内山うちやま城しろ

logo 内山うちやま城しろ （長野ながの県けん）
城郭じょうかく構造こうぞう	山城やましろ
築城ちくじょう主ぬし	大井おおい美作みさく入道にゅうどう玄げん岑?
築城ちくじょう年ねん	永えい正ただし年間ねんかん?
主おもな城主じょうしゅ	大井おおい貞清さだきよ
廃はい城じょう年ねん	天正てんしょう11年ねん（1583年ねん）？
遺構いこう	曲輪くるわ
指定してい文化財ぶんかざい	未み指定してい
位置いち	北緯ほくい36度ど14分ふん13.9秒びょう 東経とうけい138度ど31分ふん30.7秒びょう
地図ちず	内山うちやま城しろ

内山うちやま城しろ（うちやまじょう）は、長野ながの県けん佐久さく市し内山うちやまにあった日本にっぽんの城しろ（山城やましろ）。

概要がいよう

内山うちやま城じょうは、永えい正ただし年間ねんかんに大井おおい美作みさく入道にゅうどう玄げん岑が築城ちくじょうしたといわれている。戦国せんごく時代じだいの城主じょうしゅは信濃しなの国こく衆しゅ・岩村田いわむらた大井おおい氏し。

甲斐かい国こくの武田たけだ晴信はるのぶ（信玄しんげん）は天文てんもん10年ねんから信濃しなの侵攻しんこうを開始かいしし、『高こう白しろ斎とき記き』によれば天文てんもん12年ねん（1543年ねん）には信濃しなの長窪ながくぼ城しろ主おも・大井おおい貞さだ隆たかしは武田たけだ方かたに捕縛ほばくされた。貞さだ隆たかしの子息しそく・貞清さだきよが内山うちやま城じょうにおいて抵抗ていこうし、天文てんもん15（1546年ねん）には武田たけだ氏しは佐久さく郡ぐんへ侵攻しんこうし、同年どうねん5月がつ3日にちには内山うちやま城しろ攻ぜめを行おこなう。『高こう白しろ斎とき記き』によれば、同年どうねん5月がつ21日にちに貞清さだきよは降伏ごうぶくし、野沢のざわ（佐久さく市し）へ退しりぞいた。『高こう白しろ斎とき記き』によれば、貞清さだきよは翌よく天文てんもん16年ねんに武田たけだ氏しに臣従しんじゅうした。

内山うちやま城代じょうだいには一時いちじ大井おおい貞清さだきよに任まかされるが、同年どうねん7月がつ18日にちに武田たけだ家臣かしんの上原うえはら伊賀いが守まもる（小山田おやまだ備中びっちゅう守もり、虎とら満まん）が城代じょうだいとなり（『高こう白しろ斎とき記き』）、虎とら満まんは死去しきょまで佐久さく郡ぐんの郡代ぐんだいを務つとめている。天文てんもん17年ねん（1548年ねん）2月がつ14日にちには、小県ちいさがた郡ぐん上田うえだ原げんにおける上田うえだ原げんの戦たたかいにおいて武田たけだ方かたを撃退げきたいした村上むらかみ義清よしきよは内山うちやま城しろを攻せめたが、晴信はるのぶは諏訪すわ上原うえはら城しろから佐久さくへ出馬しゅつばしこれを退しりぞけた。

天正てんしょう10年ねん（1582年ねん）に武田たけだ氏しが滅亡めつぼうした後のち、天正てんしょう11年ねん（1583年ねん）に徳川とくがわ家康いえやすの麾下きか依田よだ信しん蕃しげるらによって攻略こうりゃくされ廃はい城じょうになった。

参考さんこう文献ぶんけん

• 信濃しなの史ふみ学会がっかい編へん 『信州しんしゅうの山城やましろ 信濃しなの史ふみ学会がっかい研究けんきゅう叢書そうしょ2』 1988年ねん
• 南原なんばら公平こうへい 著ちょ『信州しんしゅうの城しろと古戦場こせんじょう』 しなのき書房しょぼう 2009年ねん

外部がいぶリンク

• 内山うちやま城じょうの位置いちを示しめした地図ちずmapion