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傾向けいこうせい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

傾向けいこうせいえい:disposition、かたぶけせいやくされる場合ばあいもある)は、もの人間にんげんがある条件下じょうけんかにおかれたときにしめ性質せいしつ、あるいはいのパターンのことである[1]たとえば、金属きんぞく展性てんせい打撃だげきあたえられることであらわれるという意味いみで、一種いっしゅ傾向けいこうせいである。

機械きかいのスイッチをオンにすると一定いっていうごきをするという意味いみ機械きかいはたらきも傾向けいこうせいといえるが、機械きかいのように物理ぶつりてきなメカニズムが複雑ふくざつである場合ばあいには、そのはたらきはむしろ機能きのうばれる。

G.ライルが『しん概念がいねん』において、人間にんげんしんてき性質せいしつ行動こうどう主義しゅぎてき説明せつめいするさいもちいた概念がいねんである[2]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 服部はっとり1998, p.45
  2. ^ しんばらへん2017, pp. 24-26(執筆しっぴつ片岡かたおかまさとも

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 金杉かなすぎ武司たけし(2007)『しん哲学てつがく入門にゅうもん』勁草書房しょぼう
  • しんじはら幸弘ゆきひろへん(2017)『ワードマップしん哲学てつがく しん時代じだいしん科学かがくをめぐる哲学てつがくい』しん曜社
  • 服部はっとり裕幸ひろゆき傾向けいこうせい」、廣松ひろまつわたる子安こやすせんくに三島みしま憲一けんいち宮本みやもと久雄ひさお佐々木ささきつとむ野家のや啓一けいいち末木すえきぶんへん(1998)『岩波いわなみ哲学てつがく思想しそう事典じてん岩波書店いわなみしょてん、pp. 404-405
  • Ryle, G.(1949)The concept of mind. Hutchison.(邦訳ほうやく:G.ライル/坂本さかもとひゃくだい宮下みやした治子はるこ服部はっとり裕幸ひろゆきやく(1987)『しん概念がいねん』みすず書房しょぼう

外部がいぶリンク

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