秀しげるノ山やま (年寄としより名跡みょうせき)

秀しげるノ山やま（ひでのやま）は、日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいの年寄としより名跡みょうせきのひとつ。初代しょだい・秀しげるノ山やまが四股しこ名めいとして名乗なのっていたもので、その由来ゆらいは定さだかではない。

10代目だいめは横綱よこづな・玉たまの海うみ（片男波かたおなみ部屋へや）に名跡みょうせきを譲渡じょうとする意向いこうがあったといわれるが、10代目だいめ自身じしんが1971年ねんに亡なくなった後のち、その数すうヶ月かげつ後ごに玉たまの海うみも現役げんえき力士りきしのまま急逝きゅうせいしたため、名跡みょうせき取得しゅとくが実現じつげんすることはなかった。佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやの部屋へや付つき年寄としよりだった11代目だいめは大関おおぜき・琴きん光喜みつよしに名跡みょうせきを譲渡じょうとする意向いこうを示しめしていたが、琴きん光喜みつよしが2010年ねんに発覚はっかくした野球やきゅう賭博とばく問題もんだいにより日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいを解雇かいこされたことでこれも実現じつげんしなかった。

秀しげるノ山やまの代々だいだい

• 代だい目めの太字ふとじは、部屋へや持もち親方おやかた。

代だい目め	引退いんたい時じしこ名な	最高さいこう位い	現役げんえき時じの所属しょぞく部屋へや	襲名しゅうめい期間きかん	備考びこう
初代しょだい	秀しげるノ山やま傳治郎でんじろう	小結こむすび	伊勢いせノ海うみ-柏戸かしわど-秀しげるノ山部やまべ屋や	?-1823年ねん7月がつ（死去しきょ）	二に枚まい鑑札かんさつ
2代だい	源氏げんじ山吉やまよし太夫たゆう	大関おおぜき	秀しげるノ山部やまべ屋や	1828年ねん3月がつ-1844年ねん4月がつ（死去しきょ）
3代だい	秀しゅうの山やま雷かみなり五ご郎ろう	横綱よこづな	秀しげるノ山部やまべ屋や	1844年ねん10月がつ-1862年ねん5月がつ（死去しきょ）	二に枚まい鑑札かんさつ
4代だい	大だい江山えやま源治げんじ	十じゅう6	秀しげるノ山部やまべ屋や	1862年ねん11月-1863年ねん11月?
5代だい	鹿嶋かしま灘なだ鰐わに右みぎエ門もん	前ぜん6	秀しげるノ山部やまべ屋や	1863年ねん11月-1893年ねん8月がつ（死去しきょ）	二に枚まい鑑札かんさつ
6代だい	天津てんしん風雲ふううん右みぎエ門もん	前ぜん2	秀しげるノ山部やまべ屋や	?-1914年ねん9月がつ（死去しきょ）	二に枚まい鑑札かんさつ
7代だい	小しょう常陸ひたち由太郎よしたろう	関脇せきわけ	出羽でわノ海部かいふ屋や	1918年ねん1月がつ-1927年ねん9月がつ（死去しきょ）
8代だい	若わか常陸ひたち恒吉つねきち	前ぜん1	出羽海でわのうみ部屋へや	1931年ねん1月がつ-1940年ねん9月がつ（死去しきょ）
9代だい	駒こまノ里さと秀雄ひでお	前ぜん2	山分やまわけ部屋へや	1942年ねん5月がつ-1944年ねん11月	10代山分やまわけに名跡みょうせき変更へんこう
10代	笠置山かさぎやま勝一かついち	関脇せきわけ	出羽海でわのうみ部屋へや	1945年ねん11月-1971年ねん8月がつ（死去しきょ）
11代だい	長谷川はせがわ勝敏かつとし	関脇せきわけ	佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや	1976年ねん5月がつ-2009年ねん7月がつ（停年ていねん(定年ていねん)退職たいしょく）
12代だい	琴錦ことにしき功いさお宗むね	関脇せきわけ	佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや	2009年ねん9月がつ-2014年ねん1月がつ	借か株かぶ 11代だい中村なかむらに名跡みょうせき変更へんこう
13代だい	天てん鎧よろい鵬おおとり貴由たかよし輝てる	前ぜん8	尾上おがみ部屋へや	2019年ねん3月がつ-2020年ねん2月がつ	一時いちじ的てき襲名しゅうめい 23代だい音羽山おとはさんに名跡みょうせき変更へんこう
14代だい	琴きん奨すすむ菊きく和弘かずひろ	大関おおぜき	佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや	2020年ねん11月-

関連かんれん項目こうもく

• 秀しげるノ山部やまべ屋や