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しゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

しゃ(しゃ、うすぎぬ、さ)とは綟りられた、うすとお絹織物きぬおりもの

横糸よこいとを1ほんずつったうえで、つよ撚糸ねんし縦糸たていとを2ほんずつからませてげたもので、生糸きいとげることがおおい。 から発生はっせいしたもので特殊とくしゅ使つかちがって通常つうじょうることができ、中国ちゅうごくではとうまつからそうだいにかけてだい流行りゅうこうした。 日本にっぽんでは平安へいあん時代じだいごろにはなつ衣料いりょうとしておおいにもちいられたが、天正てんしょう年間ねんかん大陸たいりくから最新さいしん技術ぎじゅつさい導入どうにゅうされて現在げんざいかたちになった。

雅楽ががく装束しょうぞくや、夏物なつもの着物きものなどに使つかわれる。

現在げんざいではほとんどにすることはないが、ぼんやりとしたようしめす『しゃがかかったような』という表現ひょうげんいま使つかわれている。

しゃ種類しゅるい

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あらわぶんしゃ(けんもんしゃ)
しゃ衣装いしょう模様もよう部分ぶぶんだけを平織ひらおりしたもの。生地きじあつくなっている模様もよう部分ぶぶんしゃからがってえる。ころもぶんどう高倉たかくらりゅうでいう「ぶんしゃ」。
とおるぶんしゃ(すきもんしゃ)
あらわぶんしゃぎゃくに、平織ひらおり衣装いしょう模様もよう部分ぶぶんだけをしゃしたもの。したかさねた衣装いしょういろ模様もよう部分ぶぶんからけてえる。高倉たかくらりゅうではこちらを「あらわぶんしゃ」とぶ。
こくしゃ(こめしゃ)
しゃ衣装いしょう模様もよう部分ぶぶんだけをこく経糸たていとほんいちくみにした平織ひらおりった部分ぶぶんつぶならべたようにえる)でしたもの。山科やましなりゅうでは「あらわぶんしゃこく」とぶ。
金紗きんしゃ(きんしゃ)
金糸きんしなどをんだしゃでかなりの高級こうきゅうひんたけべらで金箔きんぱくんだもの。中世ちゅうせい高級こうきゅう武士ぶしよろい直垂ひたたれこのんで使つかった。

関連かんれん項目こうもく

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