第だい一いち次じ印しるしパ戦争せんそう

第だい一いち次じ印しるしパ戦争せんそう
戦時せんじ中ちゅうのインド兵へい
戦争せんそう：印しるしパ戦争せんそう
年月日ねんがっぴ：1947年ねん10月21日にち - 1948年ねん12月31日にち
場所ばしょ：カシミール地方ちほう
結果けっか：国際こくさい連合れんごうの仲裁ちゅうさいにより停戦ていせん
交戦こうせん勢力せいりょく
インド	パキスタン

第だい一いち次じ印しるしパ戦争せんそう（だいいちじいんパせんそう）は、カシミールの帰属きぞくをめぐり、インドとパキスタンの間あいだで行おこなわれた戦争せんそう。印しるしパ戦争せんそうの最初さいしょのものである。この結果けっか、カシミールは両国りょうこくが分割ぶんかつして実効じっこう支配しはいすることとなった。

概要がいよう

停戦ていせん直前ちょくぜんのカシミール

1945年ねん9月2日にちに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが終おわった結果けっか、イギリス領りょうインド帝国ていこくは解体かいたいされる（イギリスがインド植民しょくみん地ちを手放てばなす）ことになったが、1947年ねん8月がつ15日にちに正式せいしきに独立どくりつするにあたり、宗教しゅうきょう対立たいりつの影響えいきょうからヒンドゥー教徒きょうと中心ちゅうしんのインド連邦れんぽうとイスラム教徒きょうと中心ちゅうしんのパキスタンとに分わかれて独立どくりつすることとなった。イギリス領りょうインドは直轄ちょっかつ領りょうおよび藩はん王国おうこくからなっており、ほとんどの藩はん王国おうこくは、インドまたはパキスタンに帰属きぞくすることで、問題もんだいは少すくなかった。しかし、いくつかの藩はん王国おうこくでは問題もんだいが生しょうじ、両りょう勢力せいりょくに挟はさまれたジャンムー・カシミール藩はん王国おうこくについても同様どうようであった。

ジャンムー・カシミール藩はん王国おうこくは藩はん王おうのハリ・シングがヒンドゥー教徒きょうとであり、住民じゅうみんの8割わりがイスラム教徒きょうとであった。そのため、帰属きぞくを決きめかねていたが、インド・パキスタンの独立どくりつ後ご、両国りょうこくから帰属きぞくへの圧力あつりょくがかけられていた。ハリ・シングは独立どくりつを望のぞんだが、住民じゅうみん間あいだではパキスタンへ帰属きぞくを求もとめ、暴動ぼうどうが行おこなわれるようになった。10月21日にちにはイスラム教徒きょうとの民兵みんぺいがパキスタンから進入しんにゅうを開始かいしし、これに対抗たいこうするため、ハリ・シングはインドへ武力ぶりょく介入かいにゅうを要請ようせい、10月27日にちにはシュリーナガルへの兵力へいりょく展開てんかいを開始かいしし、第だい一いち次じ印しるしパ戦争せんそうが勃発ぼっぱつすることとなった。

間あいだもなく、パキスタン正規せいき軍ぐんも投入とうにゅうされ、カシミール西部せいぶを中心ちゅうしんに戦闘せんとうが行おこなわれた。国際こくさい連合れんごうは1948年ねん1月がつ20日はつかの国際こくさい連合れんごう安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かい決議けつぎ39でもって停戦ていせんを求もとめたが、戦争せんそうは継続けいぞくされ、停戦ていせんとなったのは1948年ねん12月31日にちのことであった。

この戦争せんそうの結果けっか、カシミールの6割わりはインドの実効じっこう支配しはいするところとなり、残のこりがパキスタンの支配しはい下かとなった。停戦ていせん監視かんしのため、国際こくさい連合れんごうインド・パキスタン軍事ぐんじ監視かんし団だん(UNMOGIP)が派遣はけんされたが、恒久こうきゅう的てきな和平わへいは結むすばれず、1965年ねんに第だい二に次じ印しるしパ戦争せんそうが勃発ぼっぱつすることとなる。

関連かんれん項目こうもく

• 印しるしパ戦争せんそう
  • 第だい二に次じ印しるしパ戦争せんそう
  • 第だい三さん次じ印しるしパ戦争せんそう