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秀才しゅうさい (日本にっぽん)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

秀才しゅうさい(しゅうさい)とは、律令制りつりょうせいにおいて式部しきぶしょうおこなった最高さいこう官吏かんり登用とうよう試験しけん秀才しゅうさいためし(しゅうさいし)とも。のち紀伝きでんどう学生がくせいである最優秀さいゆうしゅうしゃである文章ぶんしょう得業とくぎょうせいのみが受験じゅけんできるようになり、また本来ほんらい秀才しゅうさい解答かいとう論文ろんぶんした「対策たいさく」の名称めいしょうひろもちいられるようになり、秀才しゅうさい文章ぶんしょう得業とくぎょうせい別称べっしょうとなった。

概要がいよう

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はくぐんしょつうざいがくたか人物じんぶつ登用とうようするため、「大事だいじ要略ようりゃく」(国家こっか戦略せんりゃく)を方略ほうりゃくさくばれる論文ろんぶんが2だいして論理ろんりりょく文章ぶんしょうりょくうた。最高さいこう成績せいせきである上上じょうじょうだいから下下しもじもだいまで9段階だんかい評価ひょうかがされ、だい4中上なかがみだいよりうえ及第きゅうだいとされたが、及第きゅうだいいたること自体じたい困難こんなんであった。上上じょうじょうだい成績せいせきものせいはちじょうくらいあたえられたが、これはしたがえよんかげによってあたえられるしたがえななよりもひくかった(もっとも、かげ資格しかくしゃおよ孝悌こうてい顕彰けんしょうけたものはそのかげまたは叙位じょいに1かい上乗うわのせされてじょされることになっていた)。また、上中かみなかだいせいはちじょせられた。一方いっぽう上下じょうげだい中上なかがみだい当初とうしょ式部しきぶとめしょうあずかり)あつかいとされていたが、802ねんのべれき21ねん以後いごは、それぞれだいはつじょうだいはつじょされることとなった。

なお、かげ資格しかくしゃ孝悌こうてい顕彰けんしょうしゃたいするあつかいと上下じょうげだい中上なかがみだい及第きゅうだいしゃたいする措置そち秀才しゅうさいあかりけいのみを対象たいしょうとしていた(9段階だんかい評価ひょうかなかちゅうだい以下いか落第らくだいとして1段階だんかいとみなせば5段階だんかい評価ひょうか)を採用さいようしていたのはりょうのみであったため)。なお、802ねんのべれき21ねん以前いぜん前者ぜんしゃ規定きてい上下じょうげだい中上なかがみだい及第きゅうだいしゃには適用てきようされなかった。

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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