企業きぎょうブランディング

企業きぎょうブランディング（きぎょうブランディング）とは、企業きぎょう経営けいえいにおける第だい5の経営けいえい資源しげんといわれる「ブランド」を戦略せんりゃく的てきに高たかめる施策しさく、方策ほうさくのことである。特とくに社会しゃかいにおける企業きぎょう信頼しんらいを高たかめる方策ほうさくのこと指さしてを「企業きぎょうブランディング」と言いう。

概要がいよう

企業きぎょうブランディングが浸透しんとうしたのは1980年代ねんだいと言いわれている。近年きんねんではブランド力りょくを上あげるためにロゴや社名しゃめいを変更へんこうする企業きぎょうも見みられるようになった。最近さいきんでは、DoCoMoのロゴの変更へんこうや松下電器産業まつしたでんきさんぎょうのPanasonicへの社名しゃめい変更へんこうなどが有名ゆうめいである。

企業きぎょうブランディングは、その企業きぎょうの持もつ文化ぶんかや歴史れきしなど感情かんじょう的てきな面めんも含ふくめた総合そうごう的てきな特色とくしょくを消費しょうひ者しゃに伝つたえていく側面そくめんが強つよい。企業きぎょうブランディングの成功せいこう事例じれいとしてよく名前なまえの挙あがるサントリーでは、“水みずと生いきる SUNTORY”をスローガンに掲かかげ、東大とうだいとのコラボレーションWEBコンテンツ『「水みずの知ち」最前線さいぜんせん』や、『サントリー天然てんねん水みずの森もり』による環境かんきょう活動かつどうなどを通つうじて企業きぎょうとしてのブランディングを確立かくりつしている。

近年きんねんでは、保守ほしゅ的てきと言いわれている金融きんゆう業界ぎょうかいにおいても企業きぎょうブランディングが浸透しんとうしてきており、みずほ銀行ぎんこうはブランドスローガンに“One MIZUHO 未来みらいへ。お客きゃくさまとともに”を掲かかげてブランディングを推進すいしんしている。また、りそな銀行ぎんこうではブランドスローガンに“想おもいをつなぐ、未来みらいを形かたちに。Next Action”を掲かかげ、コミュニケーションキャラクターの『りそにゃ』を起用きようしたり女性じょせい向むけコンテンツを集約しゅうやくした『RESONA for Women』を運営うんえいすることによってブランドイメージの向上こうじょうに努つとめている。

これらの企業きぎょうブランディングは、一般いっぱん的てきに競合きょうごう他社たしゃとの差別さべつ化かが難むずかしい成熟せいじゅく市場いちばにおいては極きわめて有効ゆうこうな経営けいえい戦略せんりゃくの１ひとつと言いわれている。

企業きぎょうブランディングは定義ていぎそのものが一般いっぱん的てきに浸透しんとうしておらず、USP（Unique Selling Proposition）と混同こんどうされることがある。USPは企業きぎょうが持もつ強つよみで、古ふるくは三越みつこしの「現げん銀ぎん掛かけ値ねなし」や、馴染なじみのあるものだと稲葉いなば物置ものおきの「100人にん乗のっても大丈夫だいじょうぶ！」などが有名ゆうめいである。これらのスローガンは企業きぎょうブランディングとは異ことなり、商品しょうひんやサービスそのものの強つよみを伝つたえるメッセージとなっている。学術がくじゅつ団体だんたいについては、1951年ねん4月がつ21日にち、日本にっぽん商業しょうぎょう学会がっかいが慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく教授きょうじゅ向井むかい鹿松しかまつを初代しょだい会長かいちょうとして設立せつりつされた。

企業きぎょうブランディングを手てがける著名ちょめい人じん

• 伊田いだ光寛みつひろ
• 稲吉いなよし紘ひろし実み
• 佐藤さとう可か士し和わ

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• ブランド
• ブランディング (戦略せんりゃく・手法しゅほう)
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