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大月おおつき断層だんそう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
五助ごすけ堰堤えんてい

大月おおつき断層だんそう(おおつき だんそう)は、兵庫ひょうごけん神戸こうべ六甲山地ろっこうさんちみなみふもと北東ほくとうから南西なんせい方向ほうこうびるぎゃく断層だんそう[1][2]である。

概要がいよう

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六甲ろっこう淡路島あわじしま断層だんそうたい主要しゅよう断層だんそうのひとつ[3]である大月おおつき断層だんそうは、断層だんそう北側きたがわ隆起りゅうきするみぎよこずれの断層だんそう[1]である。 六甲ろっこう山主やまぬし稜線りょうせん南側みなみがわは、うみがわより芦屋あしや断層だんそう五助橋ごすけばし断層だんそう大月おおつき断層だんそう並行へいこうして存在そんざいし、階段かいだんじょう地形ちけいとなっている。

大月おおつき断層だんそう付近ふきんにはなだうちに、住吉すみよしがわ支流しりゅうとして大月おおつき地獄谷じごくだに一部いちぶ東灘ひがしなだ区内くない)や大月おおつきたに大月山おおつきやまとう宅地たくち造成ぞうせいした大月台おおつきだいがある。

変位へんいりょう

かつ断層だんそう研究けんきゅうかいへん(1991)は、大月おおつき断層だんそうやく50まんねんまえ河谷こうだにやく100mのみぎずれがあるとして、みぎよこずれ変位へんい速度そくどやく0.2m/せんねんとしているが、年代ねんだい根拠こんきょ明確めいかくでないことと断層だんそうなみはしする断層だんそうたい北西ほくせい部分ぶぶん位置いちすることから、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ研究けんきゅう推進すいしん本部ほんぶでは変位へんい速度そくど不明ふめいとしている[4]。しかし、京都きょうと大学だいがく防災ぼうさい研究所けんきゅうじょ六甲ろっこう鶴甲つるかぶと観測かんそくしつでの観測かんそく結果けっか発表はっぴょうによれば、阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいは0.1から0.2mm/とし(0.1から0.2m/せんねん)でうごいている測定そくてい結果けっかられている[5]

地図ちず

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大月おおつき断層だんそう水色みずいろ)、五助橋ごすけばし断層だんそう黄色おうしょく)のおおよその位置いち:● (表示ひょうじ環境かんきょうにより位置いちがズレることがある)

関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ a b 松山まつやま紀香のりか, 岡田おかだあつしただし, 「空中くうちゅう写真しゃしん判読はんどくによる六甲山地ろっこうさんちみなみふもとかつ断層だんそう詳細しょうさい」『かつ断層だんそう研究けんきゅう』 1991かん 9ごう 1991ねん p.69-92, 日本にっぽんかつ断層だんそう学会がっかい, doi:10.11462/afr1985.1991.9_69
  2. ^ 神戸大学こうべだいがく 発達はったつ科学かがく研究けんきゅう紀要きよう 田結庄たいのしょう良昭よしあき 藤田ふじた智子さとこ 神戸こうべ東部とうぶ大月おおつき断層だんそうともな斜面しゃめん崩壊ほうかい分布ぶんぷ特徴とくちょう
  3. ^ 神戸こうべ市役所しやくしょ建設けんせつ工学こうがく研究所けんきゅうじょ 平成へいせい11ねん7がつ発行はっこう 阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさい神戸こうべかつ断層だんそう p29
  4. ^ 地震じしん調査ちょうさ研究けんきゅう推進すいしん本部ほんぶ 地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい 平成へいせい17ねん1がつ12にち 六甲ろっこう淡路島あわじしま断層だんそうたい長期ちょうき評価ひょうかについて
  5. ^ 地震じしん予知よち連絡れんらくかい 会報かいほう59ごう 1998ねん 7−3 京都大学きょうとだいがく大学院だいがくいん理学りがく研究所けんきゅうじょ 京都きょうと大学だいがく防災ぼうさい研究所けんきゅうじょ六甲ろっこう鶴甲つるかぶと観測かんそくしつ観測かんそくされた兵庫ひょうごけん南部なんぶ地震じしん大月おおつき断層だんそう変動へんどう

外部がいぶリンク

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