渋川しぶかわ佑たすく賢けん

渋川しぶかわ 佑たすく賢けん（しぶかわ すけかた、文政ぶんせい11年ねん（1828年ねん） - 安政あんせい4年ねん10月15日にち（1857年ねん12月1日にち））は、幕末ばくまつ期きの江戸えど幕府ばくふ天文てんもん方かた。天文てんもん方かた渋川しぶかわ景けい佑たすくの次男じなん。敬けい直じきの弟おとうと。幼名ようみょうは孫太郎まごたろう。通称つうしょうは膳ぜん司し、後のちに助左衛門すけざえもん。

水野みずの忠邦ただくにの側近そっきんであった兄あに敬けい直じきが水野みずのの失脚しっきゃく後ごに豊後ぶんご臼杵きゅうしょ藩はんに配流はいるされたため、弘ひろし化か4年ねん（1847年ねん）に天文てんもん方かた見習みならいとなり、安政あんせい4年ねん（1857年ねん）3月がつに前年ぜんねんの父ちちの死しを受うけて天文てんもん方かたを継ついだが、その年としのうちに没ぼっした。このため、敬けい直じきの子こである敬けい典てんが養子ようしとなって跡あとを継ついだ。

系譜けいふ

• 父ちち：渋川しぶかわ景けい佑たすく
• 母はは：不ふ詳しょう
• 妻つま：不ふ詳しょう
• 養子ようし：渋川しぶかわ敬たかし典てん - 渋川しぶかわ敬たかし直ただしの子こ

参考さんこう文献ぶんけん

• 広瀬ひろせ秀雄ひでお「渋川しぶかわ佑たすく賢けん」（日にち蘭らん学会がっかい 編へん『洋学ようがく史し事典じてん』（雄松おまつ堂どう出版しゅっぱん、1984年ねん） ISBN 978-4-841-90002-6）
• 市古いちこ貞次ていじ 他た編へん『国書こくしょ人名じんめい辞典じてん 2』（岩波書店いわなみしょてん、1995年ねん） ISBN 978-4-000-80082-2