平賀ひらが亀ひさし祐ゆう

平賀ひらが 亀ひさし祐ゆう

平賀ひらが 亀ひさし祐ゆう （ひらが かめすけ、1889年ねん9月25日にち - 1971年ねん11月4日にち）は日本にっぽん生うまれで、フランスで活躍かつやくした画家がかである。

略歴りゃくれき

三重みえ県けん志摩しま郡ぐん片田かたた村むら（現げん・志摩しま市し志摩しま町まち片田かたた）に、漁師りょうしの平賀ひらが利三郎としさぶろうの一人ひとり息子むすこに生うまれた。絵えを描えがくことと西洋せいよう絵画かいがへの興味きょうみから、漁師りょうしを継つがず、1906年ねん3月がつ、16歳さいの時とき、神戸こうべ港こうから外国がいこく船せんでサンフランシスコに渡わたった。父親ちちおやからもらった300円えんを手てにアメリカにわたり、1955年ねんまで日本にっぽんに戻もどることはなかった。1906年ねん4月がつ、米国べいこく移民いみんとなり、時計とけい宝石ほうせき店てんの見習みならいや、サンペドロで漁師りょうしとして働はたらいて学資がくしを稼かせぎ、1909年ねんからサンフランシスコ美術びじゅつ学校がっこうで、ページズ（Jules Eugene Pages）に学まなんだ。1915年ねんに学校がっこうの展覧てんらん会かいで大賞たいしょうを得えて卒業そつぎょうした。同おなじ年ねんのサンフランシスコ万国博覧会ばんこくはくらんかいで日本にっぽん館かんの装飾そうしょくの仕事しごとを行おこない、アメリカ国内こくないやハワイなどの各地かくちの日本にっぽん大使館たいしかんの内装ないそうの仕事しごとを依頼いらいされるようになった。1925年ねんにパリに渡わたり、私立しりつ学校がっこうのアカデミー・ジュリアンに入学にゅうがくし、リュシアン・シモンやジャン＝ポール・ローランスに学まなんだ。

1926年ねんに国民こくみん美術びじゅつ協会きょうかい展てんに入選にゅうせんし、1927年ねんからサロン・ドートンヌや国民こくみん美術びじゅつ協会きょうかい展てんに出展しゅってんし、1930年ねん12月にCharpentier Galleryで開ひらかれた個展こてんで成功せいこうを収おさめた。1934年ねんに国民こくみん美術びじゅつ協会きょうかい展てんで銅賞どうしょうを受賞じゅしょう、4年ねん後ご銀賞ぎんしょうを受賞じゅしょうした。1954年ねんにコロー賞しょうと日本人にっぽんじん初はつの金賞きんしょうを受賞じゅしょうした。長ながいフランス滞在たいざいにより、アンドレ・ドラン、ジョルジュ・ブラック、パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、藤田ふじた嗣治つぐじといった美術家びじゅつかと友人ゆうじんとなった。1955年ねんに日本にっぽんに50年ねんぶりに帰国きこくした。1971年ねんにパリで没ぼっした。

1954年ねんにレジオンドヌール勲章くんしょうを受勲じゅくんし、1961年ねんに日本にっぽん政府せいふから勲くん三さん等とう瑞宝章ずいほうしょう、紺綬こんじゅ褒章ほうしょうを受勲じゅくんした。没後ぼつごに勲くん三さん等とう旭日きょくじつ中ちゅう綬章じゅしょうを追贈ついぞうされた。1972年ねん、片田かただ稲荷いなり神社じんじゃに記念きねん碑ひが建たてられた。三重みえ県けん志摩しま市し大王だいおう町まちに平賀ひらが亀ひさし祐ゆう記念きねん館かんがつくられている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 平賀ひらが記念きねん館かんパンフレット
• 平賀ひらが亀ひさし祐ゆう 片田かただ稲荷いなり神社じんじゃHP　人物じんぶつ