(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ロイヤルティー - Wikipedia コンテンツにスキップ

ロイヤルティー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイヤリティから転送てんそう

ロイヤルティーえい: royalty)とは、特定とくてい権利けんり利用りようする利用りようしゃが、権利けんりもの支払しはら対価たいかのことで、おも特許とっきょけん商標しょうひょうけん著作ちょさくけんなどの知的ちてき財産ざいさんけん利用りようたいする対価たいかをいう。とくに、著作ちょさくけんたいする対価たいか印税いんぜいともいう。実施じっしりょうライセンスりょうともばれる。日本語にほんごでは本来ほんらいつづり・発音はつおんからはなれたロイヤティーということもおおい。

語源ごげん

[編集へんしゅう]

ロイヤルティー(えい: royalty)のかたりは、もともと王位おういまたはおう権利けんりである。英語えいごでは、権利けんりもの支払しはら対価たいか意味いみもちいる場合ばあいには、複数ふくすうがたえい: royalties)にすることがおおい。

具体ぐたいれい

[編集へんしゅう]

特許とっきょけん

[編集へんしゅう]

通常つうじょうは、特許とっきょけんしゃから特許とっきょ専用せんよう実施じっしけん設定せってい特許とっきょほうだい77じょう)、または、通常つうじょう実施じっしけん許諾きょだく特許とっきょほうだい78じょう)をけたものが、その対価たいかとして特許とっきょけんしゃたいして支払しはら実施じっしりょうす。

れい

  • 実施じっし許諾きょだく製品せいひんした企業きぎょう実施じっしけんしゃ) → 発明はつめい特許とっきょけんしゃ

商標しょうひょうけん

[編集へんしゅう]

通常つうじょうは、商標しょうひょうけんしゃから商標しょうひょう専用せんよう使用しようけん設定せってい商標しょうひょうほうだい30じょう)、または、通常つうじょう使用しようけん許諾きょだく商標しょうひょうほうだい31じょう)をけたものが、その対価たいかとして商標しょうひょうけんしゃたいして支払しはら使用しようりょうす。

れい

  • フランチャイズオーナー(フランチャイジー) → 商標しょうひょう管理かんり企業きぎょう(フランチャイザー)

著作ちょさくけん

[編集へんしゅう]

通常つうじょうは、著作ちょさくけんしゃから著作ちょさくぶつ利用りよう許諾きょだくもの著作ちょさくけんほうだい63じょう)が、その対価たいかとして著作ちょさくけんしゃたいして支払しはら利用りようりょう(いわゆる印税いんぜい)をす。一方いっぽう著作ちょさくしゃ著作ちょさくけん譲渡じょうとするさい対価たいかは、一般いっぱんにはロイヤルティーとはばれない。

れい

日本にっぽん場合ばあい著作ちょさくぶつ利用りようりょうは、著作ちょさくけんしゃ自身じしん徴収ちょうしゅうするのではなく、集中しゅうちゅう管理かんり事業じぎょうおこな団体だんたいによって徴収ちょうしゅうされることもおおい。代表だいひょうてき団体だんたいとしては、日本音楽著作権協会にほんおんがくちょさくけんきょうかいJASRAC)や実演じつえん著作ちょさく隣接りんせつけんセンターひとしがあるが、このような団体だんたい中間ちゅうかんはいると、手数料てすうりょう名目めいもくとした金銭きんせん中間ちゅうかん搾取さくしゅ発生はっせいし、著作ちょさくけんしゃぶんることになるため、著作ちょさくけんしゃによってはJASRACなどいかなる法人ほうじん団体だんたいかいさず、みずか著作ちょさくけん管理かんりするケースもある。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]