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市川橋(いちかわばし)は、兵庫県姫路市の市川にかかり、姫路市東郷町と同市花田町一本松を結ぶ国道2号の橋である。
江戸時代は、市川には橋が架けられず、渡し船で川を渡っていた。1875年(明治8年)に木橋が架けられ、1908年(明治41年)6月、一本松より東郷町へ通じる国道に延長490m余の鉄橋が架けられた。その鉄橋は、当時兵庫県下で最長の橋であった[1]。現在の橋は、1941年(昭和16年)内務省によって架け替えられた。橋長246m、全幅9m、11径間のRCカンチレバー桁橋である[2]。付近に市川を渡る橋が少ないため、渋滞しやすい。
橋西側には、国道2号に沿って市川橋通の地名がある。
市川橋通[編集]
国道2号の市川橋西詰交差点〜姫路天神前交差点間の両側に位置する地名である。2丁目まである。姫路天神前交差点では国道312号と接続しており、また兵庫県道516号姫路環状線の起点・終点でもある。
- 姫路バイパス(市川橋の南側を通る国道2号のバイパス)
- ^ 柳沢忠 (1982年8月). “船場川の流れ” (pdf). p. 69. 2013年12月31日閲覧。
- ^ 杉山勝. “国道2号 市川橋橋梁補修工事”. 2013年12月27日閲覧。