殿しんがりためし

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殿しんがりためし

殿しんがりためし(でんし、まんしゅうᡩ᠋᠋ᡝ᠋ᠶᡝᠨ
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、deyen de simnembi)とは、中国ちゅうごく科挙かきょ最終さいしゅう試験しけんで、進士しんしとうだいしたしゃが、皇帝こうてい臨席りんせきしたける試験しけんう。試験しけんであるが合格ごうかくしゃさず、合格ごうかくしゃ最終さいしゅうてき順位じゅんいめるだけのものであった。皇帝こうてい面前めんぜんおこなわれたため、面接めんせつ試験しけん誤解ごかいされることがあるが、実際じっさいには筆記ひっき試験しけんである。

そうだいふとしよりはじまったもので、すで進士しんし地位ちいているものたちの順位じゅんいがこの最終さいしゅう試験しけんによってめられ、後々あとあと処遇しょぐうおおきく影響えいきょうした。

殿しんがりためし皇帝こうていみずからがおこな建前たてまえだが、実際じっさいには朝廷ちょうてい大臣だいじん試験しけんかんつとめた。これを読巻大臣だいじんという。読巻大臣だいじんは8めいであり、そのなかには内閣ないかくだい学士がくしふくまれている。

上位じょういより3めいはそれぞれ、だい1じょうもとだい2榜眼だい3さがせはなばれ、高官こうかんとしての将来しょうらい約束やくそくされた。

皇帝こうていみずかおこなうため、ときには皇帝こうていまぐれや(政治せいじてきな)都合つごう順位じゅんい左右さゆうされることもあり、ちょうつばさのようにそれでじょうもとのがしたれいもあった。

参考さんこう書籍しょせき[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]