牛うし欄らん江こう

牛うし欄らん江こう
延長えんちょう	461 km
平均へいきん流量りゅうりょう	-- m3/s
流域りゅういき面積めんせき	13,787 km2
水源すいげん	嵩かさみ明あきら県けん
水源すいげんの標高ひょうこう	-- m
河口かこう・合流ごうりゅう先さき	金沙江きむしゃこう
流域りゅういき	中国ちゅうごく

牛うし欄らん江こう（ぎゅうらんこう、Niulan river、繁体字はんたいじ: 牛うし欄らん江こう, 拼音: Niúlán jiāng）は、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくの雲南うんなん省しょうを流ながれる河川かせんで、長江ながえ上流じょうりゅう（金沙江きむしゃこう）右岸うがんの支流しりゅう。『漢書かんしょ』には堂どう琅江という名なで書かかれている。別名べつめいは牛ぎゅう洪ひろし江こう、牛うし欄らん河かわとも。

昆こん明あきら市しの北部ほくぶ、雲くも貴き高原こうげんにある尋ひろ甸回族ぞくイ族ぞく自治じち県けんの爛ただれ泥どろ篝かがりを流ながれる果はて馬ば河かわを源流げんりゅうとする。本流ほんりゅうは昆こん明あきら市し嵩かさみ明あきら県けんの嘉よしみ麗うらら澤さわに始はじまり、北東ほくとう方向ほうこうへ流ながれ、尋ひろ甸回族ぞくイ族ぞく自治じち県けん、曲きょく靖やすし市しの沾益区く、宣せん威い市し、会沢あいさわ県けん、昭あきら通とおり市しの巧たくみ家か県けん、魯甸県けんを経へて、昭あきら通とおり市し昭あきら陽ひ区くと四川しせん省しょうの境界きょうかい付近ふきんで金沙江きむしゃこうに合流ごうりゅうしている。

大おおきな支流しりゅうには馬うま龍りゅう河かわ、西澤にしざわ河かわ、硝廠河かわ、菜園さいえん子こ河かわ、沙すな壩河等とうがある。上流じょうりゅうの嵩かさみ明あきら県けんや尋ひろ甸回族ぞくイ族ぞく自治じち県けんでは広ひろい盆地ぼんちを通とおり、昆こん明あきら市しとの交通こうつうの便びんがよく農業のうぎょうも盛さかんで、川かわの水みずが灌漑かんがいなどに使つかわれるが、乾季かんきの水量すいりょうは少すくない。中流ちゅうりゅうでは雲くも貴き高原こうげんの山地さんちに入はいり、600メートル近ちかい落差らくさを生いかして多数たすうのダムが作つくられ水力すいりょく発電はつでんが行おこなわれている。下流かりゅうは険けわしい峡谷きょうこく地帯ちたいになり、交通こうつうも不便ふべんな谷間たにまを通とおっている。