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きゅう赤色あかいろ砂岩さがん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
きゅう赤色あかいろ砂岩さがん
そうじょ範囲はんい: 後期こうきシルルおさむから初期しょき石炭せきたんまで
きゅう赤色あかいろ砂岩さがん断面だんめん
種別しゅべつ 地層ちそう
いわしつ
おも岩石がんせき 砂岩さがん
その岩石がんせき つぶてがんどろがんシルトがんうす石灰岩せっかいがん
所在地しょざいち
地域ちいき シェトランドからウェールズにかけて
くに イギリス
なが 700 km

きゅう赤色あかいろ砂岩さがん(きゅうせきしょくさがん、きゅうあか砂岩さがんそう[1]えい: Old Red Sandstone)はイギリスシェトランドからウェールズにかけてひろ分布ぶんぷするデボン地層ちそうペルムしん赤色あかいろ砂岩さがん区別くべつされる。厳密げんみつ年代ねんだい後期こうきシルルおさむから初期しょき石炭せきたんまでふくむ。

砂岩さがんおもとし、つぶてがんどろがんシルトがんうす石灰岩せっかいがんられる。沖積ちゅうせき堆積たいせきぶつ砂丘さきゅう湖沼こしょう河川かせんでの堆積たいせきによる。赤色あかいろ酸化さんかてつふくむためだが、灰色はいいろ緑色みどりいろ紫色むらさきいろしめすこともある。カレドニア造山つくりやま運動うんどうによりできたきゅう赤色あかいろ砂岩さがん大陸たいりく浸食しんしょくされた堆積たいせきぶつかんがえられる。

研究けんきゅう

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1787ねん地質ちしつ学者がくしゃジェームズ・ハットン整合せいごう理論りろん発表はっぴょう翌年よくねんスコットランド東海岸ひがしかいがんシッカーポイントで、地質ちしつがくうえ有名ゆうめい傾斜けいしゃ整合せいごう発見はっけんし、理論りろん確証かくしょうした。その整合せいごうはほぼ垂直すいちょくの4おく2500まんねんまえのシルル砂岩さがんをやや傾斜けいしゃした3おく4500まんねんまえきゅう赤色あかいろ砂岩さがんおおうものであった。19世紀せいきにはヒュー・ミラーヘンリー・デ・ラ・ビーチアダム・セジウィックひとし精力せいりょくてき化石かせき調しらべ、デボン決定けっていした。

建築けんちく石材せきざい

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この地層ちそう地表ちひょうている地域ちいきでは石材せきざいとして建物たてもの使つかわれる。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 地学ちがく団体だんたい研究けんきゅうかい地学ちがく事典じてん編集へんしゅう委員いいんかい へん地学ちがく事典じてん』(増補ぞうほ改訂かいていばん平凡社へいぼんしゃ、1981ねんISBN 4-582-11501-2 

関連かんれん項目こうもく

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