーズにまたがって登場とうじょうしている。

ディズニースクウェア・エニックスのコラボレーションゲームソフトである『キングダム ハーツ』シリーズはディズニーのアニメキャラクターがスターシステムで登場とうじょうしている。また、これとはぎゃくにディズニー映画えいがシュガー・ラッシュ』には国内こくない大手おおてゲームメーカーの主要しゅようタイトルに登場とうじょうする代表だいひょうてき悪役あくやく登場とうじょうなかにはカプコンの格闘かくとうアクションゲームストリートファイター』シリーズのザンギエフように、以前いぜんはヒーロー(ここでは"正義せいぎ味方みかた"という意味いみ)にあこがれていたといううら設定せっていつキャラクターもある。

絵本えほん (日本にっぽん)

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のぶみ作品さくひんには、自身じしん実子じっしをモデルとした「かんたろう」「アンちゃん」というキャラクターをしばしば登場とうじょうさせている[4]

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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