半熟 忍法 帳
エニックス | |
レーベル | ギャグ |
1994 | |
9 | |
テンプレート - ノート |
『
概要 [編集 ]
「
登場 する人物 及 び組織 [編集 ]
火 車 忍 群 若葉 組 [編集 ]
メンバーは
雷太 (らいた)若葉 組 その1。数 え年 で16歳 。お調子者 な性格 。女好 き・巨乳 好 き・下 ネタ好 きであり、常習 的 に女性 キャラにセクハラを行 い、その度 に深雪 から鉄拳 などによる制裁 を喰 らう。そのせいかほぼ不死身 と言 える生命 力 を持 っていて、ギャグ場面 で致死 的 な暴行 制裁 を受 けても数 ページもしくは数 コマ進行 すると復活 する。4人 の中 で一番 毒 に耐 性 がある。また4人 の中 では比較的 学習 能力 に長 けていて、一度 小頭 の忍術 の手本 や技術 (亀甲 縛 り・早 着替 え術 など)を見 ただけで、その技術 を短期間 でマスターし応用 までしてみせるなど、非凡 な才能 を発揮 。しばしば深雪 を「貧乳 」「肥満 」としてからかっているが、本心 では深雪 の事 を大切 に思 っており、河 へ落 ちた時 も助 けるために躊躇 いもせず飛 び込 んだり、銃 で撃 たれそうになると前 に出 てかばったりする。男装 した風 が深雪 の自宅 に泊 まりたがったときには本気 で怒 り、自身 が深雪 にしばしばやられるような制裁 を喰 らわせた。得意 技 は微塵 隠 れの術 と上述 した縄 縛 り。しかし、前者 に関 してはしばしば火薬 の量 を多 くし過 ぎたり隠密 行動 の時 に無意味 に爆発 を起 こしたりして事態 を悪化 させる。また、弥 助 に指摘 されるとおり、本来 の「自爆 したように見 せかけ敵 の目 を欺 く」という用途 では一切 使 われず、主 に攻撃 として用 いられる。一方 、最終巻 では深雪 に投 げられ、敵前 で爆発 した(自身 が爆 弾 になった)後 に地面 に隠 れるテクニックを見 せた。また、上述 の通 り、女性 の服 を脱 がせたり早着 替 えさせたりするのも得意 としている(無論 、その後 深雪 から鉄拳 制裁 を喰 らう)。家 の中 は決 して整理 されているとはいえず、おかゆを作 っただけで手 を包帯 だらけにしており、家事 はあまり得意 ではないらしい(それでも幼少 期 に料理 分担 を外 されたのは深雪 だけだったことを考 えると、深雪 よりは上手 らしい)。それほど興味 の無 いことに関 してはその器用 さは発揮 されない様子 。武器 は忍者 刀 。登場 人物 の中 で唯一 、身長 ・体重 に関 する記述 がなされ、本人 曰 く「五 尺 四 寸 ・十 三 貫 」で、これは大体 「163.6cm 49kg」となる。単行 本 最終巻 のエピローグでは、深雪 の身長 を大 きく上回 り、彫 りの深 い面立 ちになった。深雪 (みゆき)若葉 組 その2。勝 ち気 でややわがままな一 面 があるが、ストレートで裏表 が無 い性分 であり、忍 という生業 の特性 を無視 し「真正面 から攻 めて堂々 と奪 う」のがポリシー。その反面 、純情 で一途 、年頃 の少女 らしい繊細 さも持 ち合 わせており、七夕 やお雛様 といったロマンチックな行事 や美 しい人形 も好 む。また、かすみほど明確 な描写 はないが意外 と勘 が鋭 く、桔梗 を沙 霧 と同 一人物 だと見抜 いたのも彼女 である。- しなやかな
身体 を持 つ一方 、貧乳 であることを気 にしており、そのことについてしばしば雷太 にからかわれている。また、雷太 には肥満 呼 ばわりされることもしばしばだが、描写 の上 ではかすみよりスレンダーである。一方 で、雷太 には好意 を寄 せ、雷太 が落 ち込 んでいる時 にはしっかり支 える場面 もある。炊事 洗濯 などは壊滅 的 に下手 で、作 り方 のわからないチョコレートを作 ろうとして大 爆発 を起 こしてしまったこともある。生来 から4人 のなかで一番 の力持 ちであり、中身 入 りの酒樽 20個 抱 えても、「かなり重 い」程度 で済 んでしまう。大岩 や崖 なども、軽 く殴 るだけで砕 いてしまう。戦闘 でも主 に力 押 しになる場面 が多 い。それほどの腕力 をもっていながら、なぜか小刀 を武器 としている(もっとも小刀 を使 うのはだいたいザコとの戦闘 時 で、強敵 と戦 うときは素手 であることが多 い)。また、自身 が無傷 で過 ごす為 に雷太 を盾 に利用 する強引 かつ狡猾 な一 面 も持 つ。 作中 で彼女 の代名詞 となっている鉄拳 などによる暴行 制裁 は、雷太 のみならず、かすみや紅 影 団 のくの一 にも下 すことがある(但 しその場合 、同性 ということもあってか、雷太 程 激 しいものではなく、たんこぶ程度 に留 めるのが大半 )。身長 は雷太 とそれほど差 がないことから、160cm前後 と考 えられる。単行 本 最終巻 のエピローグでは、年齢 相応 のプロポーションに成長 した。疾風 (はやて)若葉 組 その3。4人 の中 で一番 の常識 人 で折 り目 正 しい性格 。しかしそれが故 に、他 の3人 をはじめとする個性 的 なキャラたちに埋没 してしまいがちで、目立 たないことが多 く影 が薄 い。また、西 と言 われて北 に向 かうほどの方向 音痴 が欠点 。- かすみとは
相思相愛 。描写 は少 ないが、雷太 がかすみにセクハラをした(未遂 を含 む)際 は深雪 と一緒 に(単独 で行 う場合 もあり)制裁 を下 す。女性 (特 にかすみ)の裸体 やお色気 話 に弱 く、ハプニングによって全裸 になったかすみを目 の当 たりにしたり、卑猥 な想像 をしたりする度 に多量 の鼻血 を出 す(連載 初期 は雷太 も同様 の傾向 があった)。実力 は4人 の中 では一番 バランスが取 れており、我慢 大会 に出場 した際 は1位 が取 れた種目 こそなかったものの常 に2位 ・3位 に順位 をつけて総合 優勝 し、優等生 ぶりを見 せた。 忍者 としての実力 ・常識 的 な性格 ・大人 びたクールな容姿 にも関 わらず、影 が薄 いせいか得 な役回 りになることはほぼ皆無 である(本人 も多少 気 にしている様子 )。4人 の中 では最 も長身 で、雷太 と比較 すると170cm前後 と考 えられる。武器 は忍者 刀 。単行 本 最終巻 のエピローグでかすみと結婚 した。- かすみ
若葉 組 その4。4人 の中 では比較的 おっとりしていて、マイペースで天然 。だが、怒 らせる(キレる)と一番 怖 い。色事 に関 しては、序盤 では恥 じらいながらも興味 をそそられているという程度 の描写 であったが、次第 にその関心 が強 くなっていき、小頭 の春画 本 をくすねていたり、それを読 んで「勉強 」していたり、大頭 が家宝 にしていた禁制 の春画 絵 の写 しをこっそりとっていたりと、雷太 以上 に注力 するようになり、連載 中期 以降 には性的 に過激 な言動 が多 くなり、その度 に深雪 や沙 霧 に鉄拳 制裁 を受 けたり雷太 や疾風 を困惑 させたりする。疾風 とは相思相愛 だが、疾風 以外 にも雷太 ・深雪 との絡 みが多 く、4人 の中 で最 もやりとりが豊富 なキャラクターでもある。「はりきってお弁当 作 っちゃうからね」という台詞 があり、バレンタインチョコレートを率先 して作 ろうとする行動 もあり、料理 が得意 らしい。お互 いを呼 び捨 てで呼 び合 う若葉 組 の面々 の中 で、彼女 の深雪 に対 する呼 び掛 けのみ「深雪 ちゃん」と呼 び捨 て以外 を用 いる。忍術 に関 してはなかなかの実力 を持 っており、『変 わり身 の術 』や不完全 ながら『霧隠 れの術 』を作中 で使 って見 せた。また勘 が鋭 く、気配 を消 していた沙 霧 の気配 に唯一 気付 いたこともあり、最終 話 では小頭 ・沙 霧 の危機 を胸騒 ぎで感 じている。作中 でハプニング的 に全裸 になることが特 に多 い。連載 中期 から胸 が豊満 になり、作者 によれば、5年 後 には背 はあまり成長 しないが、胸 や尻 は沙 霧 並 に成長 する設定 とのこと。隼 丸 の飼 い主 でもある。武器 は鞭 と手裏剣 (千本 )。4人 の中 では最 も小柄 で、身長 150cm前後 と考 えられる。単行 本 最終巻 のエピローグでは疾風 との結婚式 を挙 げており、ウェディングドレス姿 を披露 した。弥 助 (やすけ)若葉 組 小頭 。4人 の教育 係 。若干 スパルタ。名前 で呼 ばれることは非常 に稀 で、4人 には「小頭 様 」と呼 ばれている。忍者 としての腕 はかなりのもので作中 ではほとんど負 け無 し。老 け顔 だが、数 え年 で25歳 。厳 つい容貌 ゆえに女性 には縁 が無 い。好 みのタイプはおしとやかで家庭 的 でありながらナイスバディの女性 (いわゆる「ケバい女 」は嫌 っている)で、そのタイプに完全 に一致 する桔梗 に強 い好意 を寄 せているが、「ケバい女 」に該当 する沙 霧 にも少 し惹 かれている。4人 に示 しをつけるためか極力 ストイックにしているが、本質 は色事 ・酒 ・金 に目 がなく、自宅 の整理 整頓 もしないずぼらな生活 を送 っている。趣味 は春画 本 集 めで、春画 本 の女性 の顔 を桔梗 の顔 にすげ替 えている。最終巻 において、弥 助 への想 いに気付 いた沙 霧 から(彼 が理想 の女性 としていた)桔梗 に変装 した姿 で求婚 された際 にようやく、自分 のなかの沙 霧 への想 いに気付 き、その求婚 を断 る。その場 で正体 を明 らかにした沙 霧 から全 ての事実 を知 らされた後 に結 ばれた。単行 本 最終巻 のエピローグでは2人 の子 の父親 となり、沙 霧 が第 三子 を身 ごもっている。
その他 火 車 忍 群 [編集 ]
月影 (つきかげ)若葉 組 の4人 がピンチの時 に陰 ながら助 けてくれる、謎 の覆面 忍者 。顔 の下 半分 は覆面 で隠 しているが、女性 キャラによるとかなりの美男 子 らしい。4人 が危機 に陥 るのは主 に任務 中 の話 だが、連載 が進 むにつれ任務 よりも里 での修行 ・非番 (プライベート)時 の話 が増 えていったため、必然 的 に出番 が減少 していった。4人 は気付 いていないが、実 は10年 前 に孤児 だった彼 らを拾 って火 車 の里 に連 れて行 った本人 で、それ以来 4人 を影 から見守 っている。火 車 の里 に何 箇所 も隠 れ家 を持 っている。メインキャラクターで物語 の重要 人物 でありながら出番 が少 ないことを悩 んでおり、連載 後期 ではその旨 を嘆 いている様子 がしばしば描 かれるようになる。- その
正体 は最終巻 において、弥 助 と同 一人物 であった事 が明 かされる。10年 前 に若葉 組 の4人 を拾 った際 、彼 らを厳 しく育 てるために強面 の変装 をして別人 になりすまし、立場 上 「小頭 」として4人 を助 けられない時 だけ仮 の名 「月影 」として姿 を現 すようになった(弥 助 の方 が本名 )。つまり月影 の時 の男前 の顔 の方 が素顔 なのだが、地 の性格 は変装 している時 の色事 ・酒 ・金 に目 がないずぼらなものであり、本来 の顔 に戻 るとついカッコつけてしまい戻 るに戻 れないとの事 。また、長年 顔 を隠 していたため赤面 症 になってしまった。単行 本 最終巻 のエピローグでは、沙 霧 との間 に生 まれた子供 に泣 かれてしまうという理由 で変装 を解 き(しかし口調 は変装 時 と同 じ)、本来 の顔 で生活 している(しかし雷太 たちは本来 の顔 と弥 助 のときの言動 にまだ慣 れていないらしい)。赤面 症 は何 とか克服 した。 - なお、
月影 と弥 助 が同 一人物 である事 は最初 から設定 されており、月影 の知 っている内容 を弥 助 が知 っていたり、単行本 第 4巻 の陽 之 巻 でみんなが日焼 けしている中 で弥 助 の顔 だけが日焼 けしていなかったり、早 くから伏線 はある(そもそも月影 と弥 助 が同時 に登場 するコマが存在 しない)。 隼 丸 (はやぶさまる)元々 は他 の忍者 集団 に所属 していた忍 犬 で、抜 け忍 。現在 は火 車 の里 に居候 している。著 しい肥満 体 で食欲 ・性欲 共 に旺盛 。巨乳 好 きで、かすみに著 しく懐 き甘 えるフリをしてセクハラを行 うこともある。月影 同様 、出番 が少 ないのが悩 み。雷太 には「豚 」とか「ハラブタ丸 」等 と呼 ばれるが、その後 、即座 に仕返 しで噛 み付 く(沙 霧 には「豚 犬 」と呼 ばれて逆 に突 っ込 みを食 らったことがある)。疾風 と深雪 には「クソ犬 」と呼 ばれることも(こちらは噛 み付 かない)。大頭 (おおがしら)弥 助 ら小頭 をまとめる火 車 忍 群 のNo.2。初 登場 時 に雷太 たちからは「大頭 (おおあたま)」と呼 ばれたことがあり、結構 抜 けた所 がある。麻雀 が凄 く弱 く、負 けず嫌 いの為 か自分 が勝 つまで続 ける性格 。上 にいる首領 の正体 は大頭 以外 知 らないのだが、実 は隠居 している彼 の母親 である。5年 前 に妻 を亡 くしていたが、連載 後期 で沙織 と結 ばれる。年齢 及 び本名 は不明 。首領 (しゅりょう)火 車 忍 群 のNo.1であり、大頭 以外 その正体 を知 らない謎 の存在 。対外 的 には大 頭 を忍 群 のリーダーとして出 し、自身 は地下 の隠 し部屋 に姿 を隠 している。実 は隠居 している大頭 の母親 である。肝心 な時 に情 けない息子 に憤慨 して職 を引退 しきれないらしい。一方 で、大頭 と沙織 の仲 には好意 的 な姿勢 を貫 く。本人 の話 によると若 いころは沙織 によく似 ていたとのこと。
紅 影 団 [編集 ]
沙 霧 (さぎり)紅 影 団 のくの一 組 の頭 (小頭 に相当 )。数 え年 で21歳 。巨乳 の持 ち主 。日本人 と思 えぬ金髪 の持 ち主 。火 車 の里 を管轄 に時折 密偵 活動 を行 う他 、任務 先 でしばしば若葉 組 と鉢合 わせになる。月影 に一目惚 れするが、なぜか弥 助 ともケンカをしながら惹 かれ合 う。ライバル組織 のくの一 ということで、当初 は若葉 組 の敵役 であったが、次第 に仲間 のポジションに変 わっていった。作中 初期 では銃 をよく乱射 していた。基本 的 には姉御 肌 で明 るくしっかりした性格 であり、ドタバタな若葉 組 のツッコミ役 でもある。一方 で普段 の生活 態度 は弥 助 に「晴耕雨読 」ならぬ「晴 遊 雨 眠 」と推測 される通 りのもので、また、やわらかい布団 やベッドでなければ眠 れないという、忍者 としてはいささか情 けない一 面 も持 つ。所属 する紅 影 団 のなかではそれなりのポジションで実力 もあるが、組織 のアブノーマルさにはついていけておらず、バイセクシャルである上司 の沙織 やレズビアンである部下 たちに振 り回 されている。お色気 キャラには似 つかわしくないが、男性 には奥手 と見 られ、連載 開始 時点 でキスの経験 さえも無 く、単行本 第 1巻 の異形 之 巻 で麗 花 姫 に力 ずくなディープキスを受 けたのがファーストキスであったという。単行本 第 7巻 の目 之 巻 で雷太 の局部 や無 修正 の春画 本 を見 た際 は、著 しく恥 ずかしがっていた。女性 としてはかなりの怪力 の持 ち主 であり、格闘 体 術 にも優 れる。上述 の麗 花 姫 の一 件 を恨 んで報復 を試 みた際 は、素手 の深雪 ですら圧倒 した。料理 上手 できれい好 きと家庭的 な一 面 を持 つ。また、なぜか南蛮 の文字 を解読 できる(彼女 の金髪 や発育 の良 い体 の理由 も含 め、作中 では沙 霧 が南蛮 人 の出自 と思 しき描写 が散見 される)。極端 に酒 に弱 く、一 口 飲 んだだけで酔 っ払 い、笑 い上戸 、怒 り上戸 、泣 き上戸 、からみ酒 となり最終 的 には服 を脱 ぎ始 める。素面 に戻 った後 も酔 っていた最中 の記憶 は一切 残 らない。紅 影 団 では中堅 の位置 にあるが、忍者 としての経験 は雷太 たちよりわずかに短 い。紅 影 団 に入 る直前 の11歳 の頃 に若葉 組 の面々 と会 った事 があるが、直後 に事故 で記憶 喪失 に。そのため彼女 はおろか若葉 組 の4人 も(ついでに弥 助 も)その事 は覚 えていない。なお名前 の由来 は沙織 の名前 をもじったものからきている。また、記憶 を失 う前 の一人称 は「私 」で、女 言葉 だったが、記憶 を失 って以降 は沙織 と同 じく一人称 は「あたし」、口調 も基本 的 に男 言葉 になり、現在 に至 る。楓 (かえで)紅 影 団 のくの一 の一人 。襲撃 を企 てた雷太 に捕 らえられた挙 げ句 、セクハラを受 けること2回 、以降 雷太 を「運命 の相手 」として一方 的 に好意 を寄 せる。紅 影 団 くの一 組 内 では一番 後 から新 しく組 に入 ったらしい。性格 は紅 影 団 メンバーの中 では比較的 まともな部類 に属 するが、上述 の通 り思 いこみが激 しい節 がある。沙 霧 同様 、レズビアンではない。新米 のため忍者 としての実力 は低 く、しばしば雷太 に軽 くあしらわれるが、普段 は梁 の上 で寝 ているという、忍者 らしいところもある(後述 する絹 花 らレズビアンの4人 を避 けるという意味合 いもある)。絹 花 (きぬか)・真 魚 (まな)・雅 (みやび)・あけび紅 影 団 のくの一 組 。全員 レズビアンな上 に、肉体 的 ダメージを受 けて喜 ぶマゾヒストである。名前 は単行本 第 5巻 の襲 之 巻 まで明 らかとなっていなかった。実力 の方 は若葉 組 に比 べて低 く、4対 1の状況 下 にもかかわらず深雪 一 人 にあっさり倒 されてしまう程 。彼女 たちもそれなりに美人 でスタイルも良 いが、4人 とも沙 霧 のスタイルの良 さに憧 れている。また、沙 霧 が桔梗 に変装 している姿 を見 たときも、「すてきなお姉 さま」と言 って密着 した。沙 霧 はこのような行為 を不快 におもっているが、沙織 はバイセクシャルのため嫌 がらず、一緒 に寝 る場合 もある。雅 はかすみに、絹 花 とあけびは深雪 にそれぞれ惚 れ込 んでいる。楓 や彼女 たち4人 は1話 限 りのゲストキャラの予定 だったが、準 レギュラーに昇格 した。沙織 (さおり)紅 影 団 三 代目 首領 。十 年 ほど前 に孤児 だった沙 霧 を紅 影 団 に引 き取 っている(沙 霧 の命名 者 でもある)。彼女 もレズビアンと思 いきや、弥 助 のような渋 めの男 も好 きだったり、疾風 にも手 を出 したり、老若男女 すべてOKという節操 無 しのバイセクシャル。後 に火 車 忍 群 の大 頭 と相思相愛 になり結婚 した。年齢 は沙 霧 とは10歳 ほど年上 で31歳 ぐらい。昔 は沙 霧 と同 じ服 (沙 霧 が沙織 に合 わせていた)だったが、自 ら衣装 を変 えた。なお弟子 (沙 霧 、楓 、絹 花 、真 魚 、雅 、あけび)は酒 に著 しく弱 いが、彼女 の酒量 は不明 。弥 助 のことを「弥 ーさん(やーさん)」と呼 ぶ。雷電 (らいでん)作中 紅 影 団 で唯一 の顔出 しである男 忍者 。火 車 の里 から秘伝 の巻物 を盗 む為 忍 び込 むが、月影 に倒 されあっさり捕 まる。隠 し通路 も碌 に通 れない程 の肥満 体 であったが、後 のエピソードで監禁 されたままだった事 が判明 。食事 も出 してもらえずかなりダイエットした。
鉄面皮 党 [編集 ]
風 (ふう)鉄面皮 党 の忍 の一人 。女性 だが初 登場 時 は男性 を装 い風 太郎 を名乗 っていた。弥 助 の手 によって女性 であることを暴 かれた。若葉 組 とは体 術 の修行 をしている際 に遭遇 し、深雪 の人間 離 れした力 と雷太 の驚異 的 な打 たれ強 さに惚 れ込 み弟子入 りを志願 する。その正体 は鉄面皮 党 が火 車 忍 群 の戦力 を探 る為 送 り込 んだ刺客 。風 を操 る力 を持 ち「風神 」の通 り名 を持 つ。正体 がばれた際 に若葉 組 を亡 き者 にしようとするが、深雪 に説得 され和解 する。現在 は抜 け忍 。雷 (いかずち)鉄面皮 党 の忍 の一人 。男性 。風 とは姉 弟 であり、雷 を操 る。姉 同様 「雷神 」の通 り名 を持 ち、二 人 合 わせて「風神 雷神 姉 弟 」と呼 ばれている。クールに振 る舞 っているものの、姉 である風 がハプニング的 に全裸 になった際 には著 しく興奮 し、鼻血 を出 すなど、多少 シスコンの気 がある。姉 と同様 抜 け忍 となり修行 中 。蛇 黒 (だこく)作中 鉄面皮 党員 らをまとめる役 を担 っており、党内 で小頭 程 の地位 はあると思 われる。一 国 の城 の家臣 に変装 して火 車 忍 群 が謀反 を起 こそうとしている等 のデマを流 しその国 を差 し向 けようとする等 、非常 に狡猾 な男 。外伝 では沙 霧 を甚振 りながら殺 そうとする等 やる事 も残忍 で、この作品 では珍 しい真 っ当 な悪人 だが、深雪 たちのボケに対 して「子供 にわからんネタはやめい!」とツッコんだり、紅 影 団 の色仕掛 けに頬 を赤 らめたりと、やはりこの漫画 の登場 人物 らしい所 もある。最後 は弥 助 に頭蓋 を鷲掴 みされ、諸共 崖 から転落 する。生死 は不明 。蒼 摩 ともども、連載 中 はおろか最終巻 単行 本 化 に至 るまで名前 が決 まっておらず作者 が後日 決 めた経緯 がある。その為 本編 では「あいつらの名前 ついに決 まったの?(意訳 )」というメタフィクションなネタにまでされている。蒼 摩 (そうま)蛇 黒 の側近 的 存在 だが、鎌 や挑発 に引 っかかりやすくどこか抜 けている。基本 的 にポジションは解説 役 と相槌 打 ちで影 は薄 め。組織 が手薄 なことを敵前 であっさりバラしたり、紅 影 団 の男 達 と交渉 し寝返 らせるが土壇場 で決裂 されたり、外伝 で火 車 の里 を蛇 黒 と別 行動 で襲 うが引率 していた部下 共々 あっさり雷太 達 に倒 される等 、あまり個人 としての能力 は高 くない様子 。最期 は火 車 の里 で紅 組 を追 い詰 めてとどめを刺 そうとした際 に前述 の通 りそこに掛 け付 けた雷太 に斬 られて倒 された。
その他 [編集 ]
桔梗 (ききょう)沙 霧 の変装 した姿 。「山歩 きで偶然 火 車 の里 に迷 い込 んでしまった一般人 の美女 」という設定 。かつて沙 霧 が火 車 の里 に忍 び込 んで偵察 したときの格好 だったが、弥 助 に一目惚 れされ、なぜか偵察 以外 でも桔梗 の姿 で時折 訪 れている様子 。正体 に気 づいているのは若葉 組 の4人 と沙織 だけである。おしとやかな性格 を演 じているが、ちょっとした拍子 に地 が出 ることがある。琴 姫 (ことひめ)唐松 城 の姫君 。暗殺 や誘拐 などに逢 うことから、火 車 忍 郡 に護衛 の依頼 が出 された。まだ幼 いが妙 にませており、初 登場 の際 に遊 び相手 に指名 した雷太 を「10年 後 に婿 にする」と宣言 したかと思 いきや、疾風 に人質 から救出 して貰 うや否 や疾風 に鞍替 えを宣言 した。唐 巣 城 の城主 の許婚 でもある。物忘 れが欠点 で唐 巣 城 の若殿 の顔 を忘 れるほどで、自分 には月影 のような色男 がふさわしいと言 いつつ、どんな顔 だったのかも忘 れている。また、父親 は彼女 とは違 い能 天気 で個性 的 (蛙 面 )な顔 をしている。麗 花 姫 (れいかひめ)二股 城 の姫君 。18歳 。名前負 けするぐらい肥満 体 の巨躯 と不細工 な顔 。バイセクシャルと見 られ、気 に入 った相手 なら男 や女 も関係 なくキスをする。通常 雷太 が他 の女性 に気 に入 られたり仲良 くしたりすると怒 りを見 せる深雪 も、彼女 の場合 は困惑 の余 り怒 りを示 さなかった。あり得 ぬ怪力 から生物 学 的 に謎 が多 いと腰元 は語 っている。- あかり
- あやかしの
森 に住 む陰陽 師 。元々 は破 魔 城 の姫 だったが、物 の怪 を引 き寄 せる力 を生 まれつき持 っており、その力 を制御 する術 を身 につけるため、物心 つく前 に陰陽 師 に預 けられた。年齢 は12歳 だが身体 的 成長 はしておらず、そのことで妹 弟子 のみどりと口論 することがある。物 の怪 を全部 封印 し終 わった後 、破 魔 城 へと戻 った。 - みどり
- あやかしの
森 に住 む陰陽 師 。陰陽 師 鬼 龍 斎 の孫娘 であかりの妹 弟子 。10歳 だが身体 的 成長 をしており、胸 は深雪 と同 程度 である。沙 霧 を助 けた恩人 だが助 けた理由 は大 きな胸 をしているからというもので、彼女 を「お姉 さま」と呼 ぶ。落書 きをする癖 があり、沙 霧 の顔 や体 に落書 きしては制裁 を食 らう。落書 きは自分 の愛情 表現 であり、愛 しいと思 った人 のみにするとのことだが、以前 にもあかりの顔 にもよく落書 きをしていたらしい。これに関 して本人 はあかりの顔 が平坦 で書 きやすかったから練習 しただけと笑 い飛 ばしている(しかし、あかりに過去 の落書 きについて指摘 された際 、一瞬 硬直 しており、また笑 い飛 ばしつつも目 をそらし汗 をかいている)。祖父 が未熟 なあかりばかり可愛 がられていたことに嫉妬 して対立 していたが、後 に和解 。物 の怪 を全部 封印 し終 わった後 、あかりとともに破 魔 城 に引 き取 られる。 雪女 の親子 - ある
雪山 に温泉 宿 を経営 している未亡人 の女性 。その正体 は雪女 。妖艶 なる体躯 と美貌 を持 っており、雪女 のイメージに相応 しいと思 える。遭難 した雷太 を助 けた人物 で、雷太 と裸 で温 めあう等 、とても少年 誌 では表現 し難 い事 をしていた。雪女 なので、温泉 にはもちろん入 れず雷太 が「一緒 に入浴 を」と要求 した際 は親子 2人 で殴 りかかった。雪女 が温泉 宿 を経営 しているのは夫 (人間 )が残 した温泉 宿 だからである。雷太 達 は結局 最後 まで正体 に気付 かなかった。 飛燕 (ひえん)- ある
日 、かすみの家 の前 に捨 てられていた赤子 の少年 。若葉 組 が出産 に関 した話題 をしていた当日 に置 き去 りにされていた。数日 間 火 車 の里 にいたが、後 に本当 の母親 (他 の里 のくの一 )が迎 えに来 た。かすみが命名 した「飛燕 」という名 を気 に入 り、子 に正式 にその名 を付 けた。乳児 ながらして泣 いているかすみを宥 める所 を見 ると、知力 は高 いと思 われる。 紅葉 (もみじ)雷太 が道 に迷 った際 、大 きな紅葉 の木 の下 で出会 った少女 。元々 抜 け忍 の身 であり追 われていたところ、雷太 と出会 う。セクハラにも全 く動 じない物凄 い淡白 な性格 。雷太 は本当 に彼女 を木 の精霊 だと思 っている。雷太 と別 れもう二度 と会 わないつもりだったが、忘 れることができず隼 丸 と共 に火 車 の里 に隠 れ住 んでいる。その後 は陰 ながら雷太 と深雪 の仲 を応援 しながら若葉 組 に味方 をしている。
発刊 [編集 ]
ISBN | ||
---|---|---|
1 | 1995 |
ISBN 978-4870256019 |
2 | 1995 |
ISBN 978-4870256095 |
3 | 1996 |
ISBN 978-4870256279 |
4 | 1997 |
ISBN 978-4870256385 |
5 | 1997 |
ISBN 978-4870256521 |
6 | 1998 |
ISBN 978-4870252622 |
7 | 1998 |
ISBN 978-4870254169 |
8 | 1999 |
ISBN 978-4870254916 |
9 | 1999 |
ISBN 978-4757500631 |