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ロラール・スペース&コミュニケーションズ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ロラール・スペース&コミュニケーションズ
Loral Space & Communications
種類しゅるい Public company
市場いちば情報じょうほう
略称りゃくしょう ロラール社しゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
600 Third Avenue
ニューヨーク市し
設立せつりつ 1996年ねん
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう・通信つうしん業ぎょう航空こうくう宇宙うちゅう産業さんぎょう
事業じぎょう内容ないよう 通信つうしん衛星えいせいの製造せいぞう・販売はんばい、衛星えいせいサービス
代表だいひょう者しゃ Avi Katz
(President, General Counsel and Secretary)
売上うりあげ高だか 882 Million US$（2007年ねん）
従業じゅうぎょう員数いんずう 3,100人にん（2011年ねん11月8日にち時点じてん）[1]
外部がいぶリンク http://www.loral.com
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ロラール・スペース&コミュニケーションズ は衛星えいせい通信つうしんを主力しゅりょく事業じぎょうとする企業きぎょうであり、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくデラウェア州しゅうで設立せつりつされた。1996年ねんにロラール社しゃが91億おくドルでロッキード・マーティンに防衛ぼうえい用よう電子でんし機器きき事業じぎょうおよびシステム・インテグレーション事業じぎょうを売却ばいきゃくしたときに、その残のこりの事業じぎょうを束たばねる形かたちで設立せつりつされた。2006年ねんには長ながらく同社どうしゃを率ひきいてきたバーナード・L・シュワルツ（英語えいご版ばん）が引退いんたいした。

現在げんざい、ロラールはカナダ公務員こうむいん年金ねんきん投資とうし委員いいん会かいとともにテレサットに投資とうししている他ほか、XTAR（英語えいご版ばん）の持分もちぶん所有しょゆうや国内外こくないがいの数々かずかずのジョイント・ベンチャーに参加さんかしている。

歴史れきし[編集へんしゅう]

1998年ねん3月がつ20日はつか、ロラールはOrion Network Systems社しゃをおよそ4億おく7900万まんドルで株式かぶしき交換こうかんにより買収ばいしゅうした[2]。

2002年ねん1月がつにロラールは、1996年ねんの中国ちゅうごくでのロケット打うち上あげ失敗しっぱいのレビューにおいて、自社じしゃが関与かんよする内容ないようについて情報じょうほうを開示かいじすることで米国べいこく政府せいふと和解わかいに達たっした[3]。 ロラールはまた、罪状ざいじょう認否にんぴをせずに1400万まんドルの罰金ばっきんを支払しはらうことに合意ごういした[4]。 ハウス特別とくべつ委員いいん会かいによると、ロラールはシュワルツCEOの下したで中国ちゅうごく政府せいふに対たいして車載しゃさい型がた大陸たいりく間あいだ弾道だんどうミサイルの誘導ゆうどうシステムに関かんする助言じょげんをしていたという[5]。防衛ぼうえい技術ぎじゅつ安全あんぜん管理かんり局きょくは、ロラールは「深刻しんこくな輸出ゆしゅつ管理かんり上じょうの違反いはん行為こういを犯おかし」、また、「この行為こういによって、打上うちあげ機き（すなわちロケット）および弾道だんどうミサイル、そして特とくにその誘導ゆうどうシステムの全体ぜんたい的てきな信頼しんらい性せいを改善かいぜんする可能かのう性せいがあり、中国ちゅうごくに多大ただいな利益りえきをもたらすものである」と結論けつろんづけた[6]。 結局けっきょく、ロラールは武器ぶき輸出ゆしゅつ統制とうせい法ほう違反いはん事件じけんで過去かこ最高さいこう額がくとなる合計ごうけい2000万まんドルの罰金ばっきんを支払しはらうこととなった[7]。

2003年ねん7月がつ15日にちには、ロラールと一部いちぶの子会社こがいしゃは連邦れんぽう倒産とうさん法ほう第だい11章しょうの適用てきようを申請しんせいした[7]。 適用てきよう申請しんせいに伴ともなって、ロラールは債務さいむを減へらすためにインテルサットに北米ほくべいの衛星えいせい群ぐんを売却ばいきゃくすると発表はっぴょうした。ロラールの再生さいせい手続てつづきは2005年ねん11月21日にちに完了かんりょうした。

2006年ねん2月がつ1日にちには、ロラール・スペース&コミュニケーションズ（ロラール・スカイネット）の子会社こがいしゃが強力きょうりょくな広域こういきKu帯たい通信つうしん衛星えいせいであるテルスター11Nの製造せいぞうを開始かいしした[8]。

2007年ねん10月がつ5日にちにはロラール・スペース&コミュニケーションズとカナダ公務員こうむいん年金ねんきん投資とうし委員いいん会かいがテレサットをベル・カナダから32.5億おくカナダドルで買収ばいしゅうするために必要ひつような最終さいしゅう認可にんかが規制きせい当局とうきょくから下くだり、2007年ねん10月がつ31日にちには買収ばいしゅう手続てつづきが完了かんりょうした。これにより、ロラールは新あらたに設立せつりつされたテレサット・ホールディングスの64%の株式かぶしきと33 1/3%の議決ぎけつ権けんを保有ほゆうする親会社おやがいしゃとなった。

同時どうじに、テレサットがロラール・スペース&コミュニケーションズの子会社こがいしゃであるロラール・スカイネットと合併がっぺいした。これにより、ロラール・スカイネットのすべての資産しさんはテレサットに移うつされることになった。

2012年ねん11月2日にちに、ロラール・スペース&コミュニケーションズは製造せいぞう子会社こがいしゃであるスペースシステムズ/ロラール (SS/L) をマクドナルド・デットウィラーに売却ばいきゃくすると発表はっぴょうした[9]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ http://www.mercurynews.com/business/ci_19291336 "Satellite business taking off in Palo Alto", San Jose Mercury News, November 8, 2011.
  2. ^ “LORAL COMPLETES ACQUISITION OF ORION NETWORK SYSTEMS” (1998年ねん3月がつ20日はつか). 2015年ねん11月25日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “アーカイブされたコピー”. 2008年ねん6月がつ21日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2009年ねん12月19日にち閲覧えつらん。 "Loral and US Government Settle Chinese Launch Matter", Loral news release, January 9, 2002.
  4. ^ “アーカイブされたコピー”. 2008年ねん6月がつ21日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2009年ねん12月19日にち閲覧えつらん。 "Loral and US Government Settle Chinese Launch Matter", Loral news release, January 9, 2002.
  5. ^ http://www.house.gov/coxreport/chapfs/app.html
  6. ^ http://www.house.gov/coxreport/chapfs/ch6.html
  7. ^ a b http://www.militaryaerospace.com/articles/print/volume-13/issue-4/departments/cots-watch/loral-arms-technology-exports-lead-to-20-million-government-fine.html
  8. ^ “CONSTRUCTION OF LORAL SKYNET’S TELSTAR 11N SATELLITE BEGINS AT SPACE SYSTEMS/LORAL” (2006年ねん2月がつ1日にち). 2015年ねん11月25日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “アーカイブされたコピー”. 2013年ねん2月がつ16日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013年ねん1月がつ22日にち閲覧えつらん。 "Loral Closes Sale of Space Systems/Loral to MDA", Loral news release, November 2, 2012.

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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