星ほしに語かたりて

星ほしに語かたりて～Starry Sky～
監督かんとく	松本まつもと動どう
脚本きゃくほん	山本やまもとおさむ
製作せいさく	新井あらい英夫ひでお
製作せいさく総そう指揮しき	西村にしむら直ただし; 藤井ふじい克徳かつのり
出演しゅつえん者しゃ	要田かなめた禎子さだこ; 螢雪けいせつ次じ朗ろう; 今谷いまたにフトシ; 生島いくしまヒロシ; 赤塚あかつか真人まさと
音楽おんがく	小林こばやし洋平ようへい
撮影さつえい	鈴木すずき雅也まさや
制作せいさく会社かいしゃ	ターゲット
製作せいさく会社かいしゃ	きょうされん
配給はいきゅう	きょうされん
公開こうかい	2019年ねん3月がつ10日とおか
上映じょうえい時間じかん	115分ふん
製作せいさく国こく	日本にっぽん
言語げんご	日本語にほんご
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『星ほしに語かたりて〜Starry Sky〜』（ほしにかたりて、英えい題だい：英えい: Starry Sky）は、2019年ねん 3月がつ10日とおかに公開こうかいされた日本にっぽん映画えいが。

日本にっぽんの障害しょうがい者しゃ向むけ共同きょうどう作業さぎょう所しょの全国ぜんこく組織そしきである「きょうされん」が結成けっせい40周年しゅうねん記念きねんとして企画きかく、製作せいさく。

監督かんとくはこれが初はつの商業しょうぎょう映画えいがデビューとなる松本まつもと動どう。脚本きゃくほんの山本やまもとおさむは障害しょうがい者しゃを題材だいざいとした漫画まんがを多おおく手掛てがけてきた漫画まんが家かである。

あらすじ

2011年ねん3月がつ11日にち。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいが起おこり、岩手いわて県けん陸前高田りくぜんたかた市しの共同きょうどう作業さぎょう所しょ「あおぎり」は、高台たかだいにあったため津波つなみの直接的ちょくせつてきな被害ひがいからは免まぬかれたが、実家じっかに助たすけに戻もどった仲間なかまの一人ひとりを津波つなみで失うしなってしまう。落胆らくたんする作業さぎょう所しょの仲間なかまたちを、女性じょせいの所長しょちょうが励はげましながら、一いち日にちも早はやく障害しょうがいのある人ひとが日常にちじょうを取とり戻もどせるように努力どりょくしていた。

そんな中なか、全国ぜんこく障害しょうがい者しゃネットワークでは、東京とうきょう、秋田あきた、岩手いわて、福岡ふくおかなどの日本にっぽん各地かくちの障害しょうがい者しゃ団体だんたいが連携れんけいして支援しえん活動かつどうを始はじめようとしたときに「障害しょうがい者しゃが消きえた」という情報じょうほうが入はいってくる。多おおくの避難ひなん所しょをまわっても、障害しょうがいのある人ひとがほとんどいないという不思議ふしぎな状況じょうきょうに直面ちょくめんする。

一方いっぽう、福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょ事故じこによって、福島ふくしま県けんのいくつかの地域ちいきでは政府せいふから避難ひなん勧告かんこくが出だされる。福島ふくしま県けん南みなみ相馬そうま市しには仮設かせつ住宅じゅうたくが建たてられ、避難ひなん地域ちいきに指定していされ、共同きょうどう作業さぎょう所しょ「クロスロードハウス」の代表だいひょうらは、避難ひなん出来できずに取とり残のこされた障害しょうがいのある人ひとたちを、放射能ほうしゃのうの危険きけんと闘たたかいながら支援しえんを続つづける。被災ひさい各地かくちに支援しえんセンターが設置せっちされ、次々つぎつぎと支援しえん物資ぶっしが送おくられてきて、全国ぜんこく各地かくちから支援しえん員いんも集あつまってくる。しかしクロスロードハウスの代表だいひょうらには、安否あんぴ確認かくにんのための障害しょうがいのある人ひとの情報じょうほうが必要ひつようだったが、行政ぎょうせいからの個人こじん情報じょうほう保護ほごを理由りゆうに開示かいじされない。法律ほうりつにより守まもられる人権じんけんは支援しえんの障壁しょうへきとなり、一刻いっこくを争あらそう人命じんめい救助きゅうじょとの狭間はざまで苦くるしむ支援しえん員いんたちと、被災ひさいした障害しょうがいのある人ひとたちは、戦たたかっていたのである。

キャスト

今村いまむら澄子すみこ: 要田かなめた禎子さだこ
辻村つじむら翔しょう: 大前おおまえ慧とし
木村きむら和人かずと: 竹内たけうち大まさる
谷口たにぐち孝たかし: 高城たかぎ亨とおる
東あずま淳子じゅんこ: 都倉とくら彩あや加か
木村きむら正江まさえ: 金沢かなざわきくこ
消防しょうぼう隊員たいいん: 大迫おおさこ一平いっぺい
小沢おざわ絹きぬ: 森もり恵美えみ
八重樫やえがし: 生島いくしまヒロシ
戸村とむら: 赤塚あかつか真人まさと
大島おおしま明あきら: 植木うえき紀おさむ世よ彦
浦田うらた光明こうめい: 枝光えだみつ利雄としお
前田まえだ明あきら: 藤ふじ﨑拓美び
岩淵いわぶち: 大賀おおが太郎たろう
照井てるい: 紺野こんのふくた
鈴木すずき: 今野こんのゆか
白木しらき沢さわ: 佐藤さとうしのぶ
篠原しのはら: 喜多きた道枝みちえ
寺井てらい: 大西おおにし典子のりこ
岡本おかもと真澄ますみ: 菅井すがい玲れい
朝間あさま弘行ひろゆき: 射場いばみのる
北村きたむら: 赤津あかつ麻子あさこ
北村きたむらの母はは: 美谷みたに和枝かずえ
畑中はたなか: 國分こくぶ隆たかし登とう
畑中はたなか洋子ようこ: 正木まさき佐和さわ
横川よこかわ: 森田もりた恵子けいこ
赤あかん坊ぼうの母はは: 今吉いまよし祥子さちこ
赤あかちゃん: 高山たかやま翔太しょうた郎ろう
女子高じょしこう生せい: 益えき満まん千夏ちなつ
アナウンサー: 伊い住じゅう聡志さとし
森川もりかわ秀二しゅうじ: 今谷いまたにフトシ
新藤しんどうあつ子こ: 角南すなみ範子のりこ
石川いしかわ: 飯田いいだまさと
河野こうの慶けい次じ: 宮川みやがわ浩明ひろあき
水原みずはら春彦はるひこ: 阿部あべ志こころざし鴻おおとり
大竹おおたけ保広やすひろ: 国枝くにえだ量平りょうへい
坂本さかもと光男みつお: 宮本みやもと大誠たいせい
みち子こ: 山田やまだ真央まお
みち子この母はは: 小野田おのだ由紀子ゆきこ
増永ますなが: 町屋まちや圭けい祐ゆう
神田かんだ: 蔵原くらはら健けん
上野うえの: 松永まつなが麻里まり
水戸みと辺べ: 相馬そうま有紀ゆうき実みのる
山田やまだ晴彦はるひこ: 石田いしだ尚しょう巳み
高橋たかはしトキ: 蓬よもぎ萊照子こ
菅原すがわら敬一けいいち: 鈴木すずき誠一せいいち
桑野くわの明子あきこ: 森田もりた貴美子きみこ
立川たちかわ正治しょうじ: 花はなヶ前ぜん浩一こういち
瀬川せかわ功いさお: 入江いりえ崇史たかふみ
山崎やまざき昌あきら茂しげる: 軍司ぐんじ眞人まさと
三村みつむらさつき: 高井たかい純子じゅんこ
老ろう夫おっと: 山崎やまざき満みつる
老ろう妻つま: 戸村とむら美智子みちこ
老人ろうじん: 古田ふるた稔みのる
縁側えんがわの老人ろうじん: 増田ますだ再起さいき
縁側えんがわの老婆ろうば: 高橋たかはし浩子ひろこ
老婆ろうば: 池田いけだ美穂子みほこ
水原みずはらの父親ちちおや: 古山ふるやま浩ひろし由ゆかり　　　
ボランティア男性だんせい: 秋山あきやまはっちゃん
自衛隊じえいたい員いん: 飯塚いいづか信しん児じ
支援しえん学級がっきゅうの教師きょうし: 吉村よしむらえり
施設しせつ職員しょくいん: 白川しらかわ朝ちょう海うみ
小沢おざわ隆たかし: 螢雪けいせつ次じ朗ろう
ナレーション: 赤塚あかつか真人まさと

スタッフ

監督かんとく：松本まつもと動どう
製作せいさく統括とうかつ：西村にしむら直ただし
企画きかく：藤井ふじい克徳かつのり
脚本きゃくほん：山本やまもとおさむ
音楽おんがく：小林こばやし洋平ようへい
プロデューサー：新井あらい英夫ひでお
撮影さつえい：鈴木すずき雅也まさや
照明しょうめい：古橋ふるはし孝たかし映うつ
録音ろくおん：西岡にしおか正巳まさみ
美術びじゅつ：津留つる啓けい亮あきら
編集へんしゅう：古賀こが陽一よういち
スクリプター：山下やました千鶴ちづる
ヘアメイク：清水しみず美穂みほ
ラインプロデューサー：赤間あかま俊秀としひで
助監督じょかんとく：佐藤さとう吏
制作せいさく担当たんとう：富田とみた政男まさお

製作せいさく

障害しょうがいのある人ひとたちが、地域ちいきで働はたらく・活動かつどうする・生活せいかつすることを応援おうえんする事業じぎょう所しょの全国ぜんこく組織そしきである「きょうされん」が結成けっせい40周年しゅうねん記念きねんとして企画きかく、製作せいさくされた。

きょうされんは、10周年しゅうねんごとに映画えいがを製作せいさくしており、30周年しゅうねん記念きねん映画えいがは冨永とみなが憲治けんじ監督かんとくの『ふるさとをください』。40周年しゅうねんの記念きねん映画えいがとしては、ドキュメンタリー映画えいが『夜明よあけ前ぜん呉ご秀三しゅうぞうと無名むめいの精神せいしん障害しょうがい者しゃの100年ねん』が先さきに公開こうかいされ、『キネマ旬報きねまじゅんぽう』の文化ぶんか映画えいがベストテンで9位いに入はいる。『星ほしに語かたりて』は、きょうされんの5本ほん目めの製作せいさく映画えいがである。

本編ほんぺんの撮影さつえいは、2018年ねん10月がつ1日にちにクランクインし、10月24日にちに主要しゅような撮影さつえいを終おえた。2019年ねん2月がつ28日にちに完成かんせい披露ひろう試写ししゃ会かいが行おこなわれた。

主おもなロケ地ち

封切ふうきり

2019年ねん3月がつ10日とおかに吉祥寺きちじょうじのアップリンク^[1]、および北海道ほっかいどう^[2]などで、先行せんこう上映じょうえいされた。地域ちいきでの自主じしゅ上映じょうえい会かいを中心ちゅうしんに2021年ねん2月がつ25日にち現在げんざい453ヵ所かしょ、38,193人にんが鑑賞かんしょうしている。

受賞じゅしょう

第だい37回かい（2019年度ねんど）日本にっぽん映画えいが復興ふっこう賞しょう　日本にっぽん映画えいが復興ふっこう奨励しょうれい賞しょう　受賞じゅしょう^[3]
「JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD 2020」長編ちょうへん部門ぶもん　最優秀さいゆうしゅう作品さくひん賞しょう（Best Picture）　受賞じゅしょう^[4]