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大山おおやまかつら

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大山おおやま かつら(おおやま かつら、 1917ねん大正たいしょう6ねん10月6にち[1] - 1995ねん平成へいせい7ねん12月30にち)は、日本にっぽん海洋かいよう生物せいぶつ学者がくしゃ学位がくいは、理学りがく博士はかせ日本にっぽん貝類かいるい学会がっかいふく会長かいちょうもと)・鳥羽水族館とばすいぞくかん研究けんきゅういん

貝類かいるいがくせんもんで、クダマキガイタマガイミノガイ中心ちゅうしん研究けんきゅうすすめていた[2]

年譜ねんぷ

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  • 1917ねん大正たいしょう6ねん) - 陸軍りくぐん少佐しょうさ公爵こうしゃく大山おおやまかしわ次男じなんとしてまれる。
  • 1941ねん昭和しょうわ16ねん) - 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく理学部りがくぶ動物どうぶつ学科がっか卒業そつぎょう[3]
  • 1942ねん昭和しょうわ17ねん) - 文部省もんぶしょう資源しげん科学かがく研究所けんきゅうじょ助手じょしゅ
  • 1946ねん昭和しょうわ21ねん) - 財団ざいだん法人ほうじん資源しげん科学かがく研究所けんきゅうじょ研究けんきゅういん
  • 1947ねん昭和しょうわ22ねん) - 商工しょうこうしょう地下ちか資源しげん調査ちょうさしょ(のちの通産省つうさんしょう工業こうぎょう技術ぎじゅついん地質調査所ちしつちょうさしょ技官ぎかん
  • 1955ねん昭和しょうわ30ねん) - スタンフォード大学だいがく地質ちしつがく教室きょうしつ留学りゅうがく
  • 1956ねん (昭和しょうわ31ねん)- 東京大学とうきょうだいがくより理学りがく博士はかせ学位がくい授与じゅよさる。論文ろんぶん題目だいもく:「現生げんなま生体せいたい群集ぐんしゅうおよ遺骸いがい群集ぐんしゅうもとづくかい化石かせき群集ぐんしゅう生態せいたいがくてき研究けんきゅう
  • 1979ねん昭和しょうわ54ねん) - 地質調査所ちしつちょうさしょ退官たいかん[4]鳥羽水族館とばすいぞくかんだい研究けんきゅうしつ研究けんきゅういんとして勤務きんむ
  • 1995ねん平成へいせい7ねん)12月30にち - 78さい死亡しぼう生涯しょうがい独身どくしんとおした[4]

著作ちょさくぶつ

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著書ちょしょ

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  • 1943ねん昭和しょうわ18ねん) - 『駿河湾するがわんさん軟体動物なんたいどうぶつ目録もくろく資源しげん科学かがく研究所けんきゅうじょ
  • 1943ねん昭和しょうわ18ねん) - 『ミノカビ其1新生代しんせいだい及現せい』(『東亜とうあさん現生げんなま化石かせき貝類かいるい研究けんきゅう. だい1輯』 かじたに書院しょいん収録しゅうろく
  • 1987ねん昭和しょうわ62ねん) - 『大山おおやまかつら著作ちょさくしゅう大山おおやまかつら博士はかせ古稀こき祝賀しゅくが記念きねん行事ぎょうじかい
  • 1994ねん平成へいせい6ねん) - 『大山おおやまかつら著作ちょさくしゅう その2』 大山おおやまかつら博士はかせ古稀こき祝賀しゅくが記念きねん行事ぎょうじかい

編纂へんさん

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  • 1971ねん昭和しょうわ46ねん) - 黒田くろだいさおまい波部はべ忠重ただしげ大山おおやまかつら生物せいぶつがく研究所けんきゅうじょへん相模さがみわんさん貝類かいるい丸善まるぜん
  • 1977ねん昭和しょうわ52ねん) - 波部はべ忠重ただしげ稲葉いなばとおる大山おおやまかつら波部はべ忠重ただしげ記載きさい貝類かいるい目録もくろく 1939-1975 』おきなえびすのかい

論文ろんぶん

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  • 1952ねん昭和しょうわ27ねん) - 『海産かいさん貝類かいるい垂直すいちょく分布ぶんぷについて』 貝類かいるいがく雑誌ざっし
  • 1953ねん昭和しょうわ28ねん) - 『本邦ほんぽうさんクダマキガイ既知きちしゅさい検討けんとう(1)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい17かん3ごう
  • 1954ねん昭和しょうわ29ねん) - 『本邦ほんぽうさんクダマキガイ既知きちしゅさい検討けんとう(2)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい18かん1ごう
  • 1955ねん昭和しょうわ30ねん) - 『キサゴ Umboniinae の進化しんかかんするしん知見ちけん予報よほう)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい18かん3ごう
  • 1959ねん昭和しょうわ34ねん) - 『くにさん貝類かいるいめいさい検討けんとう(2)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい20かん3ごう
  • 1959ねん昭和しょうわ34ねん) - 『くにさん貝類かいるいめいさい検討けんとう(3)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい20かん4ごう
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 『タケノコガイ分類ぶんるいかんする2-3のしん事実じじつ貝類かいるいがく雑誌ざっし だい21かん2ごう
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 『ふたたび本邦ほんぽうさんタケノコガイ化石かせきしゅなみ分類ぶんるいかんする2-3のしん知見ちけんについて』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい21かん3ごう
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 『くにさん貝類かいるいめいさい検討けんとう(4)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい21かん3ごう
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 『くにさんタケノコガイ分布ぶんぷについて』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい21かん4ごう
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん) - 『本邦ほんぽうさんしん腹足類ふくそくるい(1)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい22かん1ごう
  • 1966ねん昭和しょうわ41ねん) - 『本邦ほんぽうさん現生げんなまクタボラ(1)』 貝類かいるいがく雑誌ざっし だい25かん1ごう
  • 1968ねん昭和しょうわ43ねん) - 『日本にっぽんさんトゲコウシツブぞく(クダボラ)のさい検討けんとう貝類かいるいがく雑誌ざっし だい26かん3・4ごう
  • 1969ねん昭和しょうわ44ねん) - 『本邦ほんぽうさんタマガイ分類ぶんるいがくてき検討けんとう貝類かいるいがく雑誌ざっし だい28かん2ごう
  • 1974ねん昭和しょうわ49ねん) - 『ビョウブガイるいさい検討けんとう貝類かいるいがく雑誌ざっし だい32かん4ごう
  • 1976ねん昭和しょうわ51ねん) - 『アダムスタマガイの所属しょぞくについて』稲葉いなば明彦あきひこ共著きょうちょ貝類かいるいがく雑誌ざっし だい35かん3ごう

エッセイ

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  • 1994ねん平成へいせい6ねん) - 『ナリヒラシジミ』、『ショウゴインツキガイ縁起えんぎ』、『タケノコさんだい』、『マングローブりん観察かんさつ鳥羽水族館とばすいぞくかん

監修かんしゅう

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  • 1957ねん昭和しょうわ32ねん) - 『貝類かいるい写真しゃしんしゅう - The Molluscan Shells - 』 科学かがく写真しゃしんかい

関連かんれんしょ

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  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん) - 『貝類かいるいがく雑誌ざっし (VENUS) だい1かんだい24かん分類ぶんるいそう索引さくいん』(大山おおやまかつら博士はかせ還暦かんれき記念きねん出版しゅっぱん日本にっぽん貝類かいるい学会がっかい

出典しゅってん

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  1. ^ 平成へいせいしんおさむきゅう華族かぞく家系かけい大成たいせい上巻じょうかんかすみ会館かいかん、1996ねん)p.332
  2. ^ 間瀬ませ欣彌きんや(1996)『大山おおやまかつら先生せんせいしのぶ』ちりぼたん 26(3・4), 75-76
  3. ^ 堀越ほりこしぞうきょう(1996)「大山おおやまかつら博士はかせの憶い」ちりぼたん 26(3・4), 73-75
  4. ^ a b 荒川あらかわこうまん(1996)『世界せかい貝類かいるい学界がっかいさん巨星きょせいいたむ : 大山おおやまかつら博士はかせ(日)にち・R. T. Abbott 博士はかせ(べい)・O. A. Scarlato 博士はかせ()』ちりぼたん 26(3・4), 78-80

出典しゅってん参考さんこう文献ぶんけん

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外部がいぶリンク

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