石頭いしあたま城じょう (南京なんきん)

石頭いしあたま城じょう (南京なんきん)
石頭いしあたま城じょう（2004年ねん）
各種かくしゅ表記ひょうき
繁体字はんたいじ：	石頭いしあたま城じょう
簡体字かんたいじ：	石いし头城
拼音：	shítóuchéng

石頭いしあたま城じょう（せきとうじょう）は、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく江蘇ちぁんすー省しょう南京なんきん市し鼓こ楼ろう区くの清涼せいりょう門もんの北きたに位置いちしている城址じょうし。六朝りくちょうの都とである建たて康やすしの西にし面めんを守まもる城しろ塁るいであった。後こう漢かん末すえの建たて安やすし17年ねん（212年ねん）に孫まご権けんにより築城ちくじょうされた。1988年ねん1月がつ13日にち、国務こくむ院いんにより全国ぜんこく重点じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご単位たんいに指定していされた。現在げんざいは城壁じょうへきの一部いちぶが残のこり、その城壁じょうへきの模様もようが鬼おにの顔かおに見みえるということから、別称べっしょうを鬼おに臉城とも称しょうす。

清涼せいりょう山やまの自然しぜん地形ちけいを利用りようして土どと石いしで築城ちくじょうし、西にしと北きたの両面りょうめんは長江ながえに近接きんせつし、地勢ちせいはけわしかった。石頭いしあたま城じょう西南せいなんには烽火ほうか楼ろうがあり、長江ちょうこう上流じょうりゅうと連絡れんらくを通つうじあった。またここには水軍すいぐんの駐屯ちゅうとん地ちで、長江ちょうこう最大さいだいの波止場はとばであり、船舶せんぱく1000艘そうを停泊ていはくさせることができた。

石頭いしあたま城じょうから城壁じょうへきに沿そって北側きたがわは六朝りくちょうの頃ころの城壁じょうへきで、南みなみに行いけば清涼せいりょう門もんである。石頭いしあたま城じょうの城壁じょうへきの上うえを歩あるく場合ばあいは国防こくぼう園えんに入はいる必要ひつようがある。