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はたらばち

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

はたらばち(はたらきばち)とは、社会しゃかいせいハチスズメバチミツバチ)における階級かいきゅういち名称めいしょう子育こそだて、えささがし、づくり、防衛ぼうえいなど、産卵さんらん以外いがい一切いっさい活動かつどうになっている。めすであるが、生殖せいしょく能力のうりょくはない[1]

トウヨウミツバチはたらきバチ(多数たすう)と女王じょおうバチ背中せなかあかっている個体こたい

はたらきバチと血縁けつえん選択せんたくせつ

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はたらきバチはめすであるが生殖せいしょく能力のうりょくたず子孫しそんのこすことができない。にもかかわらずこのような特徴とくちょう進化しんかさせてきたのは、はん倍数ばいすうせいせい決定けっていによる。社会しゃかいせいのハチではばいたいめす一倍いちばいたいゆうとなる。めすであるはたらきバチは、ばいたいである女王じょおうバチ半分はんぶんと、一倍いちばいたいであるバチすべての染色せんしょくたいぐことになる。したがって、めすであるはたらきバチ同士どうし姉妹しまいあいだ血縁けつえんが0.75となり、自分じぶん子供こども血縁けつえん0.5)をつくるよりも、姉妹しまいたすけたほう包括ほうかつ適応てきおうたかくなるため、はたらきバチのようなカーストがつとかんがえられる[2]。(詳細しょうさい血縁けつえん選択せんたくせつ参照さんしょう。)

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ はたらきバチとは
  2. ^ つじ和希かずき ちょ血縁けつえん淘汰とうた包括ほうかつ適応てきおう社会しゃかいせい進化しんか」、石川いしかわみつる斎藤さいとうしげる也・佐藤さとうのりぎょう長谷川はせがわ眞理子まりこ へん行動こうどう生態せいたい進化しんか岩波書店いわなみしょてん〈シリーズ進化しんかがく6〉、2006ねん、94-96ぺーじ