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三発機 - Wikipedia コンテンツにスキップ

さんはつ

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さんはつ (さんぱつき) とは発動はつどうさん搭載とうさいする飛行機ひこうきことである。

だい世界せかい大戦たいせんまえ、まだレシプロエンジン性能せいのう信頼しんらいせいひくく、双発そうはつでは飛行ひこう自体じたい不安ふあんだが、よんはつではおおきくおもすぎて経済けいざいせいわるいという過渡かと多用たようされていたが、エンジン関連かんれん技術ぎじゅつ進歩しんぽによって双発そうはつ信頼しんらいせい向上こうじょうすると衰退すいたいしていった。

そして戦後せんご今度こんどジェットエンジンにおいておなじような過渡かとしょうじ、おも中型ちゅうがたジェット旅客機りょかくきにおいてさんはつ普及ふきゅうしたが、やはり技術ぎじゅつ進歩しんぽによってより経済けいざいせいまさ双発そうはつってわられていった。

コンロイ・エアクラフト双発そうはつレシプロのダグラス DC-3のエンジンを中古ちゅうこビッカース バイカウントからはずしたプラット・アンド・ホイットニー・カナダのPT6A-45に交換こうかんし、機首きしゅにも追加ついかしたコンロイ トライ・ターボ3完成かんせいひん改造かいぞうキットを販売はんばいしていた。

このように固定こていつばさ分野ぶんやでは中途半端ちゅうとはんぱぬぐえないさんはつだが、ヘリコプターでは双発そうはつのちしたシコルスキー CH-53E スーパースタリオン全面ぜんめんさい設計せっけいしたCH-53Kでもさんはつ踏襲とうしゅうしているほか、シュド・アビアシオンSA 321 シュペルフルロンアグスタウェストランド AW101など設計せっけい当初とうしょからさんはつとされる機体きたいもあるなど一定いってい評価ひょうかている。とく西側にしがわけんでは大型おおがた双発そうはつでまかなえるこう出力しゅつりょくターボシャフトエンジンの選択肢せんたくしかぎられる[1]ことや、エンジン1停止ていし状態じょうたいでも飛行ひこう継続けいぞくできるなまざんせいのメリットがげられる。(固定こていつばさならへんはつ停止ていしのトラブルに見舞みまわれてもある程度ていど飛行ひこう継続けいぞく可能かのうだが、出力しゅつりょくめん飛行ひこう高度こうどのマージンがとぼしいヘリではがたい)

発動はつどう配置はいち[編集へんしゅう]

プロペラではブリテン・ノーマン トライランダージェット機じぇっときではマクドネル・ダグラス DC-10ロッキード L-1011 トライスターなどがげられる。
ボーイング727ダッソー ファルコン 50/900/7Xツポレフ Tu-154など。
ユンカース Ju 52サヴォイア・マルケッティ SM.79など。

発動はつどう配置はいちれい[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • トライジェット - 3つのジェットエンジンを搭載とうさいしたさんはつジェット機じぇっとき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ きゅうソ連それん・ロシアのMi-6フックMi-26ヘイローは、CH-53に匹敵ひってきするかより大型おおがた機体きたいであるにもかかわらず双発そうはつとして設計せっけいされているが、Mi-6に搭載とうさいされるD-25は5,500~6,500馬力ばりき、Mi-26に搭載とうさいされるD-136ロシアばんは10,000馬力ばりき、D-136の後継こうけい予定よていされているPD-12Vいたっては11,500馬力ばりきたっしており、西側にしがわとは比較ひかくにならないこう出力しゅつりょくエンジンにめぐまれている側面そくめんおおきい。