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半音はんおんかい

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半音はんおんかい(はんおんかい、クロマティック・スケール 英語えいご: chromatic scale)とは、となおと音程おんてい関係かんけいがすべて半音はんおん構成こうせいされるような音階おんかいじゅう平均へいきんりつふくまれる半音はんおんかいはただいち種類しゅるいである。本来ほんらいは、ぜん音階おんかいにおける音階おんかいおん半音はんおん変化へんかしたおとともなって構成こうせいされる音階おんかいであり、結果けっかてき音階おんかい構成こうせいおんおとだか半音はんおん間隔かんかく配置はいちされている。調しらべせい存在そんざいする音楽おんがくにおいては、たとえばGとAは、たとえおなおんだかはっしたとしてもGはGが半音はんおんたかめられたもの、AはAが半音はんおんひくめられたものといったようにべつおととして定義ていぎづけられる。これにたいし、調しらべせいのない音楽おんがくたとえばじゅうおと技法ぎほうによって作曲さっきょくされた楽曲がっきょく)においてはGとA区別くべつはなくなるが、そのかわりに半音はんおん上下じょうげ存在そんざいするG、Aともなんら関係かんけいせいたない独立どくりつしたおととしてあつかわれる。

半音はんおんかいかた

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半音はんおんかい楽譜がくふにどのようにあらわすかについては、楽典がくてんしょなどに規則きそくかれている。ただし、実際じっさい楽曲がっきょくなかではそのとおりにかれないこともおおい。

  1. 長調ちょうちょう
    1. うえこうがた場合ばあいには、その調しらべふくまれないおとは、その直後ちょくごおとたん2したおととしてくか、ぞう1したおととしてくかであるが、たん2したおととしてあらわせぼう直後ちょくごおとしの臨時りんじ記号きごうけなくてすむので、一般いっぱんにその方法ほうほうられる。すなわち直後ちょくごおとがDであればC、DであればCナチュラル、DであればCダブルシャープである。ただし、そのおと音階おんかいだい6おと(ラ)とだい7おと(シ)のあいだおとであれば、その直後ちょくごおとぞう1したおととしてくのが通常つうじょうである。これは長調ちょうちょうではB嬰ハ長調ちょうちょうではBナチュラル、へん長調ちょうちょうではBダブルフラットである。
    2. したぎょうがた場合ばあいには、その調しらべふくまれないおとは、その直後ちょくごおとたん2じょうおととしてくか、ぞう1じょうおととしてくかであるが、たん2じょうおととしてあらわせぼう直後ちょくごおとしの臨時りんじ記号きごうけなくてすむので、一般いっぱんにその方法ほうほうられる。すなわち直後ちょくごおとがDであればE、DであればEダブルフラット、DであればEナチュラルである。ただし、そのおと音階おんかいだい4おと(ファ)とだい5おと(ソ)のあいだおとであれば、その直後ちょくごおとぞう1じょうおととしてくのが通常つうじょうである。これはハ長調ちょうちょうではF、嬰ハ長調ちょうちょうではFダブルシャープ、へん長調ちょうちょうではFナチュラルである。
  2. 短調たんちょう場合ばあいには、その調しらべふくまれないおとは、うえこうがたしたぎょうがた区別くべつなく、音階おんかいだい1おと(ラ)とだい2おと(シ)のおとのみうえおとぞう1おとなどをけたおと)としてき、そのほかのおとはそのおとのすぐおとぞう1じょうおとなどをけたおと)としてく。

鍵盤けんばんにおけるゆび使づか

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鍵盤けんばんにおける標準ひょうじゅんてきゆび使づかつぎのようになる。1親指おやゆびを、2人差ひとさゆびを、3中指なかゆびあらわす。 Chromatic scale fingering

サンプル

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関連かんれん項目こうもく

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