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ドナルド・ウィニコット

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ドナルド・ウッズ・ウィニコット
Donald Woods Winnicott
生誕せいたん (1896-04-07) 1896ねん4がつ7にち
イギリスの旗 イギリスプリマス
死没しぼつ (1971-01-28) 1971ねん1がつ28にち(74さいぼつ
イギリスの旗 イギリスロンドン
国籍こくせき イギリスの旗 イギリス
研究けんきゅう分野ぶんや 精神せいしん分析ぶんせきがく
対象たいしょう関係かんけいろん
出身しゅっしんこう ケンブリッジ大学けんぶりっじだいがく
リーズスクール
おも業績ぎょうせき かかえること(ホールディング)
ほどよい母親ははおや
移行いこう対象たいしょう
本当ほんとう自己じこいつわりの自己じこ
ひとりでいられる能力のうりょく
影響えいきょう
けた人物じんぶつ
メラニー・クライン
プロジェクト:人物じんぶつでん
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ドナルド・ウィニコット

ドナルド・ウッズ・ウィニコットえい: Donald Woods Winnicott1896ねん4がつ7にち - 1971ねん1がつ28にち)は、イギリス小児科しょうにか精神せいしん精神せいしん分析ぶんせきとく対象たいしょう関係かんけいろん領域りょういきひろられる。ウィニコットは英国えいこく精神せいしん分析ぶんせき協会きょうかいにおける独立どくりつ学派がくは牽引けんいんするメンバーであり、英国えいこく精神せいしん分析ぶんせき協会きょうかい会長かいちょうを1956ねん-1959ねんおよび1965ねん-1968ねんにわたりつとめた[1]。ウィニコットは本当ほんとう自己じこいつわりの自己じこ移行いこう対象たいしょうひとりでいられる能力のうりょくなどのアイディアでもっとられている。ウィニコットは『あそぶことと現実げんじつ[2]ふくむいくつかの著書ちょしょと200をえる論文ろんぶん執筆しっぴつした[3]

人物じんぶつ

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イングランドデヴォンしゅうプリマス中流ちゅうりゅう階級かいきゅうメソジスト信仰しんこう家庭かていまれる。両親りょうしんは、サー・フレデリック(商人しょうにん)とエリザベス・マーサ・(ウッド)・ウィニコット。1923ねんアリス・テーラーと結婚けっこんしたが、1951ねん離婚りこん。1951ねん精神せいしんソーシャルワーカーで精神せいしん分析ぶんせきのエルシー・クララ・ニモ(愛称あいしょう"クララ")・ブリテンと再婚さいこんした。

子供こども時代じだいをプリマスでごしたウィニコットは、著名ちょめい影響えいきょうりょくおおきな精神せいしん分析ぶんせきとしては、波風なみかぜたない子供こども時代じだいごした数少かずすくない人物じんぶつ1人ひとりである。医師いしになることを決心けっしんしたのちかれケンブリッジ大学けんぶりっじだいがくまなかたわら、ジーザスカレッジのリーズスクールで医学いがくまなはじめる。だい世界せかい大戦たいせんあいだは、イギリスの駆逐くちくかん見習みなら軍医ぐんいとして勤務きんむ、これがかれにとっては学業がくぎょう中休なかやすみとなった。かれ医学部いがくぶ課程かていを1920ねんえ、1923ねん、アリス・テーラーと最初さいしょ結婚けっこんをしたおなねん、ロンドンのパディントン子供こども病院びょういん内科ないかとしてのポストをて、ここでかれは40年間ねんかん小児科しょうにか、そして小児しょうに精神せいしんとして勤務きんむする。

1930年代ねんだいからイギリスの精神せいしん分析ぶんせきあいだ活発かっぱつ論争ろんそうおこなわれ(アンナ―クライン論争ろんそう)、この論争ろんそうなかからみっつのグループが形成けいせいされた。アンナ・フロイト中心ちゅうしんとした大陸たいりく学派がくはメラニー・クライン中心ちゅうしんとした英国えいこく独立どくりつ学派がくは、そしてクラインからつよ影響えいきょうけるも本能ほんのう概念がいねん批判ひはんなどをつうじて距離きょりをおいた、対象たいしょう関係かんけいろん理論りろんてき基礎きそとする対象たいしょう関係かんけい学派がくはである。ウィニコットはクラインから訓練くんれんけたが、ロナルド・フェアバーンマイケル・バリントらとともに対象たいしょう関係かんけい学派がくは中心ちゅうしんメンバーになった。

かれ経歴けいれきなかには、クラインやアンナ・フロイトにまらず、ジェームズ・ストレイチー、R・D・レインのようなブルームズベリー・グループのメンバーやパキスタンからの亡命ぼうめいしゃ非常ひじょう論議ろんぎこした精神せいしん分析ぶんせきマサド・カーンのようなすうおおくの著名ちょめい人物じんぶつふくまれている。かれは1971ねん一連いちれん心臓しんぞう発作ほっさすえくなり、ロンドンでほうむられた。

理論りろん

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ウィニコットは、精神せいしんてき障害しょうがいった子供こどもやその母親ははおやなか経験けいけんもとに、その非常ひじょうおおきな影響えいきょうあたえた概念がいねんのいくつかをかんがしてきた。たとえば、精神療法せいしんりょうほうにとって決定的けっていてきなものとなった「支持しじてき環境かんきょう」(holding environment)、「移行いこう対象たいしょう」(transitional object)、それから母親ははおやならほとんどだれでもっているのではないかとおもわれるほどになった「安心あんしんかんあたえる毛布もうふ」(security blanket)などがそれである。かれ対象たいしょう関係かんけい理論りろんにもおおきな影響えいきょうおよぼし、とくに1951ねん論文ろんぶん移行いこう対象たいしょう移行いこう現象げんしょう[4]では、子供こどもがストレスのかったなか不安ふあんまぬかれるためにどころとする馴染なじみの大切たいせつにしている対象たいしょう焦点しょうてんてて議論ぎろんしている。

ほどよい母親ははおや

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ほどよい母親ははおや(good enough mother)とは、適度てきど心身しんしん世話せわによって、快適かいてき環境かんきょうと、対象たいしょうとしての恒常こうじょうせいあたえる母親ははおやおよびその機能きのうす。これは普通ふつう母親ははおやのことであり、ほどよい母親ははおやになれないれいとして、強迫きょうはくてき自己じこ没頭ぼっとうして幼児ようじ関心かんしんけられない母親ははおや、また幼児ようじ過度かど没頭ぼっとうしすぎて同一どういつし、そのあときゅう撤退てったいする母親ははおやなどがげられる。絶対ぜったい依存いぞん段階だんかい母親ははおや乳児にゅうじ欲求よっきゅうたすことで、乳児にゅうじ万能ばんのうかんをもつ。そこから母親ははおや幼児ようじすこしずつ適応てきおうかさねていくことは、幼児ようじ環境かんきょう提示ていじすることとなり、そうして幼児ようじ万能ばんのうかん脱却だっきゃくし、現実げんじつ認識にんしきできるようになっていく。あきらかに完璧かんぺきとはいえないおかあさんのが、まずまず正常せいじょうそだっていくことができるのは、そこには十分じゅうぶんな「ほどほどによい子育こそだて」があるからである。

移行いこう対象たいしょう

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移行いこう対象たいしょう(transitional object)とは、過渡かと対象たいしょうともばれる、乳幼児にゅうようじ特別とくべつ愛着あいちゃくせるようになる毛布もうふ、タオル、ぬいぐるみとうす。そのしゅたる機能きのうは、母親ははおやとの分離ぶんりなどのストレスフルな状況じょうきょうで、母親ははおややその乳房ちぶさ象徴しょうちょうてき代理だいりとして、安心あんしんあたえ、情緒じょうちょ静穏せいおんするところにある。乳幼児にゅうようじは、移行いこう対象たいしょうさわったりくちにくわえたりすることによって安心あんしんかんるが、ウィニコットによれば、こうした対象たいしょうは、乳幼児にゅうようじが「自分じぶん万能ばんのうではない」という現実げんじつれていく過程かてい橋渡はしわたしし、母子ぼし分化ぶんか状態じょうたいから分化ぶんかした状態じょうたいへの移行いこううながすものである。この意味いみで、移行いこう対象たいしょう幼児ようじ精神せいしん発達はったつじょう重要じゅうようはたらきをしている。一般いっぱんてき絶対ぜったいてき依存いぞんから相対そうたいてき依存いぞん過渡かとである移行いこう(6ヶ月かげつ~1さいごろ)にかけて発現はつげんすることがおおい。

ひとりでいられる能力のうりょく

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ひとりでいる(いられる)能力のうりょく(the capacity to be alone)とは、情緒じょうちょてき成熟せいじゅく密接みっせつ関連かんれんした、安心あんしんして孤独こどくたのしんでいられるちからのことである。ウィニコットによって分析ぶんせきされるまでは、ひとりでいることにたいする恐怖きょうふや、ひとりになりたい願望がんぼうについてはろんじられていても、ひきこもり状態じょうたいとはことなる、ひとりでいられることの陽性ようせい側面そくめんについてはほとんど言及げんきゅうされてこなかった。ひとりでいられる能力のうりょくとは、母親ははおや父親ちちおやとのさんしゃ関係かんけい幼児ようじ母親ははおやとのしゃ関係かんけいよりもっとはや時期じきであるいちしゃ関係かんけいにまでさかのぼる。おおくのどもは、ども時代じだいだっするよりまえ孤独こどくたのしめるようになり、さらには孤独こどくをかけがえのない財産ざいさんとして大切たいせつにすることさえある[5]

ひとりでいられる能力のうりょく洗練せんれんされた現象げんしょうである。いろいろな体験たいけんひとりでいられる能力のうりょく確立かくりつ寄与きよするが、そのもっと基本きほんてきなものは、「幼児ようじまたはちいさなどものとき、母親ははおや一緒いっしょにいてひとりであった」という体験たいけんである。つまりひとりでいる能力のうりょく逆説ぎゃくせつであり、だれひと一緒いっしょにいるときにもった、「ひとりでいる(to be alone)」という体験たいけんである。他者たしゃ一緒いっしょにいてひとりであるということは、未熟みじゅく自我じがが、母親ははおや自我じがささえてもらうことによって自然しぜん均衡きんこう人生じんせい早期そうき現象げんしょうである。こうしてときるとともに、自我じが支持しじてき母親ははおやれ、母親ははおや四六時中しろくじちゅうよこにいなくても、ひとりでいられる能力のうりょくそだってくるのである[5]

母親ははおや自己じこ内在ないざいすることで、やがて幼児ようじはしばらくはひとりでいることができるようになるし、そしてまた、安心あんしんしてひとりでいることをたのしむことができるようにもなっていく。幼児ようじはこのひとりでいる能力のうりょくをもった状態じょうたいになってはじめて、外界がいかいからの侵害しんがい反応はんのうすることなく、やけに活動かつどうてき人間にんげんにならずともいられるようになる。すなわち、成人せいじん言葉ことばえば、くつろいでいられるのである。こうした体験たいけんかさねることでられるのは、それがない場合ばあい突出とっしゅつしてくるであろう空虚くうきょさではなく、実在じつざいかんともなったゆたかな体験たいけんであり、自分じぶん本来ほんらい衝動しょうどう感情かんじょうである。やがて幼児ようじ実際じっさい母親ははおやうことをあきらめることができるようにもなる。それは内的ないてき環境かんきょう確立かくりつ達成たっせいされたからである。ひとりでいられる能力のうりょく情緒じょうちょてき成熟せいじゅくとほとんど同意どういである[5]

ひとりでいられる能力のうりょく自己じこ内的ないてき世界せかい対象たいしょうがいるかどうかによってまる。内的ないてき対象たいしょう関係かんけい確立かくりつされ、それがこわされないでいると、個人こじん現在げんざい未来みらい自信じしんをもつことができるようになる。内的ないてき対象たいしょうとの関係かんけいができあがると、内的ないてき関係かんけいたいする自信じしんしょうじてくるとともに、それ自身じしん満足まんぞく生活せいかつができるようになる。そうすることで、外界がいかいからの刺激しげき対象たいしょうがなくても、安心あんしんして休息きゅうそくしていられるようになる。成熟せいじゅくひとりでいる能力のうりょくてるということは、個人こじん適切てきせつ母親ははおや世話せわつうじて環境かんきょう信用しんようする機会きかいをもったということである。この信用しんようは、十分じゅうぶん本能ほんのう満足まんぞくかえされてはじめてできあがる。内的ないてき対象たいしょう十分じゅうぶん形作かたちづくられているために、妄想もうそうてき不安ふあんさいなまれる状態じょうたいだっして、クラインのいうそもそもうつポジションにちこたえられる状態じょうたいであることをしめしている。ひとりでいる能力のうりょく情緒じょうちょ発達はったつのかなり早期そうき関係かんけい由来ゆらいするものであるが、一方いっぽうでは自我じが成熟せいじゅくがかなりの程度ていどげられていることをもしめしているのである[5]

著作ちょさく

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  • Clinical Notes on Disorders of Childhood (London: Heinemann, 1931)
  • C. Britton and D. W. Winnicott, "The problem of homeless children". The New Era in Home and School. 25, 1944, 155-161
  • Getting To Know Your Baby (London: Heinemann, 1945)
  • The Child and the Family (London: Tavistock, 1957)
    猪股いのまた丈二じょうじやくあかちゃんはなぜなくの:ウィニコット博士はかせ育児いくじ講義こうぎ星和せいわ書店しょてん、1985ねん
  • The Child and the Outside World (London: Tavistock, 1957)
    猪股いのまた丈二じょうじやくどもはなぜあそぶの:ぞく・ウィニコット博士はかせ育児いくじ講義こうぎ星和せいわ書店しょてん、1986ねん
  • Collected Papers: Through Paediatrics to Psychoanalysis (London: Tavistock, 1958)
    北山きたやまおさむ監訳かんやく小児しょうに医学いがくから児童じどう分析ぶんせきへ』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1989ねん
    北山きたやまおさむ監訳かんやく児童じどう分析ぶんせきから精神せいしん分析ぶんせきへ』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1990ねん
    北山きたやまおさむ監訳かんやく小児しょうに医学いがくから精神せいしん分析ぶんせきへ:ウィニコット臨床りんしょうろん文集ぶんしゅう岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2005ねん
  • Review: Memories, Dreams, Reflections: By C. G. Jung (London: Collins and Routledge, 1963). Donald W. Winnicott. DOI:10.1093/med:psych/9780190271398.003.0016
  • The Child, the Family and the Outside World (London: Pelican Books, 1964)
  • The Family and Individual Development (London: Tavistock, 1965)
    牛島うしじま定信さだのぶ監訳かんやくどもと家庭かてい:その発達はったつ病理びょうりまことしん書房しょぼう、1984ねん
  • Maturational Processes and the Facilitating Environment: Studies in the Theory of Emotional Development (London: Hogarth Press, 1965)
    牛島うしじま定信さだのぶやく情緒じょうちょ発達はったつ精神せいしん分析ぶんせき理論りろん自我じがばえとははなるもの』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1977ねん
    大矢おおや泰士やすしやく完訳かんやく 成熟せいじゅく過程かてい促進そくしんてき環境かんきょう情緒じょうちょ発達はったつ理論りろん研究けんきゅう岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2022ねん
  • Playing and Reality (London: Tavistock, 1971)
    橋本はしもと雅雄まさおやくあそぶことと現実げんじつ岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1979ねん
    橋本はしもと雅雄まさお大矢おおや泰士やすしやくあそぶことと現実げんじつ改訳かいやく〕』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2015ねん
  • Therapeutic Consultation in Child Psychiatry (London: Hogarth Press, 1971)
    橋本はしもと雅雄まさお監訳かんやく適応てきおう障害しょうがい学業がくぎょう不振ふしん神経症しんけいしょう岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1987ねん
    橋本はしもと雅雄まさお監訳かんやくはん社会しゃかいてき傾向けいこうぬすみと愛情あいじょう剥奪はくだつ岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1987ねん
    橋本はしもと雅雄まさお大矢おおや泰士やすし監訳かんやくどもの治療ちりょう相談そうだん面接めんせつ新版しんぱん〕』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2011ねん
  • The Piggle: An Account of the Psychoanalytic Treatment of a Little Girl (London: Hogarth Press, 1971) ISBN 0-140-1466-79
    妙木みょうき浩之ひろゆき監訳かんやく『ピグル:ある少女しょうじょ精神せいしん分析ぶんせきてき治療ちりょう記録きろく金剛こんごう出版しゅっぱん、2015ねん

死後しご出版しゅっぱん

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  • Simon A. Grolnick; Leonard Barkin; Werner Muensterberger, eds (1978). Between reality and fantasy: transitional objects and phenomena. Classical psychoanalysis and its applications. J. Aronson. ISBN 978-0-876683187. https://archive.org/details/betweenrealityfa00grol 
  • Deprivation and Delinquency (London: Tavistock, 1984)
    石井いしいひさけいほかやく愛情あいじょう剥奪はくだつ非行ひこう岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2005ねん
  • Human Nature (Winnicott Trust, 1988) notebooks
    たて直彦なおひこやく人間にんげん本性ほんしょう:ウィニコットの講義こうぎろくまことしん書房しょぼう、2004ねん
  • Kanter, Joel, ed (2004). Face to Face with Children. The Life and Work of Clare Winnicott. London, New York: Routledge. ISBN 978-1855759978 
  • Lesley Caldwell; Helen Taylor Robinson, eds (2016). The Collected Works of D. W. Winnicott. Oxford University Press. ISBN 978-0-19-939933-8. https://global.oup.com/academic/product/the-collected-works-of-d-w-winnicott-9780199399338 
  • Karnac, Harry (2018). After Winnicott: Compilation of Works Based on the Life, Writings and Ideas of D.W. Winnicott. London: Routledge. ISBN 978-0-429910661 
  • 北山きたやまおさむ監訳かんやくかかえることと解釈かいしゃく精神せいしん分析ぶんせき治療ちりょう記録きろく岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1989ねん
  • 成田なりた善弘よしひろ根本ねもと真弓まゆみやくあかぼう母親ははおや岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1993ねん
  • 井原いはら成男しげお斉藤さいとう和恵かずえやく両親りょうしんかたる』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1994ねん
  • 北山きたやまおさむ監訳かんやく狂気きょうき心理しんりがく岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1998ねん
  • 牛島うしじま定信さだのぶ監訳かんやくどもと青年せいねん治療ちりょう相談そうだん岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1998ねん
  • 井原いはら成男しげお上別府かみべっぷ圭子けいこ斉藤さいとう和恵かずえやく家庭かていから社会しゃかいへ』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1999ねん
  • たて直彦なおひこほかやく精神せいしん身体しんたい岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2001ねん
  • 北山きたやまおさむ妙木みょうき浩之ひろゆき監訳かんやく『ウィニコット書簡しょかんしゅう岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2002ねん
  • 牛島うしじま定信さだのぶ藤山ふじやま直樹なおき生地きじしん監訳かんやくどもをかんがえる』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2008ねん

伝記でんき

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  • Rodman, F. Robert, Winnicott: Life and Work, Perseus Publishing (2003).

出典しゅってん

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  1. ^ Rodman, F. Robert (2003). Winnicott: Life and work. Perseus. ISBN 0-7382-0397-1 
  2. ^ D. W. Winnicott, Playing and Reality (Penguin 1971)
  3. ^ Shapiro, Edward R. (March 1998). “Images in Psychiatry: Donald W. Winnicott, 1896–1971”. American Journal of Psychiatry (American Psychiatric Association) 155 (3): 421. http://ajp.psychiatryonline.org/cgi/content/full/155/3/421 2010ねん3がつ19にち閲覧えつらん. 
  4. ^ Winnicott, D.W. (1953). “Transitional objects and transitional phenomena : a study of the first not-me possession”. International Journal of Psycho-Analysis 34: 89-97. OCLC 36069913. http://www.pep-web.org/document.php?id=ijp.034.0089a 2012ねん6がつ28にち閲覧えつらん. 
  5. ^ a b c d D・W・ウィニコット (1977) pp. 21 - 31.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • D・W・ウィニコット(ちょ牛島うしじま定信さだのぶわけ)『情緒じょうちょ発達はったつ精神せいしん分析ぶんせき理論りろん自我じがばえとははなるもの』岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1977ねんISBN 9784753377053 
  • 北山きたやまおさむ、『錯覚さっかくだつ錯覚さっかく――ウイニコットの臨床りんしょう感覚かんかく』、岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、1985ねん
  • 小此木おこのぎ啓吾けいごへんだい)『精神せいしん分析ぶんせき事典じてん岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2002ねんISBN 9784753302031 
  • 藤山ふじやま直樹なおき、『集中しゅうちゅう講義こうぎ精神せいしん分析ぶんせき した フロイト以後いご』、岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2010ねん
  • たて直彦なおひこ、『ウィニコットをまなぶ―対話たいわすることと創造そうぞうすること』、岩崎いわさき学術がくじゅつ出版しゅっぱんしゃ、2013ねん

関連かんれん人物じんぶつ

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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