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忍者にんじゃらホイ! 痛快つうかいうんがちょこ忍法にんぽうでん!!

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
忍者にんじゃらホイ!
痛快つうかいうんがちょこ忍法にんぽうでん!!
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応たいおう機種きしゅ ファミリーコンピュータ
開発元かいはつもと ログインソフト
発売はつばいもと アスキー
プロデューサー アイ アンド エス
ディレクター さくまあきら
音楽おんがく 関口せきぐち和之かずゆき
美術びじゅつ 土居どい孝幸たかゆき
人数にんずう 1人ひとり
メディア 3メガビット+64キロRAMロムカセット[1]
発売はつばい 日本 199008081990ねん8がつ8にち
その 型式けいしき:HSP-34
テンプレートを表示ひょうじ

忍者にんじゃらホイ! 痛快つうかいうんがちょこ忍法にんぽうでん!!』(にんじゃらホイ! つうかいうんがちょこにんぽうでん!!)は、1990ねんに、アスキーから発売はつばいされたファミリーコンピュータ専用せんようのRPGソフト。

概要がいよう

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ハドソンから発売はつばいされたRPG『桃太郎ももたろう伝説でんせつ』(1987ねん)シリーズを手掛てがけたさくまあきら(ゲーム監督かんとく)、土居どい孝幸たかゆき(キャラクターデザイン)、関口せきぐち和之かずゆき音楽おんがく)のさんしゃまねいて制作せいさくした和風わふうギャグRPGで、ダジャレやパロディ要素ようそつよい。『ファイナルファンタジーII』(1988ねん)の魔法まほうのように、忍術にんじゅつ使つかうたびに5段階だんかいにパワーアップするシステムが採用さいようされている。

ゲーム内容ないよう

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忍術にんじゅつ

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忍術にんじゅつ天狗てんぐまたは修行しゅぎょう忍者にんじゃからおそわる。 修行しゅぎょう忍者にんじゃとはたたかうことになり、天狗てんぐとはいろいろな課題かだいをクリアすることによりじゅつおしえてもらえる。戦闘せんとう使つかじゅつは、なんかい使つかううちに効果こうかつよくなっていき、「ノーマル」「ハイパー」「スーパー」「ウルトラ」「ミラクル」と5段階だんかい成長せいちょうする。

通常つうじょう忍術にんじゅつ

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天狗てんぐからおそわることができる。フィールドじょうでしか使つかえない。

とびきり(り)
まちむらに、かえることができる。
すいとん(みず遁)
浅瀬あさせおよいでわたることができる。
きんぽ(きむあゆみ
いちあるくごとにかねえる。まちなかでは使つかえない。
どとん(遁)
エンカウントくす。
なみこし(なみこし
だれでもわらわすことができる。
ぬけだし(し)
一瞬いっしゅんにして洞窟どうくつしろから地上ちじょうもどれる
いだてん(韋駄てん
移動いどう速度そくどはやくなる。
うんめい(運命うんめい
なにこるかからない。

プレイヤーが使つかうことができる忍術にんじゅつ

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ぴろりん
味方みかたいちにん体力たいりょく回復かいふく
きつねび(狐火きつねび
てきいちにん攻撃こうげきする。
ひばしり(はしり)
複数ふくすうてきにダメージをあたえる。
かげぬい(かげい)
てきうごけなくするじゅつ
ふにゃら
てき守備しゅびりょく攻撃こうげきりょくげる。
とんずら
確実かくじつてきからげられる。
ぶんしん(分身ぶんしん
分身ぶんしんあらわれて戦闘せんとうくわわる(プレイヤーの指示しじできる回数かいすうえる)。
どっかん
ボスキャラ以外いがい雑魚ざこほうむることができる。

あかねのじゅつ

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まもり(まもり)
仲間なかま守備しゅびりょくげる。
ほたるび(蛍火ほたるび
てきじゅつ効果こうかげる。
げんき(元気げんき
味方みかた全員ぜんいん体力たいりょく回復かいふくする。
あやつり(あやつり)
てきあやつり、命令めいれいすることができる。
わざわけ(わざけ)
自分じぶんわざ半分はんぶんを、プレイヤーにける。
あすなろ
味方みかた攻撃こうげきりょくげる。
めざまし(目覚めざまし)
味方みかたにかかったじゅつく。
かげろう(陽炎かげろう
命中めいちゅうりつげる。

あらすじ

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主人公しゅじんこうふうまるしのびのさと占領せんりょうしたドクロ一族いちぞく首領しゅりょう・ドクロ将軍しょうぐん退治たいじするためしのびのさとめぐり、忍者にんじゃけんたかまるいもうとのあかねを仲間なかまにし、なぞ忍術にんじゅつしめされている“ラホイの巻物まきもの”のありかをしめす5つの巻物まきものさがすことに。

登場とうじょう人物じんぶつ

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味方みかた

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プレイヤー(デフォルトめいふうまる
とうさく主人公しゅじんこう攻撃こうげきりょくたかぶんあし致命ちめいてきおそい。
たかまる
忍者にんじゃけん攻撃こうげきりょく、すばやさともに問題もんだいないが、じゅつ使つかえない。
あかね
ふうまるいもうとじゅつおも使つかうが、攻撃こうげきりょく防御ぼうぎょりょくい。おさなころに、はなばなれでそだてられたため、ふうまるとは面識めんしきい。
ラホイ
ふうまるちちいしにされている。
雲谷うんこくひとし(うんこくさい)
ふうまるそだてのおやふうさと村長そんちょう
つづら半蔵はんぞう
あかねのそだてのおや
たづ
かつてラホイとともたたかったにんけん
高島たかしまたいら忠夫ただお(たかしまだいらただお)
このゲームの解説かいせつしゃだが、のちにうたのまち住民じゅうみんやくとして登場とうじょうする。もとネタは高島たかしま忠夫ただお
ほーしの監督かんとく
ほしのまち野球やきゅうチームの監督かんとく。ほしの巻物まきものっている。もとネタは当時とうじ中日ちゅうにち監督かんとくだった星野ほしのせんいち
うんのすけ
うんちのむら若君わかぎみ黄金おうごんすいをかけて体力たいりょく回復かいふくさせてくれる。
とびまさ
色々いろいろ場所ばしょ出会であことになる職人しょくにん数々かずかず発明はつめいひんつくってくれる。
天邪鬼あまのじゃく
桃太郎ももたろう伝説でんせつ名物めいぶつキャラクター。まめしぼりをかぶり、ふんどしではなくひょっとこのおめん着用ちゃくようしている。
ふくかみ
桃太郎ももたろう伝説でんせつ名物めいぶつキャラクター。托鉢たくはつそうふう格好かっこうをしている。
貧乏神びんぼうがみ
桃太郎ももたろう伝説でんせつ名物めいぶつキャラクター。ドクロのずきんをかぶっている。

ドクロ一族いちぞく

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げんぶ
四天王してんのう一人ひとり卑怯ひきょう使つかい、小物こものっぽいところおおいものの、実力じつりょく相当そうとうものである。ラストダンジョンでは四天王してんのうとも再戦さいせんすることになる。
びゃっこ
四天王してんのう一人ひとり四天王してんのうとは幾度いくどとなくたたかことになるが、この白虎びゃっこ若干じゃっかん目立めだつシーンがすくない。四天王してんのう専用せんよう戦闘せんとう音楽おんがくく、通常つうじょう戦闘せんとうおなじである。
せいりゅう
四天王してんのう一人ひとり主人公しゅじんこうたち小馬鹿こばかにしている。やはり実力じつりょく相当そうとうものそうじて四天王してんのう体力たいりょくちからたかく、じゅつとおつらい。こいつのしろであかねは仲間なかまになる。中盤ちゅうばん以降いこうのボスは、ぶんしん、あすなろ、まもりがかせない。
すざく
四天王してんのう一人ひとりはじめてのたたかいはたかまると二人ふたりいどことになるが、非常ひじょうきびしい状況じょうきょうでの戦闘せんとうになる。
うだいじんドクロ
ドクロ将軍しょうぐん部屋へやたたかことになるボス。左大臣さだいじんドクロとともおそってくる。きわめて体力たいりょくたかい。
とくわざ使つかってこないものの、かなり消耗しょうもうするたたかいになる。
さだいじんドクロ
ドクロ将軍しょうぐん部屋へやたたかことになるボス。右大臣うだいじんドクロとともおそってくる。きわめて体力たいりょくたかい。
たおしたのち一旦いったん回復かいふく補充ほじゅうもどっても復活ふっかつしないので、手間てまはかかるが出直でなおしたほうい。
ドクロ将軍しょうぐん
ほんゲームにおける最後さいごてき。5つの巻物まきものしめところはいるアイテムを戦闘せんとうちゅう使つかわなければ、まともにダメージがあたえられない。
攻撃こうげき方法ほうほう強力きょうりょく通常つうじょう攻撃こうげきと、まれにしか使つかわない地獄じごくしゃじゅつ(麻痺まひ効果こうか)。
たおれるさいに「ふたたわたしのようなものがあらわれるやもしれん」とれる発言はつげんのこくずる。ラスボスとしての専用せんよう戦闘せんとう音楽おんがくがある。

スタッフ

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アスキースタッフ
  • 制作せいさく指揮しき石渡いしわた武彦たけひこ
  • プログラマー:かがもりあき、わたなべたくや
  • グラフィック:とくだりょうたろう
  • 音響おんきょう効果こうか:おぎわらみつのり
  • 制作せいさく進行しんこう池田いけだ浩一こういち
  • マニュアル:はたのかつひろ
  • テストプレイ:さとうなほ、島居しまい貴史たかし
  • シナリオスタッフ:はくやまさかず、こいでたく、まつもとたづ、井沢いざわひろし菊池きくち晃弘あきひろ、いいずかひろゆき
  • 協力きょうりょく樹原きはら涼子りょうこ木原きはらりょうもと、あらきひとし
  • プロデュース:アイ アンド エス

評価ひょうか

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評価ひょうか
レビュー結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
ファミ通ふぁみつう27/40てん[2]
ファミリーコンピュータMagazine20.60/30てん[1]

ゲームファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では合計ごうけい27てんまん40てん[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿」での評価ひょうか以下いかとおりとなっており、20.60てんまん30てん)となっている[1]

項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう かい得度とくど オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 3.74 3.40 3.46 3.54 3.17 3.29 20.60

関連かんれん書籍しょせき

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関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 「5がつ10にちごう特別とくべつ付録ふろく ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazineだい7かんだい9ごう徳間書店とくましょてん、1991ねん5がつ10日とおか、160ぺーじ 
  2. ^ a b 忍者にんじゃらホイ! まとめ [ファミコン] / ファミ通ふぁみつう.com” (日本語にほんご). KADOKAWA CORPORATION. 2017ねん7がつ1にち閲覧えつらん