1970年以前、同シリーズは種々の名の下で発表されてきた。1870年から1947年までは、『合衆国の対外関係関連文書集 (Papers Relating to the Foreign Relations of the United States)』という書名が一貫して用いられた。1947年から1969年まで、書名は『合衆国の外交関係:外交文書集 (Foreign Relations of the United States: Diplomatic Papers)』に改められた。それ以後は、現在の書名が採用された。
N・リチャード・キンズマン (N. Richard Kinsman) は、「FRUS中でCIAの名を明示した引用を行うことによって生ずる、CIAに対する重大かつ累積的かつ長期的な悪影響」について触れると共に、「特定諸国でのCIA活動に関するFRUSの露骨な引用が、CIAが海外に存在すること(CIAが海外に存在することを公式否定している現行政策との完全な矛盾)を事実上自白していることになる」と述べた[2]。ウォーレン・F・キンブル (Warren F. Kimball) はこれに反論し、出版前の綿密な調査を受けてから30年以上を経過した文書に危険性などあろうはずがないと述べた[3]。