伊藤いとう直彦なおひこ

伊藤いとう 直彦なおひこ（いとう なおひこ、1940年ねん7月がつ11日にち - ）は、日本にっぽんの経営けいえい者しゃ。

経歴けいれき

長野ながの県けん出身しゅっしん。1964年ねんに東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶを卒業そつぎょうし、同年どうねん4月がつに日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどうに入社にゅうしゃ。1970年ねん7月がつにワシントン州立しゅうりつ大学だいがく経営けいえい学がく大学院だいがくいんを修了しゅうりょう。1985年ねん11月に貨物かもつ局きょく営業えいぎょう課長かちょうに就任しゅうにんした。

日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどうで関西かんさい支社ししゃ長ちょう、取締役とりしまりやく、常務じょうむ、専務せんむを経へて、1999年ねん6月がつに社長しゃちょうに就任しゅうにん。2007年ねん6月がつから会長かいちょうに就任しゅうにんした。2015年ねん4月がつに旭日重光章きょくじつじゅうこうしょうを受章じゅしょうした。

逸話いつわ

高速こうそく道路どうろ整備せいびによる大型おおがたトラックや、空港くうこう整備せいびによる航空機こうくうきでの貨物かもつ輸送ゆそうの増加ぞうか、さらには国鉄こくてつ時代じだいのスト権けんストによる国鉄こくてつ貨物かもつへの信頼しんらい失墜しっついなどの影響えいきょうで減少げんしょうを続つづけていた鉄道てつどう貨物かもつの復権ふっけんに尽力じんりょくした。日本にっぽんにおいて本来ほんらい鉄道てつどうが得意とくいとする500km以上いじょうの遠距離えんきょり輸送ゆそうにおいても鉄道てつどう貨物かもつが衰退すいたいしていった理由りゆうを幾いくつか列挙れっきょした際さい、その一ひとつに、このストによる信頼しんらい失墜しっついを挙あげている。大阪おおさかのある大手おおてメーカーには当時とうじ「もう二度にどと鉄道てつどうは使つかわない」とまで言いわれたエピソードも残のこっている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 人事じんじ興信所こうしんじょ 編へん『人事じんじ興信録こうしんろく 第だい43版はん 上じょう』人事じんじ興信所こうしんじょ、2005年ねん。