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垣根かきね表現ひょうげん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

垣根かきね表現ひょうげんえい: hedge)とは、応用おうよう言語げんごがくかたりようろん言語げんごがく下位かい分野ぶんや)において、発話はつわやわらげるための表現ひょうげん[1]垣根かきね表現ひょうげんによって話者わしゃ筆者ひっしゃは、分類ぶんるい成員せいいんとしての意味いみ典型てんけいせいにおける曖昧あいまいさを導入どうにゅうまたは排除はいじょできる[2]。G. Lakoff(1973)や入戸野にっとの(2008)の定義ていぎでは曖昧あいまいせい導入どうにゅうする機能きのうゆうする表現ひょうげんだけでなく、排除はいじょするものも垣根かきね表現ひょうげんとしているが、Nikula(1997)や山川やまかわ(2011)では垣根かきね表現ひょうげん定義ていぎ曖昧あいまいせいつよめる表現ひょうげんとしており、訳語やくご統一とういつされていない。

日本語にほんごれい[編集へんしゅう]

  • 副詞ふくし「おそらく」「わりと」
  • 助動詞じょどうし「っぽい」「らしい」
  • 連語れんご表現ひょうげん「かもしれない」「たりして」

脚註きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 近藤こんどう佐智子さちこ(2009).「中間ちゅうかん言語げんごようろん英語えいご教育きょういく」,Sophia Junior College Faculty Journal, 29, 2009, p.84
  2. ^ Lewis, Martha; Lawry, Jonathan (2014). "A label semantics approach to linguistic hedges". International Journal of Approximate Reasoning. 55 (5): 1147–1163. doi:10.1016/j.ijar.2014.01.006.