レターボックス (映像 技術 )
概要
[- ビスタサイズやシネスコサイズの
撮影 映像 をスタンダードサイズ向 けに表示 した時 に上下 に黒枠 が付 いた状態 のもの。 ⇒例 1(レターボックス)
- スタンダードサイズの
映像 をそれ以外 のサイズ(主 にビスタサイズ)向 けに表示 したときに左右 に黒枠 ・任意 の画像 等 が付 いたもの ⇒例 2(ピラーボックス・逆 レターボックス・サイドパネル)
の
また
|
前述 例 1を画面 比 16:9のワイドサイズ画面 で見 た場合
|
前述 例 2を画面 比 4:3のノーマルサイズ画面 で見 た場合
名称 の由来 について
[この
なお、
レターボックスの実例
[- テレビ
番組 - ハイビジョン
映像 のダウンコンバート、映画 作品 などの4:3より横長 の画面 向 けに制作 された映像 ソースをスタンダードサイズでアナログ放送 するために4:3画面 サイズ用 に変換 する際 の手段 の一 つとしてレターボックス形式 を用 いる。 - デジタル
放送 では、映像 ソースがレターボックスの形 になっているものには放送 信号 のアスペクト比 とは別 の付加 情報 としてレターボックスを示 す識別 情報 が付 いているものもある。ワイドテレビ向 けに設定 されたチューナやデジタル放送 チューナを内蔵 した16:9の画面 を持 つテレビでは映像 信号 を拡大 (縦 の場合 で1.3倍 )し、はみ出 た部分 (本来 の動画 部分 ではない余白 の部分 )をカットする処理 を行 った上 で動画 部分 のみを16:9の映像 としてきっちりと画面 に収 まるように表示 する。この放送 形態 の番組 を4:3サイズのNTSC受像 機 にデジタルチューナーやセットトップボックス=ケーブルテレビ・IP放送 用 を外 付 け接続 した受信 環境 で視聴 した場合 は、通常 のレターボックス16:9での番組 (付加 情報 としてレターボックスを示 す識別 情報 が付 いていない番組 )と同 じ表示 になる。 - なお、レターボックス
形式 の映像 をズーム表示 した場合 はズーム後 の映像 の解像度 は元 の映像 より低下 することになる。本来 は識別 情報 を受 けて映像 を拡大 しサイズ変換 に伴 って失 われた解像度 を補完 することで高 精細 度 映像 放送 を実現 するワイドクリアビジョンを前提 にした仕組 みだが、現行 の地上 デジタル放送 の導入 に伴 い現在 ではワイドクリアビジョンのフル機能 に対応 したテレビは販売 されることは少 ない。 - 2011
年 7月 24日 までに放送 を終了 の地上 アナログ放送 では2009年 7月 から段階 を追 って順次 一部 の番組 をレターボックス放送 に変更 しており、その後 NHK、九州朝日放送 では2010年 3月29日 から、日本 テレビでは2010年 4月 5日 から生放送 番組 や報道 番組 などの一部 を除 く全 番組 のアナログ放送 がレターボックス放送 に移行 している。なお、「つなげよう ecoハート」や「2010FIFAワールドカップ南 アフリカ大会 」では生放送 でもレターボックスを使用 していた。九州朝日放送 では生放送 番組 や報道 番組 などを含 むすべての自社 送出 番組 。4:3で制作 された番組 にも独自 にサイドパネルを付 けてレターボックスで放送 。テレビ朝日 からなどの同時 ネット番組 は除 く。 - そして2010
年 7月 5日 からは地上 アナログで放送 される全 番組 をレターボックス放送 に変更 した[1]。NHKはアナログ放送 のほか、NHKワールドTV(PAL方式 のSD放送 )のごく一部 の番組 とNHKワールド・プレミアムのSD4:3サイズで製作 されたものと国際 放送 独自 番組 を除 いたすべての番組 も含 む。一部 のコマーシャルや地方 局 で放送 されるテレビショッピング番組 、またNHK教育 の再 放送 番組 (これらは旧来 のSD4:3サイズで製作 されたもの)、独立 U局 のSD4:3サイズ製作 の大 部分 の番組 (一部 ハイビジョン番組 も引 き続 きサイドカット)は従来 と同 じ4:3サイズで、NHK総合 の大河 ドラマと一部 の番組 宣伝 は2010年 12月 まで14:9のセミレターボックスで放送 されていた。 遅 れネットの番組 では、制作 局 で7月 4日 までに放送 された番組 が現在 [いつ?]でも放送 されているため、テロップがサイドカットを意識 した配置 となっているため、デジタル放送 で視聴 すると違和感 のある位置 にテロップが表示 される場合 があった。またコマーシャルについては、従前 の4:3サイズで製作 されたものがあり、それに関 してはレターボックス16:9ではなく、CM中 は原則 としてアナログ終了 のアナウンス表示 を消去 していた。ただしアナログ放送 の終了 が東日本 大震災 のため延期 された岩手 県 ・宮城 県 ・福島 県 に関 しては、7月 24日 正午 以後 はCMも含 めレターボックス16:9とし、アナログ終了 のアナウンス表示 も常時 行 われた。- これに
準 じ上下 の帯 を少 なくし、左右 を少々 カットする「セミレターボックス」(14:9や13:9)といわれるものもある。 - 2011
年 7月 24日 から、遅 いところでも2015年 3月 末 まで(一部 4月 に延期 した局 もある)、デジタル放送 への円滑 移行 を念頭 において実施 されたケーブルテレビのデジアナ変換 でもアナログのチャンネルではレターボックス16:9を採用 していた。なお宮古 テレビ・石垣 ケーブルテレビの琉球朝日放送 のアナログ再 放送 については、アナログ放送 の中継 局 が設置 されなかったための補完 として、放送 開始 当初 からこのレターボックス16:9によるデジアナ変換 でのみ視聴 できた。 地上波 に限 れば地上 デジタル放送 への移行 期 以前 の1990年代 中盤 からレターボックスで放送 される番組 は少 ないながら存在 した。- VHSソフト
映画 作品 は大概 スタンダードサイズのテレビより横長 のため、上下 に黒 帯 を付加 して本来 のアスペクト比 を維持 する。- DVDソフト
映画 作品 を収録 したDVDビデオソフトの大半 は、【LB】か【16:9 LB】の表示 が付 いている。DVDビデオは本来 の映像 がスタンダードサイズ、ワイドサイズを問 わず全 てがスタンダードサイズの解像度 (NTSC下 では720×480)で記録 されており再生 時 の画面 アスペクト比 の情報 が別 に保持 されている。従 って、ワイドサイズの映像 をスタンダードサイズテレビに映 し出 すときは垂直 解像度 が360本 で上下 に黒 帯 が付加 された映像 (=レターボックス)が表示 される。レターボックスで記録 されたDVDには機器 には、あらかじめレターボックス化 された映像 が記録 されている。再生 時 に機器 による変換 が行 われる例 は、スクイーズ方式 で記録 された場合 となる。- 【LB】:ビスタサイズ(16:9)などスタンダードサイズ(4:3)よりも
横長 の映像 に上下 に黒 帯 を付加 してスタンダードサイズに合 わせた画面 アスペクト比 で記録 されている。スコープサイズ(2:1以上 )をスクイーズを併用 した記録 を行 った場合 は、【16:9 LB】ではなく【LB】表記 となる。その場合 、【16:9 LB】記録 より追加 する黒 帯 部分 は小 さくなる。 - 【16:9 LB】:スコープサイズ(2:1
以上 )のような通常 のワイドサイズ(16:9)に比 べ横 が広 い画像 に対 して上下 に黒 帯 を付加 し、スクイーズ記録 されている。
脚注
[- ^ “アナログ
放送 に「2011年 7月 放送 終了 」のメッセージ表示 ”. Impress AV Watch. (2008年 4月 25日 )
関連 項目
[- アスペクト
比 画面 サイズ画面 解像度 解像度 - テレビ
受像 機 - ピラーボックス (
映像 技術 ) - トリミング (
映画 映像 の用語 ) 額縁 放送 映像 のコンバート高 精細 度 テレビジョン放送 (HDTV)- ハイビジョン
標準 画質 映像 (SDTV)