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壁に掲示されている都史跡
杉田玄白墓
栄閑院(えいかんいん)は、東京都港区にある浄土宗の寺院。
江戸時代初期、久蓮社俊誉園応によって開山された。近くの天徳寺の塔頭として創建された
当寺は「猿寺」と呼ばれている。寛永年間(1624年~1645年)、猿まわしの泥棒が当寺の住職によって改心し、猿を残して、諸国行脚の巡礼に旅立った。残された猿は、当寺の飼い猿としてかわいがられた逸話からきている。境内の猿の像はこの逸話を元に建てられたものである[1]。
また当寺には、蘭学者杉田玄白の墓や検校の芦野屋麻績一の墓がある[1]。
- ^ a b 俵元昭 著『港区史跡散歩 (東京史跡ガイド3)』学生社、1992年、37-38p
- 俵元昭 著『港区史跡散歩 (東京史跡ガイド3)』学生社、1992年
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