少しょう弐に満貞みつさだ

凡例はんれい 少しょう弐に 満貞みつさだ
時代じだい	室町むろまち時代ときよ
生誕せいたん	応おう永ひさし元年がんねん（1394年ねん）
死没しぼつ	永えい享とおる5年ねん8月がつ16日にち（1433年ねん9月29日にち）
改名かいめい	頼よりゆき満まん（初はつ名な）→満貞みつさだ→満まん資し
官位かんい	大だい宰おさむ少しょう弐に
氏族しぞく	少しょう弐に氏し
父母ちちはは	父ちち：少しょう弐に貞さだ頼よりゆき
兄弟きょうだい	満貞みつさだ、横岳よこだけ頼房よりふさ
子こ	資し嗣、嘉よしみ頼よりゆき、教きょう頼よりゆき、馬場ばば頼よりゆき経けい、筑紫つくし頼よりゆき門もん

少しょう弐に 満貞みつさだ（しょうに みつさだ）は、室町むろまち時代ときよの武将ぶしょう。少しょう弐に氏し11代だい当主とうしゅ。

略歴りゃくれき

応おう永なが元年がんねん（1394年ねん）、少しょう弐に貞さだ頼よりゆきの子ことして誕生たんじょう。3代だい将軍しょうぐん・足利あしかが義満よしみつから偏へん諱いみなを受うける。初はつ名なは頼よりゆき満みつる。応おう永ひさし11年ねん（1404年ねん）、父ちち・貞さだ頼よりゆきの死しにより家督かとくを継つぐ。応おう永なが3年ねん（1396年ねん）に九州きゅうしゅう探題たんだいとなった渋川しぶかわ満みつる頼よりゆきとは幾度いくどとなく戦たたかった。

応おう永なが26年ねん（1419年ねん）、満まん頼よりゆきが探題たんだい職しょくを辞任じにんし引退いんたい、満まん頼よりゆきの子こ・義よし俊しゅんが新あらたな探題たんだいとなる。同年どうねん、李り氏し朝鮮ちょうせんによる対馬つしま侵攻しんこう(応おう永ながの外寇がいこう)を迎撃げいげきしたと幕府ばくふへ報告ほうこくした。応おう永なが30年ねん（1423年ねん）、博多はかたにて探題たんだい・渋川しぶかわ義よし俊しゅんと戦たたかい破やぶる。応おう永なが32年ねん（1425年ねん）、義よし俊しゅんの反撃はんげきを退しりぞけるも、北九州きたきゅうしゅうの抗こう争そうを平定へいていすべく下向げこうしてきた大内おおうち盛見もりみに敗北はいぼく、博多はかたを放棄ほうきせざるを得えなくなった。満貞みつさだを破やぶった盛見もりみは正せい長ちょう元年がんねん（1428年ねん）に従兄じゅうけい・義ぎ俊しゅんから探題たんだい職しょくを譲ゆずられた渋川しぶかわ満直みつただを援助えんじょして九州きゅうしゅうでの勢力せいりょく拡大かくだいを図はかった。永えい享とおる3年ねん（1431年ねん）、満貞みつさだは筑前ちくぜん国こくの領有りょうゆうをめぐって盛見もりみと敵対てきたいした大友おおとも持じ直じきと共ともに盛見もりみと戦たたかい、盛見もりみを敗はい死しさせた。

永えい享とおる5年ねん（1433年ねん）3月がつ、幕府ばくふから満貞みつさだの追討ついとう令れいを受うけて九州きゅうしゅうに下向げこうした大内おおうち持世もちよと戦たたかい、有ゆう智さとし山城やましろで敗北はいぼく。筑前ちくぜん秋月しゅうげつ城じょうで戦死せんしした。

子こ・資し嗣は肥前ひぜん国こく与賀よか庄しょうの戦たたかいで戦死せんし、嘉よしみ頼よりゆき・教きょう頼よりゆきは対馬つしまの宗そう氏しを頼たよって落おち延のびた。

出典しゅってん

• 『新選しんせん事績じせき通どおり考こう』（三さん十じゅう一いち、系図けいず附録ふろく五ご）
• 『称しょう光こう天てん皇紀こうき』（第だい十じゅう七なな、自じ応おう永なが二に十じゅう六ろく年ねん四よん月がつ至いたり同年どうねん六ろく月がつ）
• 『歴代れきだい鎮西ちんぜい要略ようりゃく』