丸まる保たもつ山やま古墳こふん

丸まる保たもつ山やま古墳こふん
丸まる保たもつ山やま古墳こふん（2007年ねん） 国土こくど交通省こうつうしょう 国土こくど地理ちり院いん 地図ちず・空中くうちゅう写真しゃしん閲覧えつらんサービスの空中くうちゅう写真しゃしんを基もとに作成さくせい
所属しょぞく	百舌鳥もず古墳こふん群ぐん
所在地しょざいち	大阪おおさか府ふ堺さかい市し堺さかい区く北丸保園きたまるほえん
位置いち	北緯ほくい34度ど34分ふん1.9秒びょう 東経とうけい135度ど29分ふん7.8秒びょう
形状けいじょう	前方後円墳ぜんぽうこうえんふん
規模きぼ	墳丘ふんきゅう長ちょう87ｍ
築造ちくぞう時期じき	5世紀せいき
史跡しせき	国くにの史跡しせき
特記とっき事項じこう	後こう円えん部ぶ宮内庁くないちょう管理かんり
地図ちず	丸まる保たもつ山さん 古墳こふん 大阪おおさか府内ふないの位置いち

丸まる保たもつ山やま古墳こふん（まるほやまこふん）は、大阪おおさか府ふ堺さかい市し堺さかい区く北丸保園きたまるほえんに所在しょざいする古墳こふん（前方後円墳ぜんぽうこうえんふん）である。百舌鳥もず古墳こふん群ぐんの中なかの一基いっきであり、すぐ近ちかくにある大仙だいせん陵りょう古墳こふんの陪塚と考かんがえられている。国くにの史跡しせきに指定していされ、世界せかい文化ぶんか遺産いさん 百舌鳥もず・古市ふるいち古墳こふん群ぐん -古代こだい日本にっぽんの墳墓ふんぼ群ぐん- の構成こうせい資産しさんの一部いちぶとして登録とうろくされている。

概要がいよう

大仙だいせん陵りょう古墳こふん外堀そとぼり西側にしがわ近傍きんぼうにあり、墳丘ふんきゅう主軸しゅじく線せんは、大仙だいせん陵りょう古墳こふん墳丘ふんきゅう主軸しゅじく線せんと同どう一方向いちほうこうを指向しこうしていること、および、位置いち関係かんけいから、大だい山陵さんりょう古墳こふんの陪塚と考かんがえられている。また、すぐ西側にしがわに円えん墳ふんの菰こも山塚やまつか古墳こふんがあり、また南側みなみがわには、かつて古墳こふん様さまの高たかまりがあり、これらも陪塚と考かんがえられる。大おおきさは墳丘ふんきゅう長ちょう87ｍ、後こう円えん部ぶ直径ちょっけい60ｍ、後こう円えん部ぶ高たかさ9.8ｍ、前方ぜんぽう部ぶ幅はば40ｍ、前方ぜんぽう部ぶ高たかさ2.7ｍ。形状けいじょうは、帆立貝ほたてがい形がた古墳こふんで前方ぜんぽう部ぶは短みじかく南みなみ向むきで、1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）に開墾かいこんにより削けずられ低ひくくなっているが、後こう円えん部ぶは2段だんに築きずかれ、周囲しゅういには濠ほりがある。帆立貝ほたてがい形がた古墳こふんとしては百舌鳥もず古墳こふん群ぐんの中なかで最大さいだいの規模きぼを誇ほこる。埋葬まいそう施設しせつの構造こうぞうや副葬品ふくそうひんの内容ないようなどは判明はんめいしていないが、採集さいしゅうされた円筒えんとう埴輪はにわ片へんから5世紀せいき後半こうはん頃ごろに築造ちくぞうされたと考かんがえられている。後こう円えん部ぶは宮内庁くないちょうが、前方ぜんぽう部ぶと周しゅう濠ほりは堺さかい市しが管理かんりしている。

• 画像がぞう説明せつめい文ぶんの左右さゆうの表示ひょうじは、前方ぜんぽう部ぶから後こう円えん部ぶ方向ほうこうを見みた時ときの方向ほうこう
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  前方ぜんぽう部ぶが削けずられ（手前てまえ）、後こう円えん部ぶ（奥おくの林はやし）より、1段だん低ひくくなっている。
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  前方ぜんぽう部ぶから後こう円えん部ぶ方向ほうこうを見みた墳丘ふんきゅう右側みぎがわの濠ほりは、現状げんじょう、空そら濠ほりとなっている。
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  後こう円えん部ぶ墳丘ふんきゅう主軸しゅじくあたりから見みた墳丘ふんきゅう左ひだり方かたの濠ほり
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  後こう円えん部ぶ側がわから前方ぜんぽう部ぶ側がわを見みた、墳丘ふんきゅう左側ひだりがわの濠ほり
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  後こう円えん部ぶ左側ひだりがわの、くびれ部ぶ周辺しゅうへんと濠ほり

規模きぼ

古墳こふんの規模きぼは以下いかの通とおり。

• 墳丘ふんきゅう長ちょう87メートル
• 後こう円えん部ぶ直径ちょっけい60メートル、高たかさ9.8メートル
• 前方ぜんぽう部ぶ幅はば40メートル、高たかさ2.7メートル

文化財ぶんかざい

国くにの史跡しせき

史跡しせき：百舌鳥もず古墳こふん群ぐんを構成こうせいする19古墳こふんのうちの一ひとつとして、史跡しせきに指定していされている。

• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）7月がつ25日にちに、丸まる保たもつ山やま古墳こふんが史跡しせき指定していされた。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）3月がつ18日にちに、史跡しせきに既すんで指定していされている7古墳こふん（いたすけ古墳こふん、長塚ながつか古墳こふん、収おさむ塚づか古墳こふん、塚づか廻まわり古墳こふん、文珠もんじゅ塚づか古墳こふん、丸まる保たもつ山やま古墳こふん、乳ちち岡おか古墳こふん）を統合とうごうし、御廟ごびょう表ひょう塚づか古墳こふん、ドンチャ山やま古墳こふん、正楽寺しょうらくじ山さん古墳こふん、鏡かがみ塚づか古墳こふん、善ぜん右みぎヱ門もん山やま古墳こふん、銭ぜに塚づか古墳こふん、旗はた塚づか古墳こふん、寺山てらやま南山なんざん古墳こふん、七観音しちかんのん古墳こふん、グワショウ坊ぼう古墳こふんを追加ついか指定していし、名称めいしょうが百舌鳥もず古墳こふん群ぐんと改あらためられた。
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）10月がつ15日にちに、御廟ごびょう山さん古墳こふん内うち濠ほりが追加ついか指定していされた。
• 2019年ねん（平成へいせい31年ねん）2月がつ26日にちに、ニサンザイ古墳こふん内うち濠ほりが追加ついか指定していされた。

世界せかい遺産いさん

2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）7月がつ6日にちに世界せかい文化ぶんか遺産いさん 百舌鳥もず・古市ふるいち古墳こふん群ぐん -古代こだい日本にっぽんの墳墓ふんぼ群ぐん- を構成こうせいする百舌鳥もず古墳こふん群ぐんの構成こうせい資産しさんの一部いちぶとして登録とうろくされている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 松村まつむら隆文たかふみ　『日本にっぽん古墳こふん大だい辞典じてん』　株式会社かぶしきがいしゃ東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん　1989年ねん　541頁ぺーじ
• 堺さかい市し文化ぶんか観光かんこう局きょく文化ぶんか部ぶ文化財ぶんかざい課か 編集へんしゅう『百舌鳥もず古墳こふん群ぐん -堺さかいの文化財ぶんかざい- 第だい7版はん』堺さかい市し文化ぶんか観光かんこう局きょく文化ぶんか部ぶ文化財ぶんかざい課か、2014年ねん。 

外部がいぶリンク

• 丸まる保たもつ山やま古墳こふん／百舌鳥もず古墳こふん群ぐん - 堺さかい市役所しやくしょ文化ぶんか観光かんこう局きょく文化ぶんか部ぶ文化財ぶんかざい課か - 丸まる保たもつ山やま古墳こふんの上空じょうくうからの画像がぞうがある。
• 丸まる保たもつ山やま古墳こふん - （公社こうしゃ）堺さかい観光かんこうコンベンション協会きょうかい - 丸まる保たもつ山やま古墳こふんの上空じょうくうからの画像がぞうがある。