レオン・ドラクロワ

レオン・フレデリック・ギュスターヴ・ドラクロワ（Léon Fréderic Gustave Delacroix, 1867年ねん12月27日にち - 1929年ねん10月15日にち）は、ベルギーの政治せいじ家か。1918年ねんから1920年ねんまで首相しゅしょうを務つとめた。

ブリュッセルのサン＝ジョス＝タン＝ノード（Saint-Josse-ten-Noode）で生うまれたドラクロワは、ブリュッセル自由じゆう大学だいがくで法学ほうがくを学まなび、1889年ねんにブリュッセルで弁護士べんごしになった。1908年ねんから1911年ねんまで、イクセル（Ixelles）の議員ぎいんを務つとめ、1909年ねんには破棄はき院いんの弁護士べんごしとなった。1917年ねんから1918年ねんまで破棄はき院いんの弁護士べんごし会かい会長かいちょうを務つとめ、1919年ねんから1921年ねんまで、カトリック党とうの代議だいぎ院いん議員ぎいんを務つとめた。

第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんの復興ふっこうの最中さいちゅうの1918年ねん、国王こくおうアルベール1世せいに指名しめいされて、カトリック党とう、自由党じゆうとう、労働党ろうどうとうの3党とうによる挙国一致きょこくいっち内ない閣かくの首班しゅはんとなり、首相しゅしょうに就任しゅうにんした。

それまでベルギーでは、行政府ぎょうせいふの首長しゅちょうのことをChef de cabinet（フランス語ふらんすご）と呼よんでおり、首相しゅしょう（フランス語ふらんすご：Premiers ministres, オランダ語ご：Premier）という肩書かたがきが使つかわれたのはドラクロワが初はじめてである。

ドラクロワは財務ざいむ大臣だいじんを兼任けんにんし、1920年ねん8月がつから9月まで外務がいむ大臣だいじんも兼任けんにんした。

ドラクロワ内ない閣かくの下したでは初はつの男子だんし普通ふつう選挙せんきょが実施じっしされ、所得しょとく税法ぜいほう、1日にち8時じ間あいだ労働ろうどうを定さだめた労働ろうどう法ほう、酒類しゅるいの販売はんばい制限せいげん法ほうなどが施行しこうされた。

首相しゅしょう退任たいにん後ごは1920年ねんから1929年ねんまで、パリに設置せっちされた賠償ばいしょう委員いいん会かいのベルギー代表だいひょうを務つとめ、1929年ねん10月がつ15日にちにドイツのバーデン＝バーデンで死去しきょした。

首相しゅしょう在任ざいにん期間きかん

• 第だい1次じドラクロワ内ない閣かく：1918年ねん11月21日にち - 1919年ねん12月2日にち （カトリック党とう、自由党じゆうとう、労働党ろうどうとう）
• 第だい2次じドラクロワ内ない閣かく：1919年ねん12月2日にち - 1920年ねん11月20日にち （カトリック党とう、自由党じゆうとう、労働党ろうどうとう）

先代せんだい Gérard Cooreman

ベルギーの首相しゅしょう 1918 - 1920

次代じだい アンリ・カルトン・ドゥ・ヴィアール