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生田信(いくた のぶ、1885年 - 1950年)は、日本の測夫[1](測量助手)。
略歴・人物[編集]
- 静岡県千頭(現在の川根本町)の出身。
- 山に強かったことから、1907年(明治40年)に行われた剱岳での測量(団長:柴崎芳太郎)に測夫として参加。観測結果の記録などを担当した。7月13日、剱岳への登頂を果たした[1]。
- 剱岳への登頂後、帰郷して結婚。行商を経て1928年(昭和3年)に家庭用品販売店を創業。1950年に亡くなるまで従事した。
- 新田次郎の小説『劒岳 点の記』では、若気の至りで無茶をし、柴崎や宇治長次郎らをハラハラさせるも、苦難に直面することで最後は謙虚さの必要性に気づき、仲間を認め合う男として描かれている。
- 静岡新聞「おとな派 エトセトラ」