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リブルニア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
紀元前きげんぜん6世紀せいきイタリア周辺しゅうへん言語げんご分布ぶんぷ

リブルニア(リブルニアご)は古代こだいのリブルニア(Liburnia:現在げんざいクロアチア沿海えんかい)にんだリブルニアじんはなしていた言語げんごで、死語しご。リブルニアインド・ヨーロッパ語族ごぞくケントゥムぞくすとられ、北西ほくせいがわはなされていたウェネティちか系統けいとうおもわれる。ウェネティイタリックちかいともわれている。

リブルニア自体じたいのこされていないが、人名じんめいかみ地名ちめいひとし文献ぶんけんのこされており、とく人名じんめいにはウェネティ(これは多数たすう碑文ひぶんられる)との共通きょうつうてんおおい。たとえば Vols-、Volt-、Host-(<しるしおう祖語そご *ghos-ti-:「客人きゃくじん」、英語えいごの guest、host とどう語源ごげん)といった語根ごこん、また -icus、-ocus などの接尾せつびがある。このようにリブルニアとウェネティ名前なまえかんしては共通きょうつうするが、一方いっぽうでこれらがイリュリアちか系統けいとうにある可能かのうせい否定ひていできない。音韻おんいんてきにもこれらに共通きょうつう性質せいしつがあるとする言語げんご学者がくしゃおおい。

リブルニアじん紀元前きげんぜん35ねんローマじん征服せいふくされた。リブルニア紀元きげんはや時期じき死滅しめつし、ラテン語らてんごってわられたとおもわれる。