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柏送信所(かしわそうしんしょ)は、千葉県柏市十余二百七十五番地四に所在する、航空自衛隊市ヶ谷基地の送信所である。
周辺の街区地図では「柏通信所」と表記されている。かつて近隣に所在したアメリカ軍の「柏通信所」とは無関係である。
航空自衛隊の指揮管理に関する送信業務を主として行っている施設であり[2]、関東一円の航空自衛隊基地を、無線でつなぐ要となっている。庁舎横には高さ約100mの通信塔を有する[3]。
航空システム通信隊システム管理群中央通信隊送信所小隊が配置され、通信機材やアンテナ等の維持管理及び、一部の基地業務(警備、施設、電気、輸送、給食)を行っている[4]。
施設の所在地は、かつての陸軍柏飛行場の一部に当たる。戦後飛行場の大半は開拓農地となったが、朝鮮戦争勃発に伴いアメリカ軍に接収され、柏無線送信所(後に柏通信所)が設置された。この時敷地南部の旧兵営地区は接収を免れた。
昭和31 (1956) 年、旧兵営地区中央部分に柏送信所が設置され、現在に至る。
防衛大臣直轄部隊[編集]
旧飛行場の営門。奥に送信所がある。