ルイス・フアン・デ・ミラ

ルイス・フアン・デ・ミラ・イ・ボルハ（Luis Juan de Milá y Borja, 1432/33年ねん前後ぜんこう シャティバ - 1510年ねん12月10日にち ベルギダ）は、ローマ・カトリック教会きょうかいの枢機卿すうききょう。アラゴン王国おうこく出身しゅっしん、ボルジア家かの一員いちいん。

ボルジア家か最初さいしょの教皇きょうこうカリストゥス3世せいの姉妹しまいカタリーナ・デ・ボルハ・イ・マルティと、その夫おっとの第だい4代だいマサラベス男爵だんしゃくフアン・デ・ミラの間あいの子こ。同家どうけ2人にん目めの教皇きょうこうアレクサンデル6世せいとは従兄弟いとこ同士どうし。兄弟きょうだいの娘むすめにはアドリアーナ・デ・ミラがいる。ボローニャ大学だいがくで教会きょうかい法ほうを学まなび、1447年ねん8月がつ8日にちバレンシアの司教しきょう座ざ聖堂せいどう首席しゅせき司祭しさい及およびシャティバ聖堂せいどう参事さんじ会員かいいんとなる。この頃ころ、アンジェリーナ・ラメス（Angelina Rames）と関係かんけいを持もち、非ひ嫡出ちゃくしゅつ子こハイメ・デ・ミラ・イ・ボルハをもうけた。

1453年ねん1月がつ29日にちセゴルベ司教しきょう、1455年ねん6月がつ13日にちボローニャ市し総督そうとくに就任しゅうにん。1456年ねん2月がつ20日はつか匿名とくめいの枢機卿すうききょう（カルディナル・イン・ペクトレ）に叙じょ階かいされ、同年どうねん9月がつ17日にち叔父おじの教皇きょうこうカリストゥス3世せいにより叙じょ階かいの事実じじつが公表こうひょうされ、同時どうじにサンティ・クアトロ・コロナーティ教会きょうかいを名義めいぎ聖堂せいどうとする司祭しさい枢機卿すうききょうに叙じょ階かいされた。その1か月げつ後ごには教皇きょうこう特使とくしとしてローマを離はなれボローニャへ赴おもむき、1458年ねんカリストゥス3世せいが亡なくなり新しん教皇きょうこうピウス2世せいが着任ちゃくにんした後のちも、その任にんに留とめられた。1459年ねん10月がつ7日にち付づけで担当たんとうする司教しきょう区くがセゴルベからリェイダに変更へんこうとなる。1468年ねん故国ここくスペインに戻もどり、リェイダ司教しきょうとしての職務しょくむに専念せんねん。また、リェイダのサン・ビセンテ修道院しゅうどういん及およびフランス・ディジョンのサン＝ベニーニュ・ド・ディジョン修道院しゅうどういんの聖職せいしょく禄ろく受給じゅきゅうのみの修道院しゅうどういん長ちょう（コメンダトリー・アボット）となった。

コンクラーヴェには1458年ねんに参加さんかしたが、1484年ねんには参加さんかせず、1492年ねん従兄弟いとこのアレクサンデル6世せい選出せんしゅつ時じにも不参加ふさんかだった。

非ひ嫡出ちゃくしゅつ子こハイメ・デ・ミラ・イ・ボルハは初代しょだいビヤエルモサ公爵こうしゃくの庶出しょしゅつの娘むすめと結婚けっこんし、初代しょだいアルバイダ伯爵はくしゃくに叙じょせられた。彼かれら夫婦ふうふの娘むすめはアレクサンデル6世せいの末すえ息子むすこホフレ・ボルジアの後妻ごさいとなった。

参考さんこう文献ぶんけん

• Milà, Lluís Joan del. In: Salvador Miranda: The Cardinals of the Holy Roman Church. (Website der Florida International University, englisch), abgerufen am 4. Dezember 2016.