余よ昧（よまい）は、春秋しゅんじゅう時代じだいの呉ごの第だい4代だいの王おう。姓せいは姫ひめ。名なは夷えびす末まつ[1]、あるいは夷えびす眜[2]と表記ひょうきされる。寿ことぶき夢ゆめの子こ。諸しょ樊・余よ祭さいの弟おとうと。季き札さつの兄あに。
余よ祭さい4年ねん（紀元前きげんぜん544年ねん）5月がつ、兄あにの余よ祭さいが越こしの捕虜ほりょに惨殺ざんさつされると、その跡あとを継ついで王おうとなった。余よ昧4年ねん（紀元前きげんぜん527年ねん）正月しょうがつに亡なくなると、僚[3]が後ごを継ついだ。
一説いっせつでは、闔閭（光ひかり）の父ちちと伝つたわる[4]。
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