総括そうかつ

総括そうかつ（そうかつ）とは、物事ものごとを一ひとつにまとめ、締しめくくること。事業じぎょうの途中とちゅうで行おこなう場合ばあい、中間ちゅうかん総括そうかつ(中ちゅう括くく)と呼よぶ。

• 医療いりょう機関きかんが診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう時じに請求せいきゅう書類しょるいをまとめて提出ていしゅつする一連いちれんの作業さぎょう。近年きんねんはレセプト電算でんさん請求せいきゅうが主おもとなったが、当時とうじの名残なごりとしてこのように呼称こしょうする。全すべての請求せいきゅう書類しょるいの数字すうじをまとめて記載きさいしたものを総括そうかつ表ひょうと呼よぶ。
• 革新かくしん政党せいとう、労働ろうどう組合くみあい、学生がくせい組織そしきなどが、一ひとつの闘争とうそうを行おこなった段階だんかいあるいは大会たいかいの時期じきなどに、それまでの活動かつどうをしめくくる意味いみで成果せいかや欠点けってんを明確めいかくにさせること。一種いっしゅの左翼さよく用語ようごで、運動うんどうに欠かかせないものとなっている。
  • 上記じょうきのように左翼さよく用語ようごと思おもわれがちだが、実際じっさいには保守ほしゅ、中道ちゅうどう政党せいとうや企業きぎょう、団体だんたいなどでも活動かつどうを締しめ括くくり評価ひょうかや改善かいぜん点てんを明あきらかにする行為こういを指さす用語ようごとして定着ていちゃくしている。より現代げんだい風ふうに言いえばPDCAサイクルのCとAに該当がいとうする部分ぶぶんと言いえる。
  • 本来ほんらいは上記じょうきの意味いみだが、1971年ねんから1972年ねんの連合赤軍れんごうせきぐんの山岳さんがくベース事件じけんでは「死しの制裁せいさい」として使用しようされた。総括そうかつ (連合赤軍れんごうせきぐん) を参照さんしょう。