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この項目では、ノルウェーの市について説明しています。動物名については「ビクーニャ」をご覧ください。 |
ヴィクナ(ノルウェー語: Vikna)は、ノルウェーのヌール・トロンデラーグ県、ナムダーレン地域に位置する基礎自治体(以下、本稿では便宜上「市」と記述する)。行政の中心地はレールヴィク村 (Rørvik) で、そのほかアウスタフィヨール (Austafjord) 、ガシュタード (Garstad) 、ヴァーローヤ (Valøya) の村々がある。
ヴィクナ市は1869年7月1日、ナーロイからヴィクテン市 (Vikten) として分立した。当時の人口は1749年であった。1881年1月1日、フォスネスの一部地域(人口:61人)が市に移管された。市名は後にヴィクナに改称された[1]。
市を構成するインネル=ヴィクナ (Inner-Vikna) 、メロム=ヴィクナ (Mellom-Vikna) 、イッテル=ヴィクナ (Ytter-Vikna) の三島にちなむ。これら島名はいずれも、「入り江」を意味する vik に由来する(いずれの島にも無数の入り江がある)[2]。
現在の紋章は1988年5月13日に制定された。いまも市内の重要な収入源であるサケ漁と養殖業を表し、青地に3匹のサケが描かれている[3]。
ニーダロス教区のナーロイ支区が管轄する市内には、ノルウェー国教会の教区がひとつ置かれている。
市内の教会
教区 (ソクン) |
名称 |
所在地 |
建築年
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ヴィクナ教区 |
ガシュタード教会 |
ガシュタード |
1856年
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レールヴィク教会 |
レールヴィク |
1896年
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ヴァーロイ礼拝堂 |
ヴァーローヤ |
1972年
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ヴィクナ市はヌール・トロンデラーグ県北西沖のノルウェー海に浮かぶ、大小6000余りの群島からなる。ロフォーテン諸島以南では最大のサケの産卵場である。主な島は本土から近い順にインネル=ヴィクナ、メロム=ヴィクナ、そして最西端のイッテル=ヴィクナの三つである。
中心となる村落はインネル=ヴィクナ島東岸のレールヴィク村で、本土とナーロイスンデット海峡で向かい合っている。市内にはギェスリンゲーネ灯台、グリンナ灯台、ナーロイスン灯台、ヌールドイヤン灯台など、多くの灯台が置かれている。
1962年10月21日、沿岸急行船(フッティルーテン)の Sanct Svithun 号が操舵ミスでヌールドイヤンに座礁。船体は沈没し、41名の命が失われた。ヌールドイヤンには2002年、追悼のメンヒルが建立された。
市民の主な収入源は漁業、養殖業、公共サービス、農業である。レールヴィクには、過去数世紀の沿岸部における生活様式を紹介するヌールヴァイ博物館がある。電力は大部分が、ガシュタード西部のメロム=ヴィクナ島にあるヴィクナ風力発電所から供給されている。
レールヴィクにフッティルーテンが停泊するほか、ナーロイスン橋経由で県道770号が市内と本土および欧州ルートE6号を結んでいる。レールヴィクの南にはレールヴィク空港が置かれている。ヴィクナとナーロイは、人口1万人ほどの共同労働圏を形成している。
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